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【無料】Spring Boot TODO アプリを Render.com にデプロイする完全ガイド

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【無料】Spring Boot TODO アプリを Render.com にデプロイする完全ガイド

このガイドでは、前回の記事で作成した Spring Boot TODO アプリケーションを Render.com にデプロイする手順を説明します。

前提条件

  • 前回の記事で作成した Spring Boot TODO アプリ
  • GitHub アカウント
  • Render.com アカウント（無料プランで OK）
  • プロジェクトが GitHub リポジトリにプッシュされている

必要なファイル

デプロイに必要なファイルが揃っていることを確認してください。

以下、各ファイルの詳細を説明します：

ファイル構成

プロジェクトルート/
├── Dockerfile                                    # コンテナビルド設定
├── .dockerignore                                # Docker用除外ファイル
├── pom.xml                                      # Maven設定（Actuator含む）
├── src/main/resources/
│   ├── application.properties                   # 基本設定ファイル
│   └── application-prod.properties              # 本番環境専用設定
└── mvnw                                         # Maven Wrapper実行ファイル

各ファイルの詳細

1. Dockerfile

パス: プロジェクトルート/Dockerfile
なぜ Dockerfile が必要なのか？

  • 簡単に言うと: あなたのパソコンで動くアプリを、インターネット上でも確実に動かすためです。

役割:

  • Docker コンテナのビルド手順を定義
  • Multi-stage build でビルドと実行環境を分離
  • セキュリティ向上のため非 root ユーザーで実行

2. .dockerignore

パス: プロジェクトルート/.dockerignore
役割:

  • Docker ビルド時に不要なファイルを除外
  • ビルド速度の向上とセキュリティ強化
  • イメージサイズの削減

除外対象:

  • target/ - Maven ビルド成果物
  • .git/ - Git 履歴（数 MB〜GB）
  • *.md - ドキュメントファイル
  • .vscode/ - エディタ設定

3. pom.xml

パス: プロジェクトルート/pom.xml
役割:

  • Maven 依存関係とビルド設定
  • Spring Boot Actuator を含む必要な依存関係を定義

4. application.properties

パス: src/main/resources/application.properties
役割:

  • 全環境共通の基本設定
  • ポート設定、プロファイル設定、基本ログ設定

主な設定:

  • server.port=${PORT:8080} - Render のポート自動割り当てに対応
  • spring.profiles.active=${SPRING_PROFILES_ACTIVE:prod} - 環境別設定の切り替え

5. application-prod.properties

パス: src/main/resources/application-prod.properties
役割:

  • 本番環境専用の最適化設定
  • パフォーマンス向上とセキュリティ強化

主な最適化設定:

  • spring.thymeleaf.cache=true - テンプレートキャッシュ有効化
  • server.compression.enabled=true - HTTP 圧縮有効化
  • server.servlet.session.cookie.secure=true - セキュアクッキー設定
  • spring.jpa.show-sql=false - SQL ログ出力無効化

6. mvnw（Maven Wrapper）

パス: プロジェクトルート/mvnw
役割:

  • Maven の実行ファイル（Unix/Linux 用）
  • Docker ビルド時に Maven コマンドを実行

注意点:

  • 実行権限が必要（chmod +x ./mvnw）
  • .mvn/ディレクトリも必要

デプロイ手順

1. GitHub にプッシュ

最新のコードを GitHub にプッシュします：

git add .
git commit -m "Ready for Render deployment"
git push origin [ブランチ名]

2. Render.com でサービス作成

  1. Render.comにログイン
  2. ダッシュボードで「New +」をクリック
    alt text
  3. 「Web Service」を選択
    alt text
  4. 「Build and deploy from a Git repository」を選択
  5. GitHub アカウントを接続（初回のみ）
  6. 対象のリポジトリを選択
    alt text

3. サービス設定

以下の設定を行います：

基本設定

  • Name: todo-demo（または任意の名前）
  • Language: Docker
  • Branch: デプロイしたいブランチを選択
  • Region: Oregon (US West)（または任意のリージョン）
  • Root Directory: 空欄のまま
  • Dockerfile Path: Dockerfile
  • Instance Type: Free

4. 環境変数の設定

「Environment」セクションで以下の環境変数を追加：

変数名 値 説明
SPRING_PROFILES_ACTIVE prod プロダクションプロファイルを有効化
JAVA_OPTS -Xmx512m -Xms256m JVM メモリ設定

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5. ヘルスチェック設定

「Health Check Path」に以下を設定：

/actuator/health

6. デプロイ実行

  1. 「Create Web Service」をクリック
  2. 初回ビルドが開始されます（5-10 分程度）
  3. ビルド完了後、アプリケーションが自動起動

デプロイ後の確認

アクセス確認

デプロイ完了後、以下の URL でアプリケーションにアクセスできます：

https://[サービス名].onrender.com

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設定の全体キャプチャはこんな感じ

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まとめ

この記事では、Spring Boot TODO アプリを Render.com にデプロイする方法を解説しました。

ポイント:

  • Docker を使うことで環境の違いによるトラブルを回避
  • Render.com の無料プランで本格的な Web アプリケーションを公開可能

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