商用ライセンスで購入したJetBrains製のIDEを異なるユーザー名のMacにインストールする
はじめに
※ 今のところ、macOS限定の記事です
IntelliJ IDEA・WebStormやPhpStorm・RubyMineなどJetBrains製のIDE、便利に使っていますか?
中にはJetBrains製のIDEを会社で買ってもらっているという場合もあるかもしれません。
会社で購入した商用ライセンスを自宅で利用することはJetBrains公式が認めています。
弊社の使用許諾契約では、会社が購入した商用ライセンスをご自宅で使用することを禁じておりません。
会社で購入した商用ライセンスを自宅で使用できますか? – ライセンスおよび購入に関するFAQ
別の記事を読むと、これには注釈があり、商用ライセンスではOSのユーザー名(ログイン名)が同じでなければなりません。
The same is true for the commercial subscriptions with the additional requirement: your operating system username (login) must be the same on all the systems where you use the IDE.
業務用PCと自宅PCで同じユーザー名の場合は問題ありません。ただし会社と自宅、別のユーザー名を使っている場合も多いと思います。
実際、別のユーザー名で会社用のPC・個人用のPCでIDEを使おうとすると「ライセンスの競合を検出しました」と、おどろおどろしいダイアログが出て、片方のIDEが使えなくなってしまいます。
会社支給パソコンのユーザー名は普通変えるわけにはいきませんから、個人用のMacのユーザー名を変えたいとします。
Apple公式の案内を見ると、次のように案内されます。
macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前を変更する - Apple サポート (日本)
ただ、上記の方法だとリスクが大きいです。
ホームフォルダの名前を変更するとなると、どこかにホームフォルダのパスが記載されている設定ファイルなどが存在すると各種アプリケーションで不具合が出ることが必至です。
結論
ホームフォルダの変更はやめ、macOSのユーザー名の変更だけを行いましょう。
これでJetBrainsのIDEのライセンスは通り、ユーザー名変更の影響を最小限に留めることが出来ます。
下記ページの「次にアカウントの名前を変更する」の章だけ実施し、ユーザー名だけを変更しましょう。
※ 念を入れるなら作業前にバックアップすることをお勧めします。
macOS のユーザアカウントやホームフォルダの名前を変更する - Apple サポート (日本)
そうすると、JetBrainsのライセンスが通るようになります。
JetBrainsのアナウンス通り、ユーザー名を同じにしているのですから、ライセンス的にも何の問題もありません。
今のところ筆者のMacでは不具合は出ていません。
お読み頂き、ありがとうございました!!!
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