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NFTを貸し出せるERC721Lを作ったよ

2022/06/25に公開

どうもこのアカウントでは初めまして。Web3をちょっとやっているいなりといいます。
趣味で貸出できるNFTを作ったので、折角なので記事にしました。
https://github.com/inaridiy/ERC721L

概要

NFTの作成に一般的に用いられるERC721の拡張機能です。
このコントラクトを使ってNFTを作ると、現状のNFTfiよりもローリスクでNFTを貸出することができます。
この記事では現状のNFTfiの問題点を挙げつつ、ERC721Lの可能性について語ったポエムです。
使い方などはReadmeを参照してください。

既存のNFTfiなどの弱点

既に世にはNFTを貸出できるサービスがいくつかありますが、僕が知る限り以下のどちらかの問題を抱えています。

NFTを持ち逃げされる可能性がある

これはNFTを借りる際に担保をサービス側のコントラクトに預けるパターンで見られる問題です。
つまり、担保を取られてもNFTを欲しいような人が担保を回収せずに高跳びできてしまうということです。
また、この持ち逃げを防ぐためにはNFTのフロア価格よりも多めの担保が必要になりまり、NFTが急騰などすると持ち逃げされるリスクはさらに高まります。

ですが、このタイプのサービスの大きな利点は借りている間にNFTに付属しているユーティリティを全て利用できることです。

NFTのユーティリティを受けれない

もう一つのパターンはプロキシコントラクトのようなものを利用してNFTを保有しているように見せかけることです。
このパターンはNFTをサービス側のコントラクトで管理するため、貸出相手をトラストせずにNFTを貸し出すことができ、また担保も必要ありません。
このパターンは本質的にサービス側がNFTを保有している状態となり、借りる側はサービス側のコントラクトが提供する見せかけのNFTを借りることしかできないです。
そのため、NFT本体に付属しているユーティリティが使えない場合が多く、友人に自慢するぐらいしかできません。

まだ試していないので言い切れないのですが、マルチシグウォレットの発想を応用すればNFTのユーティリティの一部を享受できる可能性はあります。

ERC721Lの利点

ここまで既存のNFTfiの弱点を長々と述べてきました。
なぜこのような弱点が生まれるかというと、現状のERC721は所有者(借用者)が大きなコントロール権を持ってしまっているからです。
そのため、借用者を担保で縛るか、NFTをサービスで管理するかのアプローチしか取れません。

そこで、今回僕が開発したERC721LはNFTをお互いをトラストせずに契約に沿ってNFTを貸し借りできます。
lend関数で貸し出されたNFTは貸出期限が過ぎると、reclaim関数で強制的に取り戻すことができます。
つまり、借りた側はtransferができない以外全てのユーティリティーを使うことができます。

ERC721Lの弱点

先ほどERC721Lの利点を述べましたが、ERC721LにはNFTfiに絶対的に劣るところがあります。
NFTfiサービスは既存のERC721|ERC1155NFTのほぼ全てを扱うことができるのに対し、ERC721Lは既に世に出回っているNFTに適用できない点です。

ERC721Lの可能性

今回、僕がERC721Lを作ったのはトラストレスにNFT貸し出すことができる場合にの可能性を妄想して面白そうだと思ったからです。

GameFiのアイテムをERC721Lで作るとどうなるでしょうか?
現状、多くのGameFiは人気になればなるほど、NFTの価格が上がり、新規参入が難しくなる問題があると思っています。
そのような状況でNFTが貸出が可能になると、GameFiを触ることに対する障壁が大幅に下がるのではないでしょうか。
また、GameFiギルドのような組織もより活発な活動が起こり、そこから話が飛躍しますが、GameFiを使った産業や雇用形態も生まれそうかなと思います。

他にも友達間でNFTを自慢したりなどの現状のNFTfiで行われているような事をよりローリスクで無駄なく行うことができそうかなと思っています。

終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございます。もしよければERC721Lを使ってNFTを作ってみてください。

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