「受託開発」から「自社開発」の会社に転職したママエンジニアの感想
こんにちは。アイデアログ開発チームでフロントエンド開発を担当している「ぽんきち」です。
名前の由来は日常生活でやらかしが多いので「ポンコツ」ということから来ています。
バックエンドをずっとやってきましたが、ここ最近はReact/Next.jsの実装にどっぷりです。
現在フルリモートで働いている2児(小4、年中)の母です。現職に至るまで、受託開発の仕事をしてきました。アイデアログは自社サービスの開発のため、仕事の進め方など受託開発との違いに良い意味で戸惑うことがありました。
今回は、受託開発とアイデアログの違いについてお話ししたいと思います。
受託開発時代の働き方
受託開発では、主にウォーターフォール型の開発を行っていました。営業担当者が顧客と調整済みで仕様がほぼ固まっており、その仕様通りに作るのがメインでした。たとえ疑問点が出たとしても、営業担当者に聞けば即解決という場面も多かったです。
仕事は並列でたくさんのプロジェクトを担当し、短期プロジェクトや単発案件も多くありました。担当割がパキッと割れていて、基本的に自分の担当を期日までにやるというスタイルでした。そのため社内メンバーとのコミュニケーションは多くなく、1日誰とも話さないこともありました。笑
顧客からのフィードバックやクレームなどは営業担当が受けてくれていたため、開発に集中できる環境ではありましたが、お客様の声が直接聞こえにくい面もありました。
自社サービスのみを開発するアイデアログでの働き方
現在は自社システムを4つ担当し、新規開発と改修を並行して進めています。開発方法はスクラムだったりウォーターフォールだったりとプロジェクトによって異なりますが、大きく違うのは仕様が決まっていない(詰まっていない)ことも多いという点です。
そのため、自分で仕様を考えて提案・調整することが求められます。設計でFigmaを作成することもあり、その場合には他社のシステムを参考にしつつ、より使いやすいものにするにはどうすれば良いかを考えていました。また、設計として決まっているものに関しても、こちらの方が良いのではないかと思った際には積極的に提案します。
施設さんや社内のメンバーなどから意見をもらいつつ、品質とスピード感を大切にして開発を進めています。社内開発なので、良いこと(お客様からの高評価)も悪いこと(不具合や使いにくいというご意見)も直接耳に入ってきます。
また、日々の進捗などをチームで共有しており、全体として良い進捗ができるようにお互い協力しながら仕事を進めています。わからないところはテックリード含め社内メンバーに相談することもあります。チーム関係も良好なため、困っている人がいたら誰かが手を差し伸べるような関係性になっています。
受託開発とアイデアログの違いを表にまとめてみました。
受託開発の時 | 自社サービス開発(アイデアログ)の時 | |
---|---|---|
開発方法 | ウォーターフォールでの開発(仕様が決まっているものを開発) | スクラムだったりウォーターフォールだったり。仕様が決まっていないことも多いので、自分で仕様を考えて提案・調整もする |
仕事内容 | 並列でたくさんのプロジェクトを担当。短期プロジェクトや単発案件も多い | 現状は自社システムを4つ。新規開発と改修を進める |
仕事の進め方 | 締切重視、スピード感優先 | 施設さんや社内のメンバーなどから意見をもらいつつ、品質とスピード感を両立させる |
仕事の様子 | 個人プレー。担当が明確に分かれている | チームプレーが基本、お互いに協力しながら進める |
行動 | 担当範囲の技術を個人で学習(当時はDockerやAWSなどをやった) | サービス全体(テック面、ビジネス面)を理解するため幅広く学習 |
思考 | 顧客要望を正確に実現することが最優先。営業担当が持ってくる仕様が正 | ユーザー体験を向上させるため、より良い方法を提案・議論する→より良いものを作りたいという思考 |
フィードバック | 営業担当が受けてくれていた(クレームなども) | 社内開発なので良いこと(お客様からの高評価)も悪いこと(不具合や使いにくいというご意見)も直接耳に入る |
自分でも見比べていると結構違うなという印象です。笑
特に大きく変わったポイント
ポイント①:仕様づくりから関わる面白さ
受託開発の時は営業担当者によって仕様がほぼ固まっていることが多く、その仕様通りに作るのがメインでした。
現在の仕事は、スクラム開発を実施していたこともあり、仕様が決まっていない場面も多く、まずは調整からということもあります。また設計でFigmaを作成することもあったので、その場合には他社のシステムを参考にしつつ、より使いやすいものにするにはどうすれば良いかを考えていました。
受託開発の時よりも自分たちで作っている!という感覚はより強くなったと思います。
ポイント②:チームプレーの働き方
アイデアログで働いて思うのは、よりチームで動いているということです。
前述の通りですが、受託開発の時は担当割がパキッと割れていて、基本自分の担当を期日にやるというスタイルでした。そのため社内メンバーとのコミュニケーションは多くなく、1日誰とも話さないこともありました。笑
今は日々の進捗などをチームで共有しており、全体として良い進捗ができるようにお互い協力しながら仕事を進めています。チーム関係も良好なため、困っている人がいたら誰かが手を差し伸べるような関係性になっています。
自分の仕事を進めるのも大事ですが、思いやりを持って助け合える文化があるのがアイデアログチームのいいところだと思っています。
まとめ
自社システムを開発するようになり、実装したプロダクトが自分たちのものという思い入れもより強くなりました。
受託開発では「決められたものを正確に作る」ことが求められましたが、自社開発では「より良いものを考えて提案する」ことが求められます。その分、責任も大きくなりますが、やりがいも格段に大きくなったと感じています。
今は、自社サービスをより使いやすく、多くの人に喜んでもらえるサービスになるよう日々邁進しております。
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