☁️
AWSサービス完全ガイド:インフラエンジニアの視点から
AWSサービス完全ガイド:インフラエンジニアの視点から
AWSは現代のクラウドインフラの中心的存在です。本記事では、インフラエンジニアとしての経験を基に、主要なAWSサービスの特徴と活用方法について解説します。
1. コンピューティングサービス
EC2(Elastic Compute Cloud)
- オンプレミスサーバーからの移行に最適
- インスタンスタイプの適切な選択方法
- Auto Scalingによる自動スケーリング
- スポットインスタンスによるコスト最適化
Lambda
- サーバーレスアプリケーションの構築
- イベント駆動型アーキテクチャの実現
- コールドスタート対策
- コスト効率の高い運用方法
ECS/EKS
- コンテナオーケストレーション
- マイクロサービスアーキテクチャの実装
- CI/CDパイプラインとの統合
- クラスター管理のベストプラクティス
2. ストレージサービス
S3(Simple Storage Service)
- データレイクの構築
- ライフサイクル管理の設定
- バケットポリシーの適切な設定
- 静的Webサイトのホスティング
EBS(Elastic Block Store)
- ボリュームタイプの選択基準
- スナップショット管理
- パフォーマンス最適化
- コスト管理のポイント
EFS(Elastic File System)
- 共有ファイルシステムの構築
- パフォーマンスモードの選択
- バックアップ戦略
- セキュリティ設定
3. データベースサービス
RDS(Relational Database Service)
- マルチAZ構成の設計
- バックアップと復旧計画
- パフォーマンスチューニング
- セキュリティグループの設定
DynamoDB
- NoSQLデータベースの活用
- パーティショニング戦略
- キャパシティユニットの最適化
- グローバルテーブルの活用
Aurora
- 高可用性クラスターの構築
- リードレプリカの活用
- バックトラッキングの設定
- モニタリングと運用管理
4. ネットワークサービス
VPC(Virtual Private Cloud)
- サブネット設計のベストプラクティス
- ルートテーブルの管理
- セキュリティグループとNACLの使い分け
- VPCピアリングとTransit Gateway
Route 53
- DNSルーティング戦略
- ヘルスチェックの設定
- フェイルオーバー構成
- 地理的ルーティングの活用
CloudFront
- コンテンツ配信の最適化
- キャッシュ戦略の設定
- WAFとの統合
- エッジロケーションの活用
5. セキュリティサービス
IAM(Identity and Access Management)
- ロールベースのアクセス制御
- ポリシー設計のベストプラクティス
- MFAの導入と管理
- アクセスキーの運用管理
WAF(Web Application Firewall)
- セキュリティルールの設定
- DDoS対策
- ボットトラフィックの制御
- ログ分析と監視
KMS(Key Management Service)
- 暗号化キーの管理
- 自動ローテーション
- クロスアカウント利用
- 監査ログの設定
6. 監視・運用管理
CloudWatch
- メトリクスとアラームの設定
- ログ集約と分析
- カスタムメトリクスの作成
- ダッシュボードの活用
Systems Manager
- パッチ管理の自動化
- 構成管理の一元化
- 運用自動化の実装
- コンプライアンス管理
CloudTrail
- APIアクティビティの監視
- セキュリティ分析
- コンプライアンス対応
- 監査ログの保管
7. 開発支援・CI/CD
CodePipeline
- CI/CDパイプラインの構築
- 自動テストの統合
- デプロイ戦略の実装
- 承認プロセスの設定
CodeBuild
- ビルド環境の標準化
- テスト自動化の実装
- アーティファクト管理
- コスト最適化
CodeDeploy
- デプロイメント自動化
- ロールバック戦略
- ブルー/グリーンデプロイ
- カナリアデプロイ
8. コスト管理
Cost Explorer
- コスト分析と可視化
- 予算管理の設定
- リソースタグの活用
- 最適化推奨事項の活用
Savings Plans
- 適切なプラン選択
- コミットメント管理
- 使用率の最適化
- コスト予測
AWS Budgets
- 予算アラートの設定
- コスト制限の実装
- 使用量の監視
- レポーティングの自動化
まとめ
AWSの各サービスは、それぞれの特性を理解し適切に組み合わせることで、より強力なクラウドインフラを構築できます。重要なポイントは:
- セキュリティを常に最優先
- コスト最適化の継続的な実施
- 自動化による運用効率の向上
- 可用性と耐障害性の確保
- パフォーマンスの最適化
これらの要素を適切にバランスさせることで、効率的で信頼性の高いAWS環境を実現できます。
Discussion