🤔

ClaudeCodeCLI/拡張機能で「Context low · Run /compact…」が出たときの全知識〜意味・発生理由・対処

に公開
CUI
ai開発
Claude
Claude Code
Vibe Coding
tech

ClaudeCodeCLI/拡張機能で「Context low · Run /compact…」が表示されたときの意味と対処法

はじめに

ClaudeCodeやClaude拡張機能（Claude Code CLI/Anthropic公式拡張など）を使っていると、「Context low · Run /compact to compact & continue」 というメッセージが出ることがあります。

本記事では、このメッセージの 意味・発生理由・対処法・実際の運用Tips を、公式ドキュメント＋実体験ベースで解説します。

Context（文脈）とは？

  • Context＝会話の履歴や流れ、AIが「今どこまで話したか」を覚えている領域
  • Claude/ChatGPTなどのAIは「直近数万トークン分」だけを“短期記憶”として持っています
  • 会話が長くなると「文脈（履歴）」が溢れて、古い内容がAIの記憶から消えていきます

「Context low · Run /compact…」とは？

  • 意味：
    Claudeの会話履歴（コンテキスト）が上限に近づいたので、圧縮（compact）して続けてください、という運用アラートです

  • なぜ出る？

    • 長い会話や大量のやりとりでAIの保持できる「文脈容量」が一杯になる
    • 上限に達するとAIが過去の発言や流れを忘れていくリスクが高まるため、警告を出してくれる

対処法：/compact コマンドの使い方

  1. 「/compact」とチャット欄に入力する
  2. 過去の会話が 自動的に要約・圧縮 され、重要な情報・流れだけが残る
  3. 継続して会話できる（ただし、細かな部分は失われる可能性あり）

Claudeは95%超で「自動compact」も発動しますが、手動のほうが会話の意図をコントロールしやすいです。

運用Tips・注意点

  • 圧縮後は「細かいやりとり」や「一時的な思考プロセス」が消えることもある
  • 本当に重要な決定事項・設計・ログは都度.mdファイルや外部メモに残すのが安全
  • 「/compact」を使った後、重要ポイントの再確認・要約をAIに頼むのもおすすめ
  • 複雑な長期プロジェクトは、途中で会話を分割（セッションを分ける）のも有効

公式Tips・裏技

  • 公式で推奨される使い方

    • コードやテスト結果だけ残したい場合、/compactに「code sampleに集中」などカスタム指示を追加できる
    • CLAUDE.md等のプロンプトファイルにcompactルールを書いておくと、AIが意図通りの圧縮をしてくれる
    • /configで「Auto-compact enabled」切替も可能

  • 類似AIとの違い

    • ChatGPT、Geminiでも“長文チャットの一部が消える”現象はあるが、明示的なcompactコマンドはClaude固有
    • Claudeは開発者向けコマンド（/cost, /clear など）が充実している

FAQ（よくある質問）

Q. /compactで何が失われる？

A. Claudeが自動で「不要な詳細」や「古い会話」を要約するので、一時的なアイデアや細かいログは消える場合あり。必要なものは別途保存を！

Q. 圧縮後に履歴を復元できる？

A. いいえ。/compact前の全文は基本的に戻せません。本当に重要なやりとりは、必ず都度エクスポート・コピペ推奨。

Q. どれくらいで「Context low」になる？

A. モデル・プランによりますが、数万トークン（数万字）規模で上限に近づきます。特にコード/設計レビューや長文チャットでは数十分〜数時間で到達することも。

参考

おわりに

この記事が同じ状況で困った方の役に立てば幸いです。コメント欄での質問・体験談も歓迎します！

Discussion