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仕事で迷ったビジネス・開発・サステナビリティ用語一覧

2022/10/10に公開

会議や資料の用語で意味が分からず困ったことはありませんか?

入社したての時や異なる業界の顧客との会議、発表資料を見ていて、知らない用語で「んっ?」と思考が止まることってありませんか。知らない用語に引きづられて集中力を削がれたり、知らずに恥ずかしい思いをしたりと中々キャッチアップが大変ですよね。

今回ビジネス、開発、サステナビリティ用語等、私が「知らないの自分だけ?」と困ったり恥ずかしい思いをした用語達を記載して行きたいと思います。

ビジネス用語編

crazy8 (くれいじーえいと)

説明 短時間量産タイプのアイデア出し手法。1分弱で1アイデアをイラストや短い言葉で出して行く。これを8ターン行う。これを出尽くまでやり切るとクレイジーなまでのアイデアに到達できる。個人作業なのでブレストと異なり場の雰囲気や声の大きい意見に左右されず深堀りが狙える。
補足 参考:短時間で複数のアイデアを創出できる「クレイジー8」とは?

CV (しーぶい)

説明 マーケティング文脈で使う際には コンバージョン の意味。(コンバージョン:訪問者が事業の目標としているアクションを起こしてくれたかどうかのこと)
補足 人材分野では履歴書(Curriculum Vitae ※ラテン語)になり、アニメ・ゲームでは吹き替え声優(Character Voice)で、海軍では空母(Carrier Vessel)になる。
例えば「艦これ」だと『CVのCV紹介でCVを向上させる』とかになる。

CVC (しーぶいしー)

説明 コーポレート・ベンチャー・キャピタル(Corporate Venture Capital)の略。
投資会社でない企業が、有望かつ自社とシナジーが期待できそうなベンチャー企業に行う投資のこと。株利益というより、自社の長所を伸ばし短所を補うためにゆるい資本提携パートナー企業を目的とすることが多い。
補足 参考:いまさら聞けない「CVC」

D2C (でぃーとぅーしー)

説明 Direct to Consumer の略。自ら企画、生産した商品を広告代理店や小売店を挟まず、消費者とダイレクトに取引する販売方法。SNSや ECサイト、直営店舗で消費者とコミュニケーションを取り、生産した商品を販売します。収益性の高さや、企業・商品の思想ブランド訴求しやすさ、売り方の自由度、顧客データ蓄積に優れている。アパレルブランドや美容化粧品ブランドの多くが採用している形態。
補足 参考:
D2Cとは? 新時代のビジネスモデルを事例とともに紹介
D2Cとは何か?従来の販売モデルとの違いやメリット・デメリットを解説

DX (でぃーえっくす)

説明 デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)のこと。
銀塩カメラ→写ルンです→デジカメ→iPhone→Instagramのように、機械や作業のデジタル化を超えて周辺サービスや経済圏の誕生などに至る様。
補足 参考:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?

GMV (じーえむぶい)

説明 Gross Merchandise Value(もしくはGross Merchandising Volume)の略で、そのマーケットやプラットフォームで消費者が購入した商品の売上の合計額、流通取引総額のこと。マーケットプレイス型ECモールやフリマアプリなどのビジネスで用いられることが多い指標。「GMS (Gross Merchandise Sales)」「GTV (Gross Transaction Value)」と呼ぶこともある。
補足 例えば「メルカリ」で月間GMV約400億円で販売手数料10%なら、売上高は約40億円となる。
参考:
GMV 流通取引総額
【GMVとは?】 間違いがちなスタートアップ用語

HMW (えいちえむだぶりゅー)

説明 何が課題なのか、どうあるべきなのかを洗い出すためのアイデア手法。「How Might We」(どうすればいいの?)の頭文字。「どうすれば」に続く文章をメンバーで1つずつ出し合い、懸念点を可視化させる。漠然としていてベクトルもばらばらな懸念点をシェアや投票して、認識合わせや優先順位を決めて行く。
補足 参考:How Might We とは?

