Open2
Google AI Studioを使用する際のGCPの内部挙動について
はじめに
GeminiのAPIを利用する方法には、「Google AI Studio経由」と「GCPのVertex AI経由」の2つがあります。
Google AI Studio経由は、GCPを意識せずに手軽にGeminiを利用できるオプションとして提供されています。
しかし、実際のところ「Google AI Studio経由」の場合でも、内部ではGCPプロジェクトが動いているため、その仕組みについて解説します。
これを読んで得られるもの
- 特になし!!
- (知的好奇心が少し満たされるだけで、実務的なメリットはほぼない…)
→ ただし、内部の挙動を知ることは重要で、後々役立つこともある…かもしれません。
Google AI Studioを使用する際にGCPに対して行われる処理
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「Gemini API」というGCPプロジェクトが作成される。
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「APIとサービス > 認証情報」に、Generative Language APIのみが有効な「Generative Language API Key」という名前のAPIキーが作成される。
→ Vertex AI経由の場合はVertex AI APIが用いられるため、Google AI Studio経由では異なるAPIが使われていることがわかる。
GCPの中身について(スクショでの補足)
スクショの通り、「Gemini API」プロジェクトが作成されている
請求先アカウントは紐づいていないため、うっかり課金されることはなさそう
Generative Language API Keyが作成されている
Google AI Studioの画面からはAPI KeyにIP制限はかけられないが、GCPの画面からならIP制限などの追加のセキュリティ設定が行えるので、そこは利点かもしれない
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