転職して1年したのでさらっと振り返る
背景
転職して1年経つこともあり、2021年の3月からやったことの棚卸しをしつつ、変化したことを後で振り返れるようにするため、どんな1年だったかを整理してみる。
記事として公開しているものの、主に自分向けのメモの意味合いが強い内容になっている。
サマリ
2021年3月に新卒で入った会社を退職し、2021年4月より伝統的な日本企業(JTC)に転職した。
転職前は、誰かが作ったプラットフォームの運用保守からキャリアをスタートしたが、退職直前にはOpenshift
on AWS
を使ってデータ分析基盤サービスを作る、のような仕事をしていた。
転職後は、プロジェクトに恵まれずコンテナが出てこないプロジェクトを転々としたが、Datadog
, Terraform
を新しく使い始めたりプロジェクトの最上流みたいな部分を見るような立場も経験させてもらえた。
1年何をやってきたかを振り返り、環境や思考の変化について整理し、今後何をしていくかまとめていく。
※まとまらなかったから一旦区切って公開することにした
1年どんなことをしてきたか時系列でピックアップ
退職してからの1年でどんなことをしてきたか、カレンダーを見て抜き出してみた。
春
3月
4月
- 転職による環境の変化の洗礼を受ける
- チャットツールが活用されてなく、チャットツールを活性化させるところから取り組む[3]🔥
- 入社して最初のタスクが、手順書に従ってWindowsマシンをEC2上に手動で構築することだったため、
Terraform
の機運を高める。(いいきっかけをくれて本当に感謝している)🔥
- Datadogを初めて使うことになったので、
Datadog Technical Specialist
[4]というDatadog Partner向けの資格を取得する 🔐 - CloudNative Days主催のCI/CD Conferenceに実行委員会側として参画💪
夏
5月
6~7月
- 転職してひと段落したこともあり、色々準備して結婚する💍
- サービスを作っていくプロジェクトに参画したためカスタマーサクセスプロフェッショナルを読み始める
9月
- プロジェクトのリリース対応に心身持っていかれる🔥
- CloudNative Days主催のCI/CD Conference開催🥳
- CloudNative Days主催のCNDTに実行委員会側として参画💪
秋
10月
-
プロジェクトの期間、人員、コストの秘伝のタレ感を払拭できないか考え始め、見積りについて学んでみようと思い立つ。見積もりの本なんかも買って読んだ。📚
-
KubeCon NA 2021に参加し、Kubernetes and Cloud Native Associate (KCNA) Betaという資格をリリース日に取得してみたりなどした🔐
-
以前取得したAWS Certified SysOps Administrator - Associateという資格の有効期限が切れることもあり、上位資格であるAWS Certified DevOps Engineer - Professionalを取得する。[6]🔐
冬
11月
- CloudNative Days主催のCNDT開催🥳
- CloudNative Days主催のO11y2022に実行委員会側として参画💪
- AWS Certified Solutions Architect - Professional 資格取得🔐
- AWS Certified Security - Specialty 資格取得🔐
- AWS Certified Database - Specialty 資格取得🔐
- AWS Certified Advanced Networking - Specialty 資格取得🔐
12月
- AWS Certified Machine Learning – Specialty 資格取得🔐
- AWS Certified Developer - Associate 資格取得🔐
- AWS Certified Data Analytics - Specialty 資格取得🔐
- AWS Certified SAP on AWS - Specialty 受験[7]🔐
- HashiCorp Certified: Terraform Associate 資格取得🔐
1月
- 初めてアジャイルをやっていくため、開発プロセスについて色々考える。やさしめのスクラムの本を読む。📚
2月