MECE (みーしー)

説明 「モレなく、ダブりなく」と訳し、Mutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)の頭文字を取った用語。
コンサルタント分野では基本となる概念。
補足 参考:
MECE(ミーシー)とは? 基本概念とフレームワーク活用法
MECE(ミーシー)とは?ロジカルシンキングの基本フレームワークを例と共に解説

MoSCoW分析 (もすくわぶんせき)

説明 ロシアの首都と同じくモスクワと読む。要件の重要度を整理して優先順位を俯瞰する手法。
・必須(Must)
・推奨(Should)
・可能(Could)
・余裕があればやる(Would)
の4カテゴリがある。
補足 参考:MoSCoW分析で要件をはっきり決めよう!

N=1 (えぬいこーるいち)

説明 「N1分析」とも言う。多数のユーザの意見を集めるのではなくたった一人に集中する。その一人の考え方や意見を徹底的に深堀りすることで、本質的な課題や施策を探る分析手法。「N=1」と言う場合は、抽出するデータが1つという部分を強調した表現になる。
補足 別の意味では、受験浪人1年目を指す。N=2は2年、3=3年になる。k=1は仮面浪人1年目になる。
N+1(= でなく+)だと納品日(受注日翌日に納品の意)を表すらしい。
参考:
N1分析の定義やメリットとは?
「n=1」 たった一人を深掘りして、生活者行動・意識の新たな兆しを分析する
Twitterでよくみる『n=1』、『k=1』とは?
Yahoo!知恵袋 N + 1

NPS (ねっとぷろもーたーすこあ)

説明 お客様からの信頼度・愛着度を0〜10段階で図る指標のこと。「この会社を友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか?」と質問し、0点~10点の11段階で評価してもらう。
補足 参考: NPS(ネットプロモータースコア)とは?

PoB (ぴーおーびー)

説明 Proof of Businessの略。ビジネスの証明。コンセプトやカスタマージャーニーが決まった後、持っているヒトモノカネの範囲でビジネス達成を目指す。そこでいかにビジネスと体験を最大にするかを探索していく工程。
補足 参考:新規ビジネスの“水先案内人”「PoC」と「PoV」「PoB」の違い

PoC (ぴーおーしー)

説明 Proof of Conceptの略。概念の証明。新しい企画やアイディアについてそのコンセプトが当たり受け入れられるのかを検証する工程のこと。ユーザテストや簡易モックで図る。量産体制構築以前のフィードバック収集と知見の蓄積を行う。
補足 参考:概念を目に見える形で示す「PoC」の重要性

Product-Led Growth (ぷろだくとれっどぐろーす)

説明 SlackやZoomのようにプロダクトを無料で開放し、価値を感じてもらったユーザーを有料版へと誘導する成長モデルのこと。これまでプロダクトの外部で行っていたマーケ・営業・CS活動をプロダクトの内部で完結させて高い資本効率で事業をグロースさせ、「プロダクトがプロダクトを売る状態」を目指す戦略。
反対に見込み顧客への接触や営業プロセスで受注獲得するモデルを「Sales-Led Growth」と言う。
補足 参考:
SaaSの新戦略。Product-Led Growthの全貌
次のSaaSトレンド!Slack、Zoomが実践する"Product-Led Growth"とは?

SES (えすいーえす)

説明 System Engineering Service(システムエンジニアリングサービス)の略称で、IT業界における「準委任契約」のこと。技術・労働力を提供するが完成義務はなく、労働時間に応じて報酬をもらう。
補足 「労働者派遣契約」に似ているがSESには発注元の業務指揮命令権がない。(指揮すると偽装請負になってしまう)
参考:これでバッチリ!SIerとSESの違いを解説

VUCA (ぶか or ぶーか)

説明 予測不能な状態のこと。Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字。
補足 参考:VUCA - Wikipedia

アイディエーション (あいでぃえーしょん)

説明 アイデア出し作業のこと。普通に考えても閃かないので様々な手法がある。(例:crasy8、HMW等)
補足 参考:
自由な発想でアイディアを生み出す!Goodpatchの新しいワークショップとは
29 個のブレインストーミングテクニック: 創造力を引き出す方法

