【毎秒950トークンの暴力】Windsurfの新モデル『SWE-1.5』の紹介
はじめに
AI 開発プラットフォームWindsurfに、開発者の世界を変える可能性を秘めた新モデルが登場しました。その名も『SWE-1.5』。
コーディングの速度と質を両立させたこのモデルは、ゲームチェンジャーとなりうるかも。
Windsurf - The best AI for Coding
Windsurf の新モデル『SWE-1.5』とは?
『SWE-1.5』は、あの伝説的な AI エージェント「Devin」を開発したCognition チームが Windsurf に統合した新しい LLM(大規模言語モデル)です。
単なる高速モデルではありません。実用的なコーディング能力を兼ね備えた、開発者にとっての真の相棒となる存在かも!?
SWE-1.5 の驚異的な特徴
1. 圧倒的な生成速度
毎秒 950 トークンという、他のモデルとは桁違いの速度で出力を生成します。
これがどれほど速いかというと:
- Claude Sonnet: 約 70 トークン/秒
- SWE-1.5: 約 950 トークン/秒
なんとClaude Sonnet の約 13 倍の速さです。
2. 高いコーディング能力
速度だけではありません。エージェントによるコーディング能力を測るベンチマーク「SWE-bench Pro」でも、Claude Haiku などを上回る高いスコアを記録しています。
3. 驚異的なコストパフォーマンス
Windsurf 上で1 クレジットで使用可能です。
比較すると:
- SWE-1.5: 1 クレジット
- Sonnet 4.5: 2 クレジット
- Opus: 20 クレジット
速度も性能も高いのに、コストは最も安い。これは革命的です。
開発の背景と哲学
Cognition チームの素晴らしい点は、単にモデル(LLM)の性能を上げるだけでなく、**モデルを制御し、ツールを使わせるための周辺環境(エージェント・ハーネス)**も同時に最適化したことです。
これにより、従来の「賢いが遅い AI」と「速いが賢くない AI」というトレードオフを見事に克服しました。
実際の使用感と評価
コーディングタスクでの圧倒的な体験
総合体験が非常に良いと評価されています。特に、コーディングにおける「速さ」がこれほどまでに価値を生むことに、多くの開発者が感動しています。
得意なこと・苦手なこと
得意:
- Web アプリケーションの生成
- UI コンポーネントの実装
- ロジックの構築
- タスクの分解と着実な実行
苦手:
- ダジャレやニュアンスを問う問題
- 複雑な推論が必要な非コーディングタスク
まさにコーディングに特化したモデルであることがわかります。
他のモデルとの比較
GPT-5-Codex のような最高峰の知能を持つモデルには及ばないものの、一般的な開発タスクにおいてはClaude Sonnet 4.5 などを脅かす存在になる可能性があります。
特に、速度が重要な場面では、SWE-1.5 が圧倒的な優位性を持ちます。
Windsurf プラットフォームの魅力
現在、キャンペーンで GPT-5-Codex が無料で利用可能になっており、Windsurf プラットフォーム自体の魅力も増しています。
SWE-1.5 の登場により、Windsurf は開発者にとって必須のツールになりつつあります。
まとめ
『SWE-1.5』は、単なる高速モデルではありません。
- 毎秒 950 トークンという圧倒的な速度
- SWE-bench Proで証明された高いコーディング能力
- 1 クレジットという驚異的なコストパフォーマンス
これらを兼ね備えた、開発者にとっての真のゲームチェンジャーです。
Web アプリケーション開発において、コーディングの速度と質を両立させたいすべての開発者に、ぜひ試していただきたいモデルです。
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