- プロジェクトの最上流部分に参画してみて、実装に入るまでの諸々の多さに悩む。プロセス全体のコンセプトを掴むための手段の1つとしてITIL (Information Technology Infrastructure Library)のやさしめの本を読み始める。📚
- Team Topologies読んでみたけど、毎年組織変更してチームメンバを固定できないSI企業と相性悪すぎて泣く。📚
3月
- CloudNative Days主催のO11y2022開催🥳
- Certified Kubernetes Security Specialist (CKS) 資格取得🔐
各カテゴリごとに振り返り
コミュニティ関連
社外のコミュニティに参画してみて、視聴者側から見えなかったことが色々知れた
のは本当にいい機会をいただけたと思っている。特に、カンファレンスを開催するために誰がいつどのような準備をしているのか
、という裏側を知れたり、CloudNative界隈の方々と交流する接点を持てた
ことによって、技術イベントへの向き合い方にもポジティブな影響があった。
技術関連
Terraform
を用いて、AWS
, Datadog
リソースをひたすらこねる日々を送っていた。
Kubernetes
を学んだ時のYAMLにすべて書かれてるという気分の良さ
をTerraform
のHCLにおいても同様に体感し、Terraform
は強みの1つとして使い続けたいなと思った。
AWS
も全冠取得してみたら景色が変わるかと思ったが、正直何もわからない。
Kubernetes
は業務で触れることがなくなってしまったのは残念だが、CloudNative界隈が活発なおかげでキャッチアップする場が多くとても助かっている。
Credly上のバッジも充実してきて、資格取得としては個人的にひと段落しました。
心境の変化関連
これは環境を変えたことで早めに気づけてよかったことの1つであるが、自身の意思や軸と思っているようなことでさえ、取り巻く環境の変化によって変わってしまうことは痛感した年だった。
- 裁量労働になって気づいたが、時間を注ぎ込むことで結果を出す凡人であったし、報酬が増える見込みや評価が上がる見込みがないと、普通に意識低めになるということ
- 純粋な技術だけでなく、
見積もり
や開発プロセス
、Team Topology
、ITIL
といった、技術と切り離せないその他の要素について強く関心を持った年だった。
これは、前職よりもやや上流に関わったことの影響が大きいが、むしろ技術を駆使するフェーズでちゃんと技術をやるために、そのフェーズの前で大きな失敗をしたくないというのが本音ではある -
正直者が馬鹿を見る
枠組みに適応していくと、自分が嫌悪していた振る舞いに近づいていくジレンマがある。[8]
その他
-
定時退社したくなるし10時には寝たいし、無限に愛飲していたエナジードリンクは全く飲まなくなり、ZONeの定期購入を辞めることができた。
-
なぜかは不明だが、何かを調べる時に横道に逸れる割合が低減した。
調べないといけないこと
を調べてる際に、調べるとベターだけど優先度的に今ではないこと
や衝動的に調べたくなったけどほぼ必要ないこと
をある程度諦めることができるようになったということかも知れない。 -
本を読むようになった。
恥ずかしい話だが本を読むことの重要さに全く気づいていなかったし、むしろ、似たような内容が(頑張れば)インターネット上で見つかるような情報を、わざわざ本を買ってまで得たいという気持ちを理解できなかった。
ブクログというサービスで読んだ本をまとめていくことで、思考の変化など今後も気づけたらいいなと思っている。むしろ他の方がどんな本を読んでいるのかとても気になるので、率先して自分から公開することで、読んだ本を公開する人が増えたらいいなと思う。📚
まとめ
まとまらなかったが、ロードマップが分かりやすい資格取得を基に広く浅く学んだ年だった。
深い専門知識こそないものの、AWS
, Terraform
, Kubernetes
の3軸を育ててこれているので、他者と単純比較して焦ることが減ったのはよかった。
転職して1年だが、環境変わった時のワクワク感みたいなのが1年持たなかったので、転職芸人になりそうな予感がしている。
今後したいこと
やってきたことを棚卸ししたつもりだったが、何が定着したか正直わからないので、具体的に何ができるのか整理しようと思った。
純粋な技術以外も伸ばしていきたいので、本をたくさん読んでいきたいし、フレームワークがあるもの(アジャイル
、ITIL
, PMBOK
等)はそれをまず学んでみようと思った。
その他色々あるはずだけど思いつかないので一旦区切る
Discussion