EasyとSimpleのちがいって具体的になんだろうか

Easyが「短期的・限定的には扱いやすいが長期的・拡大時にはしんどくなるもの」で、Simpleが大体その逆、みたいなイメージをもっているが、ほんとうかな?

検索したら一番上に出てきた
The same confusion happens with the words “easy” and “simple.” Easy means without effort. Simple means without complication. Some things may be easy, but very complicated. For instance, we flip on a light switch and our house has light. Flipping the light switch is easy, but the technology behind lighting the house is actually quite complicated.
On the other hand, some things may be simple, but extremely hard to accomplish. Asking the girl in your biology class out for a date is simple. All you have to do is ask. Yet, as any young man can tell you, asking for that first date is one of the hardest things in the world to do. Simple and easy do not mean the same things.

o1-previewにきいたらそれっぽいことが返ってきた
「人生の選択において、EasyとSimpleをどう選び分けるべき?」

Easy(イージー)な選択
特徴:努力や困難を避け、短期的な快適さや安易さを求める選択。
例:
- キャリア:新しいスキルを学ぶのを避け、現状の仕事に留まる。
- 健康:運動を避けてテレビを観る。
- 人間関係:問題を直視せず、対立を避ける。
Simple(シンプル)な選択
特徴:物事の本質に焦点を当て、不要な複雑さや混乱を排除する選択。
例:
- キャリア:自分の目標に直結するスキルだけに集中して学ぶ。
- 健康:複雑なダイエット法ではなく、バランスの良い食事と適度な運動を心がける。
- 人間関係:率直なコミュニケーションで誤解を防ぐ。

選び分けるためのポイント
長期的な目標を考慮する:
Easyな選択は一時的な楽さをもたらしますが、長期的な目標達成を妨げる可能性があります。
Simpleな選択は目標への最短経路を提供し、持続可能な成果を生み出します。
価値観との一致:
Easyな道は一見魅力的でも、自分の価値観や信念と合わない場合があります。
Simpleな道は自分の核心的な価値観と一致し、迷いや後悔を減らします。
成長と挑戦のバランス:
Easyな選択は成長の機会を逃す可能性があります。
Simpleな選択は必要な挑戦を含みつつ、無駄な労力を省きます。
ストレスと効率性:
Easyな道は一時的なストレス軽減になりますが、問題の根本解決にはならないことが多いです。
Simpleな道はプロセスを簡素化し、効率的に問題を解決します。

実践的なアドバイス
意思決定の際に自問する:
「これは単に楽な道を選んでいないか?」
「この選択は自分の目標や価値観に直結しているか?」
「複雑さを減らし、本質に集中できているか?」
優先順位を明確にする:
何が最も重要かを明確にし、それに関連しない要素を排除する。
シンプルさを追求する:
必要以上に物事を複雑にしない。情報やタスクを整理し、明確な行動計画を立てる。

Simpleさっていうのは、客観的な評価が難しいなと思っている。

「これからIT活用していくぞ!」な組織にNotion導入支援をしているときの話。キャッチアップがめっちゃ早くて、どんどん資料がNotionに増えていて、とてもいいなと思っていた。
「イマイチな書き方しちゃってるところがあると思うので、レビューしてください!」と言われ、すべてのページを見た。
いろいろ気になるところはあったが、とくに気になったのが「年度ごとにページを作る」というスタイル。
- OO資料
- 2024年度
- DB
- 2023年度
- DB
- 2024年度
2つのDBは同じデータ構造なのに、年度が別というだけでわけられていた。
自分としては、「ひとつのDBにまとめて、Date情報を持つプロパティをつくり、それでフィルターする」の方がSimpleだと思ったのでそう勧めた。
ただ、顧客にとってはフィルター操作というもの自体に慣れておらず、複雑に感じたようだった。

「迷わずに目的を達成できる」はどちらかというとEasyの話で、長期的にはしんどくなる可能性があります、という旨を説明した。

「それぞれの対義語はなんですか」

Easy vs. Difficult
Easyは「容易な、簡単な」という意味で、その対義語であるDifficultは「難しい、困難な」を指します。これは、物事を達成したり理解したりする際の難易度に関する評価です。
Simple vs. Complex/Complicated
Simpleは「単純な、複雑でない」という意味で、その対義語であるComplexやComplicatedは「複雑な、込み入った」を意味します。これは、物事の構造や仕組みの複雑さに関する評価です。

具体例
Easy / Difficult
Easy task(簡単なタスク):短時間で終わり、特別なスキルを必要としない仕事。
Difficult task(難しいタスク):高度なスキルや多くの時間を必要とする仕事。
Simple / Complex
Simple machine(単純な機械):構造が単純で、操作も容易な機械。
Complex machine(複雑な機械):多くの部品や高度な技術を要する機械。

