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CLFをなるべく無料で取得する方法

2023/10/11に公開

こんにちは、iharuです。
最近は、公式・非公式ともに無料のAWSコンテンツが充実してきたので、自身の体験談も踏まえてAWS Certified Cloud Practitioner 認定を取得する方法を紹介したいと思います!

はじめに

AWS(Amazon Web Services) は、Amazonが提供するクラウドコンピューティングプラットフォームです。AWSは、世界中の企業や個人に対して、インフラストラクチャーサービス、プラットフォームサービス、ソフトウェアサービスなどの多くのクラウドベースのコンピューティングリソースを提供しています。これにより、ユーザーは物理的なサーバーやデータセンターを所有・運用する必要がなく、必要なリソースを必要な時に利用できるようになります。

AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)を取得すると上記のクラウドやAWSの概念を理解して各種サービスを一言で説明できるようになります。この資格を取得することでエンジニアはもちろん営業のセールスで活用できます。
一方で、AWSには膨大なサービスがありCLFの範囲はそのほとんどをカバーする必要があり、効率的で適切な勉強方法をする必要があります。この記事では、自身の実体験をふまえて具体的な試験対策を紹介します!

この記事の主な対象者

  • AWSは聞いたことあるけど、どんなサービスかわからない
  • AWS資格を取りたいけど、効率的な勉強方法がわからない
  • なるべくお金をかけずに、AWS資格を取りたい

ロードマップ

  1. 動画コンテンツで概要をつかむ(無料)
  2. 資格本でサービスの詳細をつかむ(無料)
  3. 問題集で解法を覚える(有料)
  4. 試験を受ける

2週間~1か月で資格取得ができる想定です。

1.公式の初心者向けコンテンツ(無料)で概要をつかむ

まずおすすめするのが、AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版) です。
AWSの社員の方が、おもしろおかしくAWSを紹介する動画を見て、それに関するクイズを解いていくことができるコンテンツです。
クラウドやAWSの考え方、主要なサービスを学ぶことができます。

まずは、次のサイトからAWS Skill Builder(AWSの学習コンテンツサイト)に登録します。(Amazonのアカウントが必要)
https://explore.skillbuilder.aws/

AWS Cloud Practitioner Essentials (Japanese) (日本語実写版)
受講します。
(英語版や日本語字幕版、吹替え版などに注意)
https://explore.skillbuilder.aws/learn/course/internal/view/elearning/1875/aws-cloud-practitioner-essentials-japanese-na-ri-ben-yu-shi-xie-ban

約6時間のコンテンツですが、内容は難しくなくサービスごとに章が分かれているため少しずつ進めていくことができます。AWSの概要をつかむことで、より具体的なサービスを学ぶ際にイメージがしやすくなります。

2.クラウド勉強会が出版している本(無料)で詳細を知る

AWS認定資格 クラウドプラクティショナーの教科書: 合格へ導く虎の巻 CloudTech制作委員会シリーズ Kindle版
https://amzn.asia/d/ej84elC

こちらは、AWS学習サービスを運営しているくろかわこうへいさんらが執筆している、CLF向けAWSサービスを網羅した本です。先ほどのAWS Cloud Practitioner Essentials よりも、個々のサービスにフォーカスした内容で、資格取得を意識したものになっています。
他の有料の資格本と比べてもAmazonでの評価が高く、なぜ無料なのか個人的に聞いてみたいほどです。

難しい内容は飛ばしてしまっても良いと思います。大まかに内容が理解できたら、いよいよ問題集にうつっていきます。

3.公式の模擬問題(無料)、非公式の問題集(有料)で訓練する

実は、先ほどのAWS Cloud Practitioner Essentials に模擬問題集があります。
試験と同じ問題数で解けるので、実戦をイメージしやすいです。ただ、実際の試験より難易度が低めなので感覚をつかむために利用したいです。

有料の問題集では、AWS WEB問題集で学習しよう やくろかわこうへいさんが運営しているCloudTech がおすすめです。CloudTech の方が問題数は少ないのですが、解説は丁寧な印象です。こちらの2つはサブスク型の問題集で5000円程度で、CLF以外の問題集も解くことができます。AWS WEB問題集で学習しよう だけやればいい、という方も多く確かにこれを解き続ければ資格は取れます。ただ、体系的な理解やモチベを保つためには先ほどの動画コンテンツや資格本を読むことをおすすめします。

https://cloud-license.com/
https://kws-cloud-tech.com/

4.試験を受ける

AWSでは期間限定で試験の割引バウチャー(クーポンのようなもの)を配布していることがあります。また、最初に受けることの多いCLFでは難しいのですが、試験に合格すると次の試験が半額になるバウチャーが必ずもらえます。CLFの次にSAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate 認定)を受ける方が多いと思いますが、その際は必ずバウチャーを利用しましょう!

さいごに

ここまで読んでいただいてありがとうございます!
資格は所詮資格…といわれがちですが、CLFを取ることでより複雑なAWSの構成を理解するのに役立つと思っています。
皆さんがAWSの最初の一歩を歩む助力になれば幸いです!

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