アウトプレイスメント (あうとぷれいすめんと)

説明 人員削減をする企業の依頼を受けて、解雇する従業員の再就職を支援するビジネスのこと。
補足 参考:アウトプレースメント

アサンプションマップ (あさんぷしょんまっぷ)

説明 マトリクスを2つの軸に方向づけして仮説検証を行うための図。
補足 「アサンプションマップ」「仮説検証マップ」は検索してもあまりヒットしない。マイナーな用語なのかもしれない。
参考:ユーザーインタビュー結果を、サービス開発・改善に取り入れるために

アルムナイ (あるむない)

説明 英語で「alumni」と書く。同窓生の意味。人事分野では「企業の離職・退職した人の集まり」のこと。退職後も関係を維持することで他社経験値を積んだ後の出戻りや優秀な社員の紹介、顧客紹介、アンバサダー、情報発信等を狙う。
補足 類義語で「〜マフィア」「OB・OG」とも呼ばれる。
参考:アルムナイとは〜注目されている背景と活用のメリット

ウェビナー (うぇびなー)

説明 ウェブとセミナーを合わせた言葉。オンラインセミナーのこと。
補足 参考:初めてのウェビナー(Webinar)。メリットとデメリット、おすすめツールを紹介

エスノグラフィー (えすのぐらふぃー)

説明 インタビューやアンケートでは分からない微妙な本音に対して、人物観察から洞察する名探偵みたいな調査手法。逆に先入観に弱い。
補足 Ethnography=ギリシャ語の(民族+描く)が語源。
参考:お客様の声は顧客視点にならない

クロージング (くろーじんぐ)

説明 営業の文脈で使われる場合は、商談を成立させることを意味する。また、売買における取引が完了し代金と商品の受け渡しを終えることを指すケースもある。
補足 別の文脈として、テレビ局の場合は深夜に一時停止放映前に流す画面のことを意味する。(カラーパレットみたいな画面でポーと鳴っているもの)。
アパレル業界では布生地を指すこともある。

クラファン (くらふぁん)

説明 クラウドファンディングの略
補足 参考:クラウドファンディングとは

コールドコール (こーるどこーる)

説明 何のつながりもない相手に電話で飛び込み営業をすること。煙たがられて冷たい対応をされるのでコールドコールと呼ばれる。
補足 参考:コールドコールとは?

サービスブループリント (さーびすぶるーぷりんと)

説明 略してSBPとも呼ばれる。あるサービス提供のプロセスにおける人、もの、プロセス等のサービス要素間の関係を視覚化したダイアグラムのこと。サービス関連の提供物が多岐にわたる複雑なシナリオでの体験可視化に役に立つ。
補足 参考:
サービスブループリントとは?
サービスブループリント:定義

スクレイピング (すくれいぴんぐ)

説明 web技術の文脈ではツールやコマンドで特定サイトやAPIからレスポンス情報を一括収集する作業を言う。オークションや株価などデータ有効活用に使われる反面、禁止しているサイトや違法として訴えられたケースもある。
補足 scraperというのは、左官工事で使うヘラを使って擦り落とす動作のことで、余計なものを削ることが本来の意。そこからwebの情報収集(クロールと同意)と転じる。
参考:スクレイピングとは?

ダークソーシャル (だーくそーしゃる)

説明 webアクセスでリファラー(参照元)が不明なもの。アプリやショートメッセージ、メール経由のアクセス等が該当する。モバイルではアクセス分類で8割近い比率になることもあり重要度が高まっている。
補足 最初これ絶対悪いヤツだと思った。
参考:ダークソーシャルとは

タクシーアド (たくしーあど)

説明 タクシー車内に掲載される広告のこと。富裕層向けに密閉空間でリラックスした瞬間に繰り返しアピールできる強さがある。
補足 ドアステッカー、アドケース等あるが、最近はデジタルサイネージ(車内動画広告)が強い。
参考:タクシー広告

ディスラプター (でぃすらぷたー)

説明 崩壊・混乱させる(disrupt)の名詞系「disruptor」。AirbnbやUberのように、市場を混乱させるほど画期的なビジネスを展開しているスタートアップ企業のこと。
補足 由来はSF小説『スターキング』で主人公側率いる銀河帝国の最終兵器の名前。時空をも歪め消去する描写の凄さが語り草となり、均衡を破る力の代名詞的に使われるようになった。
参考:「ディスラプター」を見たことがありますか?

