🦁

JSONファイルとは

2023/09/01に公開

JSONファイルとは

JSONファイルとは、JSONフォーマットで記述されたテキスト形式のファイルを指します。フォーマットとはあらかじめ決められた書式のことです。ファイルを使ったデータ交換に利用されており、ファイルの拡張子は.jsonです。

JSONファイルの作り方

JSONファイルはテキストエディタやツールを使って作成します。代表的なテキストエディタは、WindowsがNotepad・MacOSがTextEdit、LinuxがVim等です。より複雑なJSONの編集を行う場合は、JSONに対応する作成ツール・エディタを使って作成します。

JSONファイルを処理するライブラリ

JSONファイルを扱うライブラリ
JSONファイルを作るにはテキストエディタや編集ツールを用いるほか、各プログラム言語のAPIを使用できます。JSONはプログラム言語に依存しないため、各種プログラム言語で利用します。

以下が各言語に対応するJSONファイルの作成・出力・読み込みAPIです。JavaScript・Java・Python・PHPのAPIをリストアップしました。

・JavaScript
ファイルへの出力は、オブジェクトをJSON.stringify()でJSONデータ形式に変換し、writeFileSync()でファイルに出力します。ファイルの読み込みは、readFileSync()やreadFile()でファイルからJSONデータを読み込み、JSON.parse()でオブジェクトに変換します。

・Java
JSONObjectクラスを用います。最初にimportでnet.sf.json.JSONObject、またはorg.json.JSONObjectのライブラリをインポートします。ファイルへの出力は、データをJSONObject.put()でJSONデータ形式に変換し、JSONObject.write()でファイルに出力します。ファイルの読み込みは、readLine()でファイルからJSONデータを読み込み、JSONObject.get()でオブジェクトに変換します。

・Python
JSON APIを用い、最初に”import json”でライブラリをインポートします。ファイルへの出力は、出力用のファイルをopen()で読みこみ、次にオブジェクトをjson.dumps()でJSONデータ形式に変換し、writelines()でファイルに出力します。ファイルの読み込みは、同じくopenreadline()でファイルからJSONデータを読み込み、json.loads()でオブジェクトに変換します。

・PHP
ファイルへの出力は、オブジェクトをjson_encode()でJSONデータ形式に変換し、file_put_contents()でファイルに出力します。ファイルの読み込みは、file_put_contents()でファイルからJSONデータを読み込み、json_decode()でオブジェクトに変換します。

JSONファイルの取得方法

JSONファイルはテキスト形式の.jsonファイルですので、FTPやHTTPで取得することができます。HTMLに取込み機能を実装する場合は、JavaScriptでXMLHttpRequest(XHR)APIを用います。

まとめ

JSONは簡単なデータ記述言語であり、テキスト形式のため作成・修正等のメンテナンスが簡単に行えます。JSONファイルにデータを格納することでネットワーク環境においてもデータ交換が可能になります。異なるアプリケーション同士でもデータの受け渡しが簡単に行うことができます。

Discussion