スマート監視カメラとして稼働させた場合の Raspberry Pi の消費電力を測定(WiFi版)

スマート監視カメラとして稼働させた場合の Raspberry Pi の消費電力を測定するべく、定期的にバッテリーの残容量をキャプってクラウドにアップロードする。

Raspberry Pi 公式発表の消費電力 (電圧は 5V )
型 | 消費電力 | 推奨電源容量 |
---|---|---|
Raspberry Pi Zero | 0.1A | 1.2A |
Raspberry Pi Zero W/WH | 0.15A | 1.2A |
Raspberry Pi Model A | 0.2A | 0.7A |
Raspberry Pi Model B | 0.5A | 1.2A |
Raspberry Pi Model A+ | 0.18A | 0.7A |
Raspberry Pi Model B+ | 0.33A | 1.8A |
Raspberry Pi 2 Model B | 0.35A | 1.8A |
Raspberry Pi 3 Model B | 0.4A | 2.5A |
Raspberry Pi 3 Model A+ | 0.35A | 2.5A |
Raspberry Pi 3 Model B+ | 0.5A | 2.5A |
Raspberry Pi 4 Model B | 0.6A | 3.0A |

【結果】5/5(水) 16時頃スタート ~ 5/6(木) 12:28バッテリー切れ ⇒ 約20時間稼働 。
26.8Ahフルで出てたとして、 1時間あたりの消費電力は、1.3A 。
24時間稼働させるには約32A必要。5Vなので160W必要。
すなわち、昼間に平均160W(日中8時間として1時間20W)発電できるソーラー用意すれば、電源のない山や農地でも太陽光さえあれば動かせる。
たぶん…
(WiFi⇒Soracomに置き換えたる必要があったり、赤外線ライトなどの他の装置も必要だったり、そもそも電源周りはそんな単純な話じゃないはずなので、まだまだ検証は必要)
※2021/5/9追記:26.8Ah出てませんでした 詳細は後述

ラズパイの消費電力を、もう少しちゃんと測るべく、USB電流電圧テスターを使って再度、測定開始☆
↓カメラとバッテリー、テスターは、こんな感じで箱の中に配置。※ラズパイは箱の外
例によって、1分周期でバッテリー残量やテスターの数値を撮影し、サーバーへアップロードして蓄積。最新の画像は https://up.knkgw.com/latest_2.jpg で確認できるようにした。
【結果】総容量:12042mAh (公称: 26800mAh)
テスターを挟むとなぜか前回より約9時間長く稼働したけれども、なんと容量は公称の半分以下!
今回はバッテリーの性能検証が目的じゃないのでアレですが、とはいえ測定結果が嘘になるので、やっぱテスター使ってちゃんと計測しないとダメですね。
12Ah(≒12042mAh) / 29時間 ⇒ 1時間: 0.415A ⇒ 1時間: 2W (≒0.4A * 5V)。
24時間稼働させるのに48W必要だから、日中8時間で1時間当たり6W発電できればいい計算。
40Wのソーラーなら、曇り空でも、もしかしたら6Wくらいは発電できるかもしれないので、次はほぼ空っぽのバッテリーと40Wのソーラーをパススルーでラズパイに繋いで、稼働させてみるぞ、と。