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[読書メモ]私たちはどう学んでいるのか
本を読んだとき、効率よく内容を理解して使えるようになるにはどうすればいいんだろうということに関心があって、よく脳に関する本を読んでいます。
「私たちはどう学んでいるのか」という本もその流れで読んだんですが、面白かったので読書メモを残そうと思います。
本の概要
認知的変化(学習とか成長、発達などの人の変化全般)は無意識的なメカニズムが働いている。
これを「創発」という観点で見ていく。
認知的変化は「練習による上達」「発達」「ひらめき」によっておこり、これを創発という観点で見ると、「多様なリソース」「ゆらぎ」「環境」が影響を与える。
本の内容
よく本である成長の記録などは意識化されたものである。
ただ、無意識下で上達するものが多くある
練習による3つの変化
- マクロ化
- 最初は一つ一つのステップを行っていくが、慣れてくると複数のステップをまとめて実行するようになる
- 並列化
- 最初は一つ一つのステップを行っていくが、慣れてくると複数のステップを同時に行うようになる
- 環境
- 環境からの影響を受けてステップが短い時間でできるようになる
面白かったこと
- スランプ
- 何かをするとき無意識に複数の選択肢から選択している
- 何かのきっかけで今までの選択肢とは違うものが選ばれることがある
- これは無意識下において、こちらの選択肢の方がより良いと判断して選択されている
- ただ、今までの方法ではステップ1、ステップ2...と一連の流れがあり、この途中の一つが変わると全体が崩れる
- これによってスランプに陥る(成績が悪くなる)
- ただ、繰り返していくうちに、この新しい選択肢に最適化され、よりよい状態に移っていく
- ひらめき
- 無意識下で行われていたことが意識化したもの
- なにか課題があったとき、意識的・無意識的にかかわらず、制約を課して解こうとしている
- その過程の中で、うまくいかないことが起こる
- その際、自然と制約を緩和して解決策を考えるようになる
- ここでたくさんのパターンを試し、筋が良いものを選択していく
- これは無意識下で行われて、あるときに意識化する -> ひらめき
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