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形態素解析器 kagome v2の依存関係を見直して v2.1.0 をリリースしました
概要
形態素解析器 kagome v2 のモジュール構成がいろいろ間違っていたので修正して v2.1.0 をリリースしました。
相互に依存するモジュールを管理するの無理
kagome v2 では解析部分と辞書と分離して辞書を管理しやすくしてみたのですが、解析部分のコードも辞書に張り付いているため、解析部分のバージョンと辞書のバージョンを同時に更新しないとずるずると古いモジュールを参照してしまうという問題がありました。
コードを書きながら切に思ったのですが、依存関係にある2つのモジュールのバージョンを同時に上げるのはやはり無理があります。というのも、手元で go mod tidy
して依存関係を解決するとき、Go は GitHub 上のモジュールを参照するので、go mod tidy
を利用してモジュールを管理できなくなってしまいます。
やはり人類には閉路を含むグラフははやすぎたんだ・・・という気分になります。
結局、依存関係が非巡回グラフになるように辞書部分を切り分けるようにモジュール構成を変更し v2.1.0
をリリースしました。v2系でこれより古いのを利用していたら切り替えて頂けるといいかなと思います。
依存関係もスッキリしました
おまけ
kagome用の Neologd辞書と韓国語辞書も更新してあります。
Dictionaris
dict | source | package |
---|---|---|
MeCab IPADIC | mecab-ipadic-2.7.0-20070801 | github.com/ikawaha/kagome-dict/ipa |
UniDIC | unidic-mecab-2.1.2_src | github.com/ikawaha/kagome-dict/uni |
Experimental Features
dict | source | package |
---|---|---|
mecab-ipadic-NEologd | mecab-ipadic-neologd | github.com/ikawaha/kagome-ipa-neologd |
Korean MeCab | mecab-ko-dic-2.1.1-20180720 | github.com/ikawaha/kagome-dict-ko |
Happy hacking!
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