RubyMineの機能を知るためにはどうすればいいか
本Chapterまでで、RubyMineで使用可能な機能を紹介してきましたが、実はまだ紹介していない細かい機能があります。
ではそれらの機能についてはどのように学んでいけば良いのか、私個人の考えを記載します。
メニューバーやコンテキストメニュー、ポップアップメニューから知らないメニューを見つけ出す
ここまで紹介してきた内容を実践できるようになると、ポップアップメニューやメニューバーに表示されるメニューに顔見知りが増えてきます。
メニューを片っ端から覚えていくのは無謀ですが、ある程度知っている状態であれば話は別です。
例えば、GitのChapterで紹介したポップアップメニューを眺めてみると、ここまでに紹介していない「Git Blame」の機能があることに気がつくと思います。
こういった形で、ちょっとした作業の途中で「このメニューなんだ?」と思ったら、それを試してみるのは一つの手だと思います。
そして機能を試してみる際には、以下に紹介する公式Wikiが役立ちます。
公式Wikiを眺める
RubyMineには公式Wikiが存在します(しかも日本語です)。ここにはRubyMineの使用方法があらかた記載してあります。
知らなかった機能を調べるもよし、ぱらぱら眺めて知らない機能を見つけるも良しです。
なお右上の検索バーからキーワード検索を行うことができるのですが、RubyMineのwikiだけではく、JetBrains社が保有している製品のページがすべて検索に引っかかってしまうため、検索をする際は<キーワード> RubyMine
で検索することをおすすめします。
新機能をSNSでキャッチする
RubyMineのアップデートは、2つのリリースタイミングがあります。
- メジャーアップデート:機能追加をメインにバグ対応も含む。3~4ヶ月/回の頻度で行われる
- マイナーアップデート:バグ対応が中心。リリース頻度は不定期。早いときは1週間くらいでリリースされる。
メジャーアップデートをしたタイミングでRubyMine公式が新機能の紹介ページを作成するので、それを参考に新機能をキャッチアップしていくといいでしょう。(上記は2021.2の新機能紹介ページです)。
ちなみに私はRubyMineのリリースを試して、「あ、今回Rubyにこういう変更入ったんだ」とか「Railsってこんな機能あったんだ」ということを知ります。これぞエディタ駆動勉強です。
他のアプリでの体験をRubyMineで再現できない考える
「Chromeだと、こんな感じでタブが閉じられるんだけどな」
「VSCodeだとこういう拡張機能があって便利なんだよな」
そんな体験があれば、RubyMineで実現できないか考えてみましょう。
調べる際には
- Search Everywhereでそれっぽい単語で検索する
- メニューバーの該当する項目をしらみつぶしに見る
- やりたいことを扱うウィンドウを右クリックして、コンテキストメニューにないか確認する
といった方法が使えます。
定期的に自分の作業を見つめ直す
エディタのために時間をかけすぎるのも考えものですが、斧をとがないきこりの話のように、仕事道具を見つめ直さないことも生産性の低下につながります。
RubyMineに限ったことではありませんが、定期的に自分が行っている作業を
「毎回右クリックしているけど、ショートカットがないか」
「マウスを使わないで移動できないか」
... といった視点で見つめ直してみましょう。