なんとなくだけど、Simple, but not Easy を目指すのがスジがいい気がする。

いやまあ、Easyも嬉しいは嬉しいけど、取り組みがいがなさそう。競争優位性にもならなさそう。

「Easyを意図的に選択すべき場面はありますか。」

「Easy」を選択すべき場面と具体例
時間制約がある場合
例:緊急のプレゼンテーション準備
状況:明日の朝までにプレゼン資料を作成しなければならない。
選択:新しいデザインソフトを学ぶのではなく、既に使い慣れたテンプレートを使用して資料を作成する。
理由:「Easy」な方法を選ぶことで、時間内に質の高い資料を準備できる。
リソースが限られている場合
例:低予算でのイベント企画
状況:予算が限られており、豪華な演出は難しい。
選択:シンプルで効果的なアイデアを採用し、過度な装飾や演出を避ける。
理由:「Easy」な方法でコストを抑えつつ、目的を達成できる。
ストレスや疲労が溜まっている場合
例:リラクゼーションの選択
状況:仕事で疲れており、休息が必要。
選択:複雑な計画を立てて旅行に行くのではなく、自宅で映画を観てリラックスする。
理由:「Easy」な選択で心身の疲れを癒やすことができる。
学習やスキル習得の初期段階
例:新しい言語の学習
状況:初めて外国語を学ぶ。
選択:難解な文法書よりも、子供向けの絵本やアプリで学び始める。
理由:「Easy」な教材で基礎を固め、モチベーションを維持できる。
決断疲れ(ディシジョン・ファティーグ)を避けたい場合
例:日常のルーティン化
状況:毎朝の服選びに時間とエネルギーを使いたくない。
選択:服装を制服化し、毎日同じスタイルを着る。
理由:「Easy」な方法で決断の負担を減らし、重要なタスクに集中できる。
試験的な取り組みやプロトタイプ作成
例:新製品のアイデア検証
状況:市場の反応を素早く確認したい。
選択:簡易なプロトタイプを作成し、ユーザーのフィードバックを収集する。
理由:「Easy」な方法で時間とコストを節約し、有用なデータを得られる。
他者への影響が少ない場合
例:個人的な趣味の選択
状況:新しい趣味を始めたいが、深く追求するつもりはない。
選択:手軽に始められるオンラインクラスや入門書を利用する。
理由:「Easy」な方法で気軽に楽しむことができる。
リスクを最小限に抑えたい場合
例:投資初心者の資産運用
状況:投資経験がなく、大きなリスクは避けたい。
選択:定期預金や低リスクの投資信託を選ぶ。
理由:「Easy」な選択でリスクを抑えつつ、資産を増やすことができる。

Easyは、弱ってるときだなあ。
Easyを選び続けると「弱ってるとき」が基準になってるってことだ。

「Easy」を選ぶことの利点
効率性の向上:迅速に結果を出すことが求められる状況で効果的。
ストレス軽減:複雑な問題を避け、精神的な負担を減らす。
資源の節約:時間、労力、コストを節約できる。
モチベーション維持:小さな成功体験を積み重ねることで、自信とやる気を高める。
「Easy」を選ぶ際のポイント
目的との整合性:短期的な目標に合致しているか確認する。
長期的影響の評価:一時的な解決策が将来の問題を引き起こさないか検討する。
バランスの確保:常に「Easy」な道を選ぶのではなく、状況に応じて「Simple」や他の選択肢も考慮する。

高潔で格調高くありたければ、やはりEasyとは距離を置くことになりそう

まあでも、「これでいい」ってときは全然あるよね

「両者が共存する場合はありますか」

共存の可能性:はい、物事が同時に「Simple」であり「Easy」である場合があります。これは、構造が単純(Simple)であり、達成や理解が容易(Easy)な場合です。
具体例:
- 基本的な家電製品:電気ケトルやトースターなどは、操作が簡単(Easy)であり、構造も複雑でない(Simple)。
- シンプルなアプリ:メモ帳アプリは、機能が限定されており(Simple)、使い方も直感的(Easy)。
条件や特徴:
ユーザー中心設計:ユーザーのニーズに焦点を当て、必要最低限の機能を提供。
直感的な操作性:学習の必要がなく、初めて使う人でも迷わない。
結論:両者が共存することで、ユーザーエクスペリエンスが向上し、満足度が高まります。

根源的に対立するものではない、ということは頭に入れておかないと。
たまに衝突するだけ。

「本当に美しいと思える家具だけを取り揃える」
これはSimple, but not Easyだ。

おおお、知りたかったことがめっちゃ書いてあるかも

語源のところめっちゃおもしろかった
まず、simpleというのはラテン語でsimplexという言葉から来ています。simplexの"sim-"というのは「1」(single)と同じ語源みたいです。
むしろ役割が1個1個特化したものだと、たくさんないと全体としてやりたいことができません。なので構成要素が減るわけがないんです。これは外せない重要なポイントです。かつ、1つの役割というのは、もちろんある程度相対性はあるかもしれませんが、抽象的に分析する観点においてはある程度の客観性がある概念です。
easyは
これは英語でadjacentと書いていますが、「近くにある」という意味です。これをどうソフトウェアの文脈で理解するかというと、1つは「物理的に近い」です。自分のPCの中にあるとか、もしくは気軽にインストールできるみたいな、近くにあるというのが1点目。
そういう言葉からわかるようにきわめて相対的ですし、主観的です。「誰にとって」というのが重要です。入門者にとっては難しいかもしれませんが、熟練者にとっては簡単とか、もしくはこの言語を知っていれば簡単、という話になります。なので、そもそもこの次元で比べるのは難しいかもしれません。もちろんやさしいに越したことはない。

知りたかったの、これだ!
なのでSimple Made Easyで、今日1番伝えたいのは3行目です。「easyよりもsimpleを選ぼう」と、いろいろな資料に書いてありますが、これは完全に間違いです。そういう意味ではありません。easyに越したことはないですが、easyのことはひとまず置いておき、simpleを重視しましょう。逆に言うと、easyで見た目が簡単そうだけどcomplexなものを下手に使うのは避けよう、simpleを追及しようという話です。

- complex はやめとけ
- 短期的には easy を重視して初速出しとけ(でもそれでcomplexになるくらいならsimpleを選べ)
- 中長期的には simple を重視して本質を磨いてけ
な気がした

simpleがいいのは、一度理解するとずっと使えるからかな

詳細を隠そうというより、むしろ分離する、simpleにするということは、個々の役割に切っていって、それ自体を独立した扱いにしようということです。

具体例のパート、自分に知識がなさすぎてcomplectの感覚がいまいちわからなかった

「愛し抜けるポイントが一つありゃいいのに」
これもSimple, but not Easyだ