ZennのSEOについて考察してみた

公開:2020/09/27
更新:2020/09/27
4 min読了の目安(約2900字IDEAアイデア記事
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はじめまして、氷犬といいます。

普段はWebマーケティング会社で働いていまして、SEOをはじめとしたWebコンサルティングの仕事をしています。
SEOが強みの会社なので、クライアントにSEOのテクニカル面の改善提案をすることもありまして、おそらく「一般の方よりはSEOにちょっと詳しい」という感じです。

今回は、ZennのSEOについて、そんな立場から書いてみたいと思います。
正直、僕自身がテクニカルSEOに精通しているわけではないので、あくまでも議論の種みたいな形で見ていただけると嬉しいです。

この記事を書いたきっかけ

Zenn に必要な SEO 対策
https://zenn.dev/ogaoga/articles/24edcfed91744c2a6dfd

こちらの記事を見たのがきっかけです。
運営者であるcatnoseさんがコメントをされていたのを見て、「これは面白いテーマだな」と思って書きたくなりました。

内容を要約すると、こんな感じです(間違ってたらすみません)。

ogaogaさんの意見と、catnoseさんのコメント

  • meta descriptionを入れよう
    • meta descriptionは、投稿のハードルが上がるため入れていない。SEO的に特に問題ないとは思うが、CTRの観点から挿入することを試してみたい。
  • headingタグの構造を適切にしよう
    • こちらは過去にテストしたことがあるし、特に大きな影響はないと考えている。
  • titleタグの位置を上げよう
    • これは問題ないと考えている。

僕の意見としては、catnoseさんとおおむね同じで、どれも優先度の高い課題ではないかなと感じました。

特にmeta descriptionは設定してもGoogleに無視されることもあり、いち投稿者として入れるのも正直めんどくさいので、なくてもいいと思います。

SEOはこういう「これは実装すべきだよね」と「これは実装しておいた方がいいよね」の境目が曖昧なのが難しいところですよね...(Googleがハッキリ言わないので)

GoogleがZennをきちんと評価していない原因

一番大きな原因は、「リリースされてからまだ日が浅い」ということだと思います。

catnoseさんも元記事のコメントで触れられていますが、Googleがサイトを正しく評価するまでには、通常3か月から半年くらいの時間がかかります。

リリース直後に大量にコンテンツを投下することで、Googleがサイトを急に評価するという、通称「Googleハネムーン」という現象もあるのですが、ZennのようなUGCプラットフォームではコンテンツの方向性がコントロールしにくい以上、その恩恵を受けるのは難しいはずです。

限られたクロールバジェットが、重複コンテンツのクロールや無投稿のユーザーページに費やされてしまい、オリジナルコンテンツが検索エンジンにしっかりと認識してもらえていない…というのが現在の状態だと思います。

まさにこの状態ですね。

一番のSEOは、外部評価を集めながらGoogleの評価が進むまで待つことだと思う

僕の経験上、新規ドメインで作られたECサイトやUGCサイトは、一般的なメディアサイトと比べて、順位がなかなか上がりにくい傾向があります。

(SEO的な意味での)コンテンツの質がコントロールしにくいですし、構造も複雑だからです。

実際、SEOコンサルタントががっつり見て作ったサイトでも、半年くらいは様子を見ないとなーという印象があります。
(もし、「公開1か月でこれだけ成果出したぜ!」という方がいたら、参考にしたいのでぜひ教えてください...)

この辺りは、テクニカルSEOの施策でどうこうできる要素が少ないように思うので、まずはGoogleが早めに評価してくれるよう、サービスがグロースしてリンクが集まるようにするほかないと思います。

SEOは1にも2にもリンクです。質の良いリンクが集まれば、それだけSEOの成長も早いです。

そういう意味では、Zennはかなり盛り上がっていて、いろんなサイトからのリンクもすぐに集まりそうなので、SEOで評価されるのもかなり早いと思います!

「待つ」以外でできるSEO施策

「評価されるのを待ちましょう!」だけだとあまりに雑なので、個人的にはこうするかもという施策をいくつかまとめて終わりにしたいと思います。

※テクニカルSEOの話は沼なのと、確証が持てないので書いていません、すみません。

案1:狙いたいトピックやキーワードをある程度選定して、ユーザーに「こんな記事を書いてみませんか?」というヒントを出す

例えば、ReactやVueなど、SEO的に狙っていきたいテーマを選定して、そのトピックをユーザーに積極的に書いてもらうなどです。

「好きに書いてください!」だとなかなか書きづらいという方もいると思うので、「Reactの知見を皆で持ち寄りましょう!」という形でイベント化すると、Reactの記事が増え、結果としてReact関連のキーワードで評価が進む...といったことはありえると思います。

ただSEOのためだけに記事を書くのはつまらないので、「なんとなくの流れを作る」という感じです。

案2:タグ・カテゴリーを整理し、特定テーマにおける専門性を強化する

1をより深掘りするパターンです。

例えば、HTML/CSS/JavaScriptなど、おおざっぱなカテゴリーを作り、カテゴリー単位で記事群をまとめるといったイメージになります。

トップページに「HTMLの記事一覧」「CSSの記事一覧」「JavaScriptの記事一覧」など、カテゴリーへのリンクを貼り付け、その下に記事の一覧をぶら下げます。

こんなイメージです↓

  • トップページ
    • HTML
    • CSS
    • JavaScript
      • React
      • Vue
    • Ruby
      • Rails

こうすることで、Googleがサイトの概念構造を理解しやすくなり、サイト内の評価がスムーズに進むことが予想されます。

ただ、実装や運用のコストが相応にかかるのがネックですね...

まとめ

ZennのSEOについての議論を見る中で感じたことを簡単にまとめてみました。

しかしながら、SEOはあくまでも集客施策のひとつであり、サービスの設計思想を十分に理解しない中でSEOについてあれこれ言うのは野暮だと思うので、あくまでもひとつの参考として見ていただければ嬉しいです。

ただ、最近のGoogleの検索結果は本当にわかりづらくて、探している情報がなかなか出てこないので、検索するとZennのページが出てきて、「Zennを見ればなんでもわかる!」という状態になったら理想だなと思います。

何か僕が気づいていなかったり、間違っていることを言ったりしているのであれば、ぜひコメント欄でご指摘くださいm(_ _)m

(Zennのエディタが快適すぎたので、また何か書きたいと思います!)