ドッグフーディング (どっぐふーでぃんぐ)

説明 社員が自社の製品やサービスをセルフ利用すること。ドッグフードのセールスマンが自社の犬用ビスケットを自ら食べて品質アピールしたのが由来。
補足 参考:ドッグフーディング

トーンオブボイス (とーんおぶぼいす)

説明 マーケティング領域において自社のスタンスや商品ブランドを伝える時の語り口や「らしさ」、立ち位置のこと。
例えばNIKEの「アスリートの最初の一歩を支え鼓舞する」というスタンスが、自社のあらゆる発信内容、「JUST DO IT.」キャッチコピーやTVCM、広告、営業トークまでNIKEらしさが浸透している様。
補足 参考:
「日本ブランド」は“口ベタ”を脱することができるか?
コレだけはやっておきたいSNS上で自分のブランドを統一させる方法

バイネーム (ばいねーむ)

説明 「名指しで」「指名で」「名前で」の意味の和製英語。
会社やチームとしてではなく、個人を指定してほしい時に「この案件はバイネームでお願いしたい」のように使う。個人を指定したいのに個人を指定しない遠回し表現ができる。
補足 参考:バイネーム

ヒューリスティック (ひゅーりすてぃっく)

説明 心理学でいう発見的手法(heuristics)。経験則や勘で物事を推測し、精度は荒いが素早く答えを見つける方法。
刑事ドラマで例えると、老練なベテラン刑事が「あの男何か臭うな」というのがヒューリスティック。本庁犯罪プロファイル課所属のチャラ系コンピュータ刑事が「統計データからこの時間帯に指定エリアにいて小雨で気温も低い。犯人はこいつで決まり」というのがアルゴリズム。
補足 参考:ヒューリスティックとアルゴリズムの違い、説明できますか?

ファスト思考 (ふぁすとしこう)

説明 素早く直感的に、過去の習慣に基づいて判断する思考のこと。自動車の運転時の判断や危険な動物を見た時のとっさの反応など。
素早く臨機応変な反面、先入観やバイアスに影響されがち。
補足 ファスト思考とは逆の「スロー思考」もあり、判断は遅いが論理・理性的な判断をすることを指す。例えば課題を見極めたり、WHYを深堀るようなケースで使われる。
参考:「速い思考」と「遅い思考」

ファネル (ふぁねる)

説明 マーケティング用語。日本語の「ろうと」のこと。ピラミッドや逆ピラミッド型の図で表す。ステップが進むごとに内容量も合わせて減少する様を表す。
補足 例:購入者のファネル:商品ほしい(100人)→ECサイト訪問(50人)→カート追加(10人)→購入(5人)
参考:図解!知っているようで知らない「ファネル」とは?

プロダクトマーケットフィット (ぷろだくとまーけっとふぃっと)

説明 Product Market Fitと書く。「PMF」とも略される。提供しているサービスや商品が、顧客の課題を解決できる適切な市場で受け入れられている状態のこと。嗜好やライフスタイルが多様化した社会において、適切な市場にサービスや商品を提供できていなかったり、そのサービスや商品を受け入れる市場(ニーズ)がないと、どんなに規模を拡大しても事業は発展しない。そのため「市場(ニーズ)」と「それに合ったサービスや商品」の状態把握が重要となる。
補足 参考:PMF(プロダクトマーケットフィット)とは?

ベン図 (べんず)

説明 3つくらいの円を重ねて被っているエリア分布で要素の集合関係を説明する図。venn-diagram とも言う。イギリスの論理学者ジョン・ベンに由来。
補足 参考:ベン図とは?

