Chapter 15

RubyMineをもっと知る

ikuma-t
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2021.08.22に更新

RubyMineの機能を知るためにはどうすればいいか

本Chapterまでで、RubyMineで使用可能な機能を紹介してきましたが、実はまだ紹介していない細かい機能があります。
ではそれらの機能についてはどのように学んでいけば良いのか、私個人の考えを記載します。

メニューバーやコンテキストメニュー、ポップアップメニューから知らないメニューを見つけ出す

ここまで紹介してきた内容を実践できるようになると、ポップアップメニューやメニューバーに表示されるメニューに顔見知りが増えてきます。
メニューを片っ端から覚えていくのは無謀ですが、ある程度知っている状態であれば話は別です。

例えば、GitのChapterで紹介したポップアップメニューを眺めてみると、ここまでに紹介していない「Git Blame」の機能があることに気がつくと思います。

こういった形で、ちょっとした作業の途中で「このメニューなんだ?」と思ったら、それを試してみるのは一つの手だと思います。
そして機能を試してみる際には、以下に紹介する公式Wikiが役立ちます。

公式Wikiを眺める

https://pleiades.io/help/ruby/installation-guide.html

RubyMineには公式Wikiが存在します(しかも日本語です)。ここにはRubyMineの使用方法があらかた記載してあります。
知らなかった機能を調べるもよし、ぱらぱら眺めて知らない機能を見つけるも良しです。

なお右上の検索バーからキーワード検索を行うことができるのですが、RubyMineのwikiだけではく、JetBrains社が保有している製品のページがすべて検索に引っかかってしまうため、検索をする際は<キーワード> RubyMineで検索することをおすすめします。

新機能をSNSでキャッチする

RubyMineのアップデートは、2つのリリースタイミングがあります。

  • メジャーアップデート:機能追加をメインにバグ対応も含む。3~4ヶ月/回の頻度で行われる
  • マイナーアップデート:バグ対応が中心。リリース頻度は不定期。早いときは1週間くらいでリリースされる。

https://www.jetbrains.com/ja-jp/ruby/whatsnew/
https://twitter.com/rubymine?s=20

メジャーアップデートをしたタイミングでRubyMine公式が新機能の紹介ページを作成するので、それを参考に新機能をキャッチアップしていくといいでしょう。(上記は2021.2の新機能紹介ページです)。

ちなみに私はRubyMineのリリースを試して、「あ、今回Rubyにこういう変更入ったんだ」とか「Railsってこんな機能あったんだ」ということを知ります。これぞエディタ駆動勉強です。

他のアプリでの体験をRubyMineで再現できない考える

「Chromeだと、こんな感じでタブが閉じられるんだけどな」
「VSCodeだとこういう拡張機能があって便利なんだよな」

そんな体験があれば、RubyMineで実現できないか考えてみましょう。
調べる際には

  • Search Everywhereでそれっぽい単語で検索する
  • メニューバーの該当する項目をしらみつぶしに見る
  • やりたいことを扱うウィンドウを右クリックして、コンテキストメニューにないか確認する

といった方法が使えます。

定期的に自分の作業を見つめ直す

エディタのために時間をかけすぎるのも考えものですが、斧をとがないきこりの話のように、仕事道具を見つめ直さないことも生産性の低下につながります。

RubyMineに限ったことではありませんが、定期的に自分が行っている作業を
「毎回右クリックしているけど、ショートカットがないか」
「マウスを使わないで移動できないか」
... といった視点で見つめ直してみましょう。