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Claude Code in Actionを受講してみた

に公開

Claude Maxプラン($200)を契約して、もうすぐ1ヶ月が経とうとしています。毎日しばき倒しているので、従量課金ベースで使用料を計算したところ、$3,562(約52万)くらい使ったようです。
ある程度勘どころもつかめてきたかなと思っているのですが、先日、Anthropicが公式で無料のオンラインコースをやっているのを知りました。Skilljar上で提供されており、アカウント登録が必要ですが、他にもAPIだったりMCPについてのコースもあるようです。
今回は私がまさに求めていたClaude Code in Actionのコースを受講してみたので、学びがあったことを中心にまとめます。
内容的には12個のレッスンがあり、またそれぞれの動画も2、3分と短いので、1時間あれば十分完了できるでしょう。
https://anthropic.skilljar.com/claude-code-in-action

Claude Code in Actionについて

概要

Claude Codeをソフトウェア開発タスクに活用するための包括的なトレーニングです。AIコーディングアシスタントの基盤となるアーキテクチャ、実践的な実装手法、高度な統合戦略を網羅しています。Claude Codeのコンテキスト管理アプローチ、MCPサーバーとGitHub統合による機能拡張方法についても学習できます。

ハイライト

基礎編:アーキテクチャとツール連携

AIアシスタントがコードベースとどのように対話するかを理解し、その仕組みを学びます。Claude Codeを使っていると、ファイル読み込みなど様々なツールがリアルタイムで動作している様子を実際に目にするでしょう。これらのツールがどのように連携し、複雑な問題を解決していくのか、その背後にあるメカニズムを深く理解できるようになります。

実践編:効率的な開発フロー

限られたコンテキストを最大限に活用するための管理テクニックは、効果的な開発に欠かせません。また、Claude Codeの機能として、画像を使ったコミュニケーションが可能です。複雑なコードベースの変更を計画する際に、視覚情報を活用してより高度なタスクを実行する方法を習得します。さらに、カスタムコマンドの作成により、繰り返し行う開発タスクを自動化し、作業効率を大幅に向上させることができます。

応用編:拡張機能とインテグレーション

MCPサーバーを活用することで、外部ツールやサービスとのシームレスな連携が可能になります。特に注目すべきは、GitHub ActionsとClaude Codeの統合です(最近のアップデートでサブスクリプションプランでもclaude-code-actionsが使えるようになりましたね!)。これにより、GitHubのWebインターフェース上で直接AIアシスタントと対話しながら開発を進められるようになり、コードレビューやプルリクエストの処理が格段に効率化されます。また、プログラミング課題の複雑さに応じて、適切な推論アプローチを選択する方法も学べます。シンプルなタスクから高度な問題解決まで、状況に応じた最適なアプローチを使い分けることで、より効果的にClaude Codeを活用できるようになります。

どんな人におすすめか

Claude Codeについて興味を持っている方や、使い始めようとしている方にはもちろんおすすめですが、現在バリバリに使っている人も必見です。体系的に整理された内容を学ぶことで、今まで気づかなかった機能や効率的な使い方を発見でき、スキルをさらに磨くことができると思います。

感想

特に、以下のレッスンが興味深く、勉強になりました。

What is a coding assistant?

コーディングアシスタントはコードを書くツールですが、その舞台裏で何が起こっているかを理解すると、Claude Codeがいかに強力なコーディングツールであるか、その真価を理解することができます。

ツール使用の舞台裏

Claudeのような言語モデルはテキストを生成することしかできません。ファイルを読んだり、コマンドを実行したりする能力は持っていないのです。
では、なぜファイルが読めるのか?ここに「ツール使用」という巧妙な仕組みがあります。

  1. 👤 あなた:「main.goファイルの中身を見せて」
  2. 🤖 Claude Code:裏で「ファイルを読みたいときは『ReadFile: ファイル名』と言ってね」という指示を言語モデルへの入力に追加
  3. 🧠 言語モデル:「ReadFile: main.go」と応答
  4. 🔧 Claude Code:実際にファイルを読み込んで内容を取得
  5. 🧠 言語モデル:受け取った内容を基に回答を生成

つまり、Claude Codeは「指示を理解してテキストで要求を出す言語モデル」と「実際の作業を行うツール」の絶妙なチームワークで動いています。
この仕組みを理解すると、なぜClaude Codeが時々「Read...」と表示するのか、その裏側で何が起きているのかが見えてきて、めちゃくちゃおもしろいですよね!

Extending Claude Code with MCP servers

Claude Codeのツールがどのように複雑な問題を解決していくかは前述の通りですが、さらにパワーアップさせられるのが、MCP(Model Context Protocol)サーバーです。その中でも人気なのが、Playwrightですね。私もすべてのWeb開発のプロジェクトで使うように設定していて、Claude Codeが実装した画面をさらにPlaywrightで実際に見に行かせ、正しく完了させたか、間違っていたら修正させる...みたいなことをすることで、さらに自動化の幅が広がりました。
Playwrightは、MCPサーバーで実現可能なことの一例に過ぎず、DBとの連携やクラウドサービスとの統合など、日々新たなMCPサーバーのエコシステムが広がっています。これなんとかならないかな?といった不便からMCPサーバーを探しに行くと、Claude Codeが単なるAIアシスタントではなく、真の開発パートナーへ進化していきそうです。

おわりに

実際に自分が使っているツールがどのように動いているのか、その内部を覗き込むことでさらにClaude Codeへの理解が深まり、もっとClaude Codeと仲良くできそうです。
ということで修了証ゲット。やった〜!

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