ポンチ絵 (ぽんちえ)

説明 ページに隙間なく図や文字を書き込まれた仕様説明書。可読性無視しとにかく漏れなく書くことに特化。公的機関への提出資料がこうなりがち。
補足 『聞いてない/書いてない』を封印するための呪符。高密度に詰め込まれたものは「曼荼羅」とも呼ばれるらしい。
参考:【霞ヶ関用語】ポンチ絵は霞ヶ関の現代アート

ライトパーソン (らいとぱーそん)

説明 Right Personと書く。知識や経験人脈があり、相談するとアドバイスないしは別の良き専門家に繋げてくれるような人。
補足 てっきりその分野に明るい人(light)と思っていたが「良い、正しい」の(right)の方だった。
参考:ライトパーソン(Right Person)を探そう

リード (りーど)

説明 Leadと書く。マーケティング文脈で、見込み顧客となりそうなユーザー情報・手がかり・糸口・きっかけのこと。「リード獲得」のように使用。
補足 参考:リード獲得とは?

リンキャン (りんきゃん)

説明 リーンキャンバス(Lean Canvas)の略。
複雑なプランを分かりやすく整理するための図解手法。1枚の紙面上に課題や価値、優位性、コストなど9つのカテゴリ分けを書いて俯瞰する。これで全体像やバランスを可視化し実現性を検証する。
補足 ゆるキャン」1話のカレー麺が好き。
参考:
事業の価値構造を明らかにする「リーンキャンバス」の作り方
リーンキャンバス(Lean Canvas)とは?

ワークアラウンド (わーくあらうんど)

説明 英語でworkaround(回避策)のこと。問題が発生した時に備えた一時的な次善策、応急措置手段のこと。
補足 参考:ワークアラウンド

壁打ち (かべうち)

説明 相手に話をし、その返答や同じ質問を返してもらうことで考えを深めること。自問他答。
補足 参考:壁打ちとは、ビジネスでどんな意味があるのか?

開発編

a11y (あくせしびりてぃ)

説明 アクセシビリティのこと。 Accessibility のAからYまでが11 文字のためこのように省略される。製品やサービス、ウェブページにある情報や機能のアクセスのしやすさ、利用しやすさを意味する。
類義語として usabilityもあるが、アクセシビリティはユーザビリティより幅広い利用状況、多様な利用者を前提とします。
補足 参考: アクセシビリティとは

I/F (いんたーふぇーす)

説明 「境界面」や「接点」を意味するインターフェースを省略して表記したもの。IT用語としては、ハードウェアやソフトウェア、人間(ユーザー)といった要素が、互いに情報をやり取りする際に接する部分のこと。
補足 参考:インターフェース

iPaas (あいぱーす)

説明 「Integration Platform as a Service」の略。異なるアプリケーション同士をつなげ、データ統合やシステム連携させるクラウドのこと。SaaSとSaaSを連携させたりさせる。
Zapier やIFTTT等。
補足 参考:【やさしく解説】iPaaSとは?なぜ注目されているのか?

PPAP撲滅 (ぴーぴーえーぴーぼくめつ)

説明 メール添付で暗号化ZIPとそのパスワードを送る習慣は危ないから無くそうという運動のこと。
・ Password付きzip暗号化ファイルを送ります
・ Passwordを送ります
・ Aん号化(暗号化)
・ Protocol (手順の意)
補足 ピコ太郎のペンパイナッポーアッポーペンではない。
参考:PPAP撲滅運動

・ピコ太郎:PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン
・ピコ太郎 コロナ対策:PPAP-2020-

YAGNI (やぐに)

説明 後で使うだろうと予測して作ったものが、実際には10%も使われずほぼ無駄になる様。本当に必要なもののみ集中して作ろうという教訓。
補足 参考:wiki YAGNI

マイクロサービス (まいくろさーびす)

説明 ソフトウェアアーキテクチャ領域において、複数の小さなサービスをAPIによって連携させる手法のこと。開発規模を分割して小さく抑えたり、API連携するだけで使えるため開発しやすく粒度もコンパクトにできる。例えばGoogle Mapやカレンダー連携等。反面、市場環境やビジネス要求の変化によって、タスクが特定の機能・チームに集中したり、外部ライブラリ依存(ベンダーロックイン)が強くなる。対義語にモノリシックがある。
補足 参考:
モノリシックアーキテクチャーとは? マイクロサービスとの比較ガイド
これなら分かる! マイクロサービス(入門編)~モノリスと比較した特徴、利点と課題

