「進捗ありません」について

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「進捗ありません」という気持ちがメンタルに良くない影響を与えることがある。が、本当に進捗がまったくない、なんてことはあるんだろうか。

本当に進捗がないケース

  • 寝てた
  • つい釣りに行ってしまった

睡眠や釣りは進捗している。「進捗がなかった」ではなく「よく眠れた」や「たくさん釣れた」と考えれば、「進捗あり」である。

よくある「進捗ありません」になりがちなケース

考えた結果、無理だったのでアウトプットが何もない

  • 16時間悩んだ結果無理だということがわかったので、何も進捗がでなかった

この場合の進捗はわかりやすい。「無理だということがわかった」事自体が進捗である。出来るのか出来ないのか判断できないまま作業を初めて、1人月使って書いた破綻していて使えないコード10000行比べると、18人日分お得である。
更に「無理だということがわかった」理由を記録して、再度この検討をする際に利用できるようにしておくとそのうち誰かの16時間を更に節約できるかもしれない。

考えた結果、ちょっとの作業で問題が解決した

  • 4時間悩んだ結果コードを1行変更したら解決したので、4時間で1行分しか進捗が出なかった

目に見える進捗は1行であり、1行しか進まなかったという気持ちになるかもしれない。同じ問題の解決のために4時間で1000行変更した場合どうだろうか。進捗は1000行だろうか。同じ問題を解決するのに1行の変更で済むのと1000行の変更で済むのはどっちのが進捗が出ているんだろうか。この場合の進捗は1行ではなく問題の解決そのものではないだろうか。4時間で1行だけ進捗がでた、ではなく、4時間で問題を解決した、と考えるべきだ。コードの変更は目的ではなくあくまで手段なのだから。
この場合も場合によっては4時間で得た知見を記録し展開することで、未来の誰かの進捗につながるかもしれない。この未来の誰かの進捗は、問題の解決と同時に得た進捗の一部である。

想定外の作業が発生したので予定していたアウトプットがない

  • 今日は機能追加するぞ!と思ったら障害が発生してまったく機能追加できなかった

確かに機能追加の進捗はゼロである。なぜなら機能追加に労力を割いていないからだ。労力を割いていなければ進捗はでない。その分他の何かに労力を割いていて、そちらに進捗がでていたのではないだろうか。今回の場合は障害対応である。障害対応に労力を割いたのだから、機能追加の進捗は当然発生しない。
機能追加をしないで釣りに行ってしまった場合、機能追加が進んだかどうかではなくたくさん釣れたかどうかにフォーカスすべきである(釣りをしている時に機能追加の進捗がでることもある)。
同様に障害対応に時間を割いていたのであればその時間の進捗は機能追加ではなく障害対応にフォーカスするべきである。

思ったより大変だったので期待していた進捗がでなかった

  • 8時間で修正出来ると思ったら既存コードが汚すぎて解きほぐしてたら8時間たった

この場合は進捗がでなかったのではなく、見積もりがずれていたのだと考えるべきである。8時間で修正出来ると思ったコードの修正に16時間かかった場合、当然最初の8時間は進捗がまったく出ていないわけではない。8時間の時点での進捗は50%である。この場合、進捗がでなかったのではなく進捗は50%出たが工数が予想の倍だった、と考えるべきである。

まとめ

「進捗ありません」という気持ちになった場合も、大抵の場合は何かしらが進捗している。

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