UnityVersionControlSystemを使って死ぬかと思った話
はじめに
システムを理解していなくて破産するかと思った、という話です。
UnityVersionControlSystem(UVCS)を先日UE5で初めて使ってみました。
PlasticSCMから名前やUIが変わったらしく、検索しても出てくるものに相違点があったりして使用するのに時間がかかりました。
前提
UVCSは使用する際にアカウント作成とDevOpsへのサブスクリプションが求められます。
登録は無料なのですが、クレジットカード情報もこの時に求められます。
クラウドストレージが従量課金制(5GBまでは無料)になっており、レポジトリをストレージにアップロードしたりして使えば使うほどお金を取られるという仕組みですね。
このシステムを筆者は勘違いしていたために、事は起きました。
使っていると…
レポジトリに自分のプロジェクトファイルをアップロードしてふと思いました。
自分のプロジェクトはおよそ20GBほどありました。5GBしか無料枠がないクラウドストレージにアップロードしたら、余裕で容量オーバーになるのでは??
しかし、OneDriveのような警告なども出なかったのでもしや、と思い使用量を確認してみました。
Total Usageがとんでもない数字になっていました。
自分のプロジェクトはせいぜい20GB程なのに、アップロードしただけで2000GB…??
料金は0$と書いてはいるのですが、何故かこの数字は時間が経つごとに倍増していき、リセットされるまでは7000GBとなっていました。
「7000GBの超過料金を自分は支払う羽目になるのか…???」
怖くなってしまい、即座に使用を中止、レポジトリを削除し、UVCSもアンインストールし、これで終わり…
かと思いきや、寝て起きてもまだ数字が上がっていっている!!
震え上がりました。自分はこんなことで破産して死ぬのかと。
Unityサポートに連絡
UVCSの使用を中止したのにも関わらず、トータルの使用量がずっと上がっていくということをUnityカスタマーサポートに問い合わせることにしました。
一応英語と日本語両方で書いて提出すると、数日後に日本語で返信が。
ただただストレージの使用時間を表していただけだった…。
使用量とは関係ないという認識…でいいはず。
こうして特に何事もなく日常に戻ることが出来ました。
おわりに
とはいえ、恐らくあのままレポジトリを削除せずに使い続けていれば15GB超過分の料金は恐らく請求されていたでしょう。
従量課金制でしかも先にクレカ情報を提出するタイプなので、OneDriveみたいに「容量がいっぱいです!!」って警告してきたりしないみたいです。怖いですね。
なのでUVCSのクラウドストレージをよくわからずに使用するのはオススメしません。
最悪破産します。
ローカルでやれば何も問題ないと思います!
おや…?0.02$の請求…?
後日談
この記事の執筆後も何故か使ってもいないUVCSから200円くらいの請求が毎月来ていました。
リポジトリもプロジェクトも全て消したはずなのになのに何故…
結局カスタマーサポートへ問い合わせたところ、「古いバージョンのビルドが残っている可能性がある、とりあえずサブスク解除してください」と言われました。
添付されたリンク(以下のリンク)に飛んでヘルプを見ながら解除し、全て終わりました。
このページ、もしかして日本語版存在してないんじゃ…?
とりあえず、UVCSを使わなくなったらサブスク解除は忘れないようにしましょう。
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