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なぜTreasure Data CDPを利用するのか

2024/07/18に公開

この記事について

顧客データ活用を支援しているインキュデータでは、Treasure Data CDPの導入支援も行っています。

Treasure Data社の公式ドキュメント(英語のみ)の情報を、zennを通して日本語で紹介します。

※この記事はTreasure Data社のドキュメントを翻訳、意訳したものです。
また独自の説明を加えた部分もあります。

顧客データプラットフォーム(Treasure Data CDP)の重要性

多くの企業がマーケティングキャンペーンを支援するために顧客データプラットフォーム(CDP)を利用しています。しかし、顧客データをすべてのブランド、すべてのチャネル、企業全体で活用しないのであれば、それは単なる新しいデータサイロを作り出しているに過ぎません。Treasure Dataは、このデータの分断を克服し、顧客対応から運用に至るまで、過去のインタラクション、リアルタイムの行動、AIによる予測に基づいた統一された顧客プロファイルを提供しています。

Treasure Data CDPの優位性とは

Treasure Dataは、ブランドが顧客体験の限界を押し広げる手助けをするエンタープライズCDPです。Treasure Dataは、あらゆるデータソースからデータを取り込み、あらゆる形式で対応できます。データの上に直接AIと機械学習(ML)を重ねることで、各個の顧客にもっとも関連性の高いアクション可能なインサイトを提供します。データとインサイトに直接つながるエンゲージメントを実現し、チームは迅速に複数のユースケースを有効化し、すべての顧客インタラクションをパーソナライズできます。

Treasure Data CDPは単なるマーケティングツールではなく、ビジネスの「頭脳」と言えるでしょう。

Treasure Data CDPがもたらすメリット:

  • 統一された真実の源を通じて顧客理解が向上
  • 顧客とのエンゲージメント方法に関する意思決定の向上
  • マーケティングチームと顧客体験ツールの効率性の向上

顧客データプラットフォームとは

Treasure DataはCDPです。CDPとは何か、その仕組みを理解することで、Treasure Dataが組織にどのような利益をもたらすかが明確になります。顧客データを活用して顧客を理解し、より良い顧客体験を提供する技術が重要になってきていますが、多くの組織はデータが分散しており、それを統一する方法がありません。ここでCDPがその解決策となります。

CDPは、複数の外部および内部ソースから収集されたデータを使用してリッチな顧客プロファイルを構築する統一された顧客データベースです。CDPはデータを洗浄し、結合し、他のシステムで個別化された顧客プロファイルを活用することで、売上の増加、顧客体験の向上、成長機会の特定を支援します。

Treasure Data CDPの構成要素

  1. スケールと信頼性

    • データセキュリティ、データガバナンス、データプライバシーが基盤です。
  2. データの収集と統合

    • あらゆるデータソースからデータを接続し、CDPに簡単に取り込むことができます。
  3. セグメント化とアクティベーション

    • Audience Studioを利用して、さらに深いインサイトを得てデータをアクティベーションの準備を行います。
  4. 実験と分析

    • Segment Insightsを利用してセグメントのメトリクスを視覚化し、マーケティングキャンペーンの効果を最大化します。
  5. 意思決定

    • AI/MLとカスタマージャーニーオーケストレーションツールを活用して意思決定能力を強化します。

Treasure Data CDPができること

Treasure Dataは、企業全体の顧客体験の「頭脳」として設計されています。複数の業界やグローバルなロケーションにまたがる企業に対して、柔軟性とスケーラビリティを提供し、戦略的および機能的なチーム間のギャップを埋め、業界最高の顧客体験を提供します。

業界別のソリューション:

  • 小売業: 顧客のライフタイムバリューを最大化するためのパーソナライズには不可欠です。
  • 消費者向けパッケージ商品: AIと機械学習を活用した意思決定により、消費者トレンドを予測し、パーソナライズされた購買体験を提供。
  • 自動車業界: 地理的およびライフサイクルステージに渡るデータを活用し、クロスチャネルエンゲージメントを最適化。
  • 金融業界: 規制に準拠した顧客データ活用法を提供し、新規顧客獲得、エンゲージメント、およびリテンションを向上。
  • エンターテイメント、メディア、出版: あらゆるデータを統一し、プレイヤー体験をパーソナライズ。
  • ライフサイエンス: 医療提供者との関係を強化し、データプライバシー規制に準拠。

Treasure Data CDPは、データ駆動型の顧客体験を提供する企業にとって、無視できないツールです。

参考

https://docs.treasuredata.com/articles/pd/why-the-treasure-data-cdp
https://docs.treasuredata.com/articles/pd/what-is-the-customer-data-platform
https://docs.treasuredata.com/articles/pd/how-does-the-treasure-data-cdp-work
https://docs.treasuredata.com/articles/pd/what-can-the-treasure-data-cdp-do-for-you

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