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自己紹介 エンジニアのしなやかな働き方

2022/06/02に公開

こんにちは。いっくん(ikun)ともうします。

Zenn初投稿です。大手メーカーでエンジニア・経営企画として勤めていながら、オンライン大学院(MBA)で学生をしています。さらに個人事業主 でIoTエンジニアです。

自己紹介がてら、「エンジニアのしなやかな働き方」「複業」 について述べていきたいと思います。
これからのキャリアを考えたい方への参考になれば嬉しいです!

1. エンジニアのしなやかな働き方

大学卒業後、メーカーに就職し、組み込み系のソフトウェアエンジニア、その後電気回路やプロジェクトマネジメント、海外赴任を経て、今は経営企画部門にて、新規事業の推進やアライアンス業務など、技術をバックグランドとしながらビジネス開発を行っています。

色々な部署を経験してきました。振り返れば、30代後半くらいから、キャリアに対して迷いを思うようになりました。

20代は、自分本位に技術を深掘りして専門性をつけるように意気込んでいました。5-6年すると、そこそこは実力がついたものの、上には上がいて自分の限界を感じていました。

そんな中に海外赴任の話があり、販売会社にて一時的に異なる業務を担当しました。その時はキャリアが中断したような感じを受けていました。

その後、日本に戻り海外のパートナーとの窓口役を担うことが多くなり、ビジネス側の業務を担当することが増えていった30代の後半、「技術とビジネスどちらを突き進めていくのか?」 という悩みを持つようになりました。

振り返ると自分で選んでキャリアを切り開くことはありませんでした。お誘いがあればまずは身を投じて試してみる、と言うのがポリシーで、受身で次々と職場が変わっていきました。しなやかに働いてきました。

40代となった今ではそれもよきかなと思うようになりました。各部署で経験したことが、後で生きてくることがあります。技術のバックグランドと、海外経験の掛け算で、今の職場で独自の存在になることができています。

一番長く経験しており自信のあるのはエンジニアとしての自分、ここはぶらさずに今後もしなやかに働いていくことでしょう。

2. 複業を行うようになった背景

時代が変わってきたのが大きな理由です。ビザスクやCrowdWorks,Offersのようなサービスにより複業の案件を得ることができるようになりました。私はOffersによって現在の複業先とつながることができました。

キャリアで迷いがあった時、ビジネスとエンジニアの経験、できれば社外で経験を積むことで、より付加価値をつけていきたいと思ったのが第2のきっかけです。

第3のきっかけとしては、2020年からのコロナウィルスの影響です。在宅勤務中心となったおかげで通勤時間がなくなり、浮いた時間を有効に活用したいと思うようになったことです。

2021年1月に、長年検討していた海外のオンラインMBAコースを勇気を持って申し込みました。毎週多くの読み物を読み、4つのレポートや論文をこなす必要があります。最初は慣れずに寝不足の毎日でしたが、だんだんと慣れるにつれ効率的に勉強できるようになりました。

そんな中で2021年6月に、テック系スタートアップからマッチングサービスを通じて連絡があり、IoTエンジニアとして複業をすることになりました。クラウド上のデータ分析基盤のインフラ構築と運用を主に担当しています。さらに2022年5月、Offersを通じて連絡があった会社と繋がり、分量は少しですが、IoTプロジェクトのPM業務を請け負うことになりました。

3. 複業の良い点、悪い点

良い点はやはり収入面が挙げられます。お金だけではないのですが、あるに越したことはないです。ちょうど子供たちを私立の中学に入れたいと思っていた時期に複業を探し始めました。これからお金がかかるな、という金銭面の心配がありましたが、複業を行うことで心配が減り、心の安定を得られています。

また、自己啓発にお金を使うことができるのも魅力です。技術書やPC、クラウド料金など、複業を始める前は躊躇することもありましたが、今は投資だと思ってあまり迷わずに使うことができています。

本業と複業とのシナジーも良い点として挙げられます。複業で得た経験や知見を本業で活かすことができたり、その逆もしかりです。複業で得た業界の知見や技術が、本業の業務にて役にたつことがよくあります。

悪い点は、時間管理が難しいところです。今は4つの草鞋を履いているので、時間の絶対量が足りません。どうしても減らさなければならない時間が出てきます。

私は家族との夕食の団欒や休日の外出は死守したいので、その代わりとして、趣味の時間はほぼ0になっています。また、週末お酒を飲むのを楽しみにしていましたが、眠くなるので一切やめています。

仕事の時間が単純に増えるので、時間を費やしても苦にならないような、さらには楽しくて没頭できる仕事を選んで受けていくことができれば良いと思っています。

4. 時間の使い方

本業は平日8時-19時が基本となります。 MBAの勉強は週に12時間程度で、土日の午前中または夜に2時間を4回確保、あとは移動時間などの隙間時間で勉強しています。最近はそれでも足らないので深夜に行うことが多いです。

複業の1つは週に10時間程度です。朝5-7時、または夜の10-12時という感じで1枠2時間くらいで作業時間を確保、平日10枠中の5枠を使用します。もう1つは週に6時間程度で3枠を使用します。コミュニケーションは基本Slackを通じて行っています。

常にこのサイクルを回していると疲れが溜まるので、本業の有給休暇を取ることや、MBAのターム間の休みにリフレッシュするようにしています。

5. 最後に

一つの企業にいて一人の上司のもと一つの業務をこなす、というのは私には合いません。本業の会社では2つ以上の部署を兼務する社員が多く、私も30代からは常に2-3つの部署を掛け持ちしてきました。それが会社の枠が外れただけで、副業/複業という言葉には違和感を感じません。

所属する組織に閉じずにプロジェクトを結成してビジネスを行うことが増えてきています。さらには、今後はポリワーク(多職)というのが一般的になっていくのではないかと思っています。さまざまなプロジェクトやコミュニティに参加しながら、年を重ねていくにつれ、自分へのハッシュタグが増えていき、自分のブランドが形成されていくのではと思います。

この投稿を読んでくれた皆様、もし複業に躊躇しているようでしたら、新たな一歩を進んでみましょう。きっと違う世界が見えてくるはずです。

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