モノリシック (ものりしっく)

説明 monolithicと書く。一枚岩の意味。ソフトウェアアーキテクチャ領域では、部分的に分割をせず、全て同一のモジュールとして作り上げること。外部ライブラリ依存性が少なく自社コントロールしやすい長所がある反面、拡張柔軟性や開発粒度の分割が苦手というデメリットがある。近年マイクロサービスに移行しつつある。マイクロサービスの対義語。
補足 参考:
モノリシック
モノリシックな大規模アプリを運用する技術

レイアウトシフト (れいあうとしふと)

説明 Layout Shiftと書く。webページ表示で画像や広告が時間差で読み込まれ、その影響でページ内要素の位置が後からズレていくことを指す。誤操作やメインビューの視線ずらしを誘発してしまうため問題となっているが、画像動的読み込みしている場合そのサイズが事前に分からないため対策が後手にされがち。CLS(Cumulative Layout Shift)とも呼ばれる。
補足 参考:
Core Web Vitals の CLS について
画像による Layout Shift が無くなる Web がやって来る

サステナビリティ(持続可能社会)編

B corp (びーこーぷ)

説明 「B」は「Benefit(利益)」の意味。株主の利益だけではなく、従業員、消費者、地域社会、環境に対して包括的な利益を生むビジネス活動を行っている証となる。フェアトレードやLEED認証に近いが、B corpは業界を問わず取得できる。認証を得るには、五つの分野(ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、カスタマー)を満たす必要がある。有名な取得企業ではアウトドア用品ブランドのPatagonia(パタゴニア)、アイスクリームのBen&Jelly's(ベン&ジェリーズ)、スノーボード用品ブランドのBurton(バートン)、食品のDanone(ダノン)等。日本ではフードロス対策のクラダシ社等が取得。
補足 参考:
世界標準「B Corp」を知っていますか
B corp認証とは?

ESG (いーえすじー)

説明 「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」の頭文字を取って作られた造語。国連が提唱した言葉で、投資家の投資判断の基準を変えることにより、ESGに積極的に取り組む企業を増やし、世界規模の環境問題・社会問題を解決することを目的としている。投資先の判断基準として「ESGへの取り組み」にも注目さするという「ESG投資」を行う投資家が増加している。
補足 参考:
【5分でわかる】ESG・ESG投資とは?
ESG(環境・社会・ガバナンス)・ESG投資

SDGs (えすでぃーじーず)

説明 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)の略。誰一人取り残さない(Leave no one behind)をコンセプトに2015年に国連サミットで採択された17個の国際目標。地球環境、貧困、教育提供、不平等是正等がある。
近年では投資家が企業姿勢を図る基準にも挙げられている。
補足 参考:SDGs(持続可能な開発目標)とは何か?

カーボンニュートラル (かーぼんにゅーとらる)

説明 二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロのことを言う。燃やすなら植物由来にしよう、CO2出しすぎたら穴埋めでお金を出そうという趣旨。
補足 参考:カーボンニュートラルとは

ソーシャルグッド (そーしゃるぐっど)

説明 社会やエコ、地域コミュニティ等にとって良いサービスや製品に対して呼ばれる表現。「ソーシャルグッドなプロジェクト」サービスの総称を指す。古くからあるソーシャルグッドの代表例としては水や空気の浄化、街の緑化、教育やヘルスケアなどが挙げられる。
補足 SNSのいいねではない。
参考:ソーシャルグッド(Social Good)とは

パーマカルチャー (ぱーまかるちゃー)

説明 パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を組み合わせた造語。永続可能な農業をもとに人と自然の共生を築こうとする価値観のこと。
単一作物栽培農業の警鐘に由来し、近年では農業から永続的な文化まで意味を広げている。
補足 参考:パーマカルチャー

用語は随時アップデートして行こうと思います。
この記事がお役に立てればありがたいです。

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