🔴 IMEの参考リンク

hzuika

TSF テキストサービスは多言語サポートを提供し、キーボードプロセッサ、手書き認識、音声認識などのテキストサービスを提供します。

TSF は、一連の COM インターフェイスを介して、そのフレームワークをアプリケーションとテキストサービスに公開します。

たとえば、テキストサービスでは、音声または手書き入力デバイスからのテキスト入力を提供できます。

IMEだけでなく，音声入力，手書き入力のテキストサービスもあるらしい．

テキストサービスは、TSF 対応アプリケーションからテキストを取得し、テキストを提供します。

TSF を使用すると、テキストサービスは、ドキュメントバッファーに継続的にアクセスして、正確で完全なテキスト変換を提供できます。 TSF を使用するテキストサービスでは、機能を入力モードと編集モードに分離することを回避できます。この入力アーキテクチャにより、バッファーに格納されたテキストストリームを動的に変更できるため、キーボード入力とテキスト編集をより効率的に行うことができます。

入力モードと編集モードを分離せずに使用できるとはどういうことだろうか?

Text Services Framework には、次の 3 つの主要コンポーネントが含まれています。

アプリケーション
テキストサービス
TSFマネージャー

アプリケーションがクライアントで，テキストサービスがサーバー，その仲介を行うがTSFマネージャーみたいな感じ...?

アプリケーションはテキストを表示，編集，保存する操作を行う

アプリケーションは、特定のインターフェースをサポートし、TSF マネージャーが公開するインターフェースを使用して TSF と通信する COM サーバーを実装することによって、テキストへのアクセスを提供します。

どういうことだろう...?

テキストサービスは、アプリケーションのテキストプロバイダー
テキストサービスは、アプリケーションからテキストを取得し、アプリケーションにテキストを書き込む

テキストサービスは、それ自体を TSF に登録する COM インプロセスサーバーとして実装されます。

...?

テキストサービスは、アプリケーションと直接やり取りすることはありません。すべての通信は TSF マネージャーを通過します。 TSF マネージャーはオペレーティング・システムによって実装されており、置き換えることはできません。

TSFマネージャーはOSの機能

このアーキテクチャでは、TSF マネージャーはアプリケーションとテキストサービスの間に抽象化レイヤーを提供します。この抽象化レイヤーを使用すると、アプリケーションと 1 つ以上のテキストサービスでテキストを共有でき、TSF マネージャーはテキストサービスを管理できます。

TSFマネージャーがアプリケーションとテキストサービスの間に入って，抽象化レイヤーを提供してくれるおかげで，テキストを共有できるらしい

TSF が正しくインストールされ、実行されていることを確認するには、CRTL + Alt + DELETE キーを押して、[ タスクマネージャー] をクリックします。 [ プロセス ] タブで、ctfmon.exe プロセスが実行されている必要があります。

タスクマネージャーを確認してみると，「CTFローダー」という名前のプロセスの実行ファイルがctfmon.exeだった．

通常、IME とテキストサービス (Text Services Framework に基づく) はダイナミックリンクライブラリ (DLL) として実装される

テキストサービスは、DLL で公開されるコンポーネントオブジェクトモデル (COM) オブジェクトとして実装されます。

ctfmon.exe プロセスは、デスクトップ上の Text Services Framework を管理し、言語バーのユーザーインターフェイス (UI) も提供します。

コンパイルする準備ができているサンプル TSF アプリケーションとテキストサービスは、Microsoft Platform Software Development Kit (SDK) サンプルフォルダー内の winui フォルダーにあります。

共通要素というのは，テキストサービスとアプリケーションの両方で共通して使用できる要素のこと．

スレッド・マネージャーは、TSF マネージャーの基本コンポーネント

スレッドマネージャーは、アプリケーションとテキストサービス (クライアント) の両方に関連する一般的なタスクを実行

~~テキストサービスがクライアント側???~~
クライアントは，アプリケーションとテキストサービスの両方ということかな．
このとき，サーバー側はスレッドマネージャー

TSF マネージャーによって提供されるインターフェイスとオブジェクトの大部分は、スレッドマネージャーインターフェイスが提供するメソッドを使用して取得できます。

スレッドマネージャーからアクセスする，ということはスレッドマネージャーはとても大事

アプリケーションは、CLSID_TFThreadMgrで CoCreateInstance を呼び出してスレッドマネージャーオブジェクトを作成します。
テキストサービスは、テキストサービス ITfTextInputProcessor::Activate メソッドでスレッドマネージャーオブジェクトを取得します。

アプリケーションがスレッドマネージャーを作成して，テキストサービスがスレッドマネージャーを取得する

スレッドマネージャーは、クライアントにもイベント通知を提供します。
スレッドマネージャーから通知を受け取るために、クライアントは ITfThreadMgrEventSink オブジェクトを実装し、イベントシンクをインストールします。

スレッドマネージャーはクライアント(テキストサービスやアプリケーション)にイベントを通知する．
クライアントはイベント通知を受け取るために，イベントシンクをインストールする．

ドキュメントマネージャーオブジェクトを作成するには、アプリケーションが ITfThreadMgr::CreateDocumentMgr を呼び出します。

スレッドマネージャーから，ドキュメントマネージャーを作っている

アプリケーションは、アプリケーションが管理する個々のドキュメントごとに個別のドキュメントマネージャーオブジェクトを作成します。

アプリケーションは管理しているドキュメントの数だけドキュメントマネージャーを持つ

ドキュメントマネージャーを使用して編集コンテキストを作成し、コンテキストスタックにコンテキストを追加し、コンテキストスタックからコンテキストを削除します。

ドキュメントマネージャーを使って，コンテキストスタックに，「今編集しているドキュメントはこれです!」というコンテキストを追加する感じかな...?

テキストサービスは ITfThreadMgr::GetFocus を呼び出して、現在アクティブなドキュメントマネージャーオブジェクトを取得します。テキストサービスでは、ドキュメントマネージャーを使用して、スタックの上部にあるコンテキストを取得します。

テキストサービスはアクティブなドキュメントマネージャーを使用してコンテキストスタックの上部のコンテキストを取得する

~~テキストサービスは，取得したコンテキストを元に色々するのだろう~~

コンテキストによって，テキストサービスは，今どのような状態なのかがわかる．

テキストサービスでは、ドキュメントマネージャーを使用して独自のコンテキストを作成し、コンテキストスタックに追加して削除することもできます。これは通常、ユーザーが単語を選択できるように単語のリストが表示される場合など、テキストサービスでモーダルユーザーインターフェイスを表示する必要がある場合に行われます。リストが表示されると、テキストサービスは独自のコンテキストをスタックに配置します。単語リストが閉じると、テキストサービスはそのコンテキストをスタックから削除します。

テキストサービスが作成するコンテキストとして，[単語選択リストの表示]がある．
リストが表示されると，コンテキストをコンテキストスタックに追加して，リストが閉じられるとコンテキストスタックから削除する．

[単語選択リスト表示中]と書かれた紙(コンテキスト)が，紙束(コンテキストスタック)の一番上に表示されている姿を想像をした．