AWSの公式ドキュメントを参照するMCPが出たらしいのでWSL、VSCode+Clineから使ってみた
はじめに
Qiitaの以下記事を見て良さげだなーと思い、DevContainer上のUbuntuとVSCode+Cline(+OpenRouter)で動かしてみました。
動作確認環境
- WSL(Ubuntu24.04)
- Visual Studio Code
- DevContainer
- Cline
- OpenRouter(Claude 3.7 Sonnetを使用)
事前準備
uvインストール
今回はWSL上のubuntuなので、以下でインストールします。
curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
Clineインストール
VSCode拡張のClineをインストールし、利用するAPIの設定まで済ませておきます。
自分はOpenrouter使っているのでそちらのAPI Keyと使うModelを指定します。
VSCodeにMCPを設定
cline_mcp_settings.json設定
VSCodeのCline拡張からcline_mcp_settings.jsonを開きます。
MCPの設定をcline_mcp_settings.jsonに記載
MCPの設定を書き込みます。
自分はすぐにAutoApproveにしちゃうので先にJSONに書いてます。
あとはTimeoutが1分だと稀にTimeoutするのが確認出来たので300に伸ばしています。
"command": "uvx"
は実際に動かすターミナル上でuvxにPathが通っているか確認しましょう
{
"mcpServers": {
"awslabs.aws-documentation-mcp-server": {
"autoApprove": [
"read_documentation",
"search_documentation",
"recommend"
],
"disabled": false,
"timeout": 300,
"command": "uvx",
"args": [
"awslabs.aws-documentation-mcp-server@latest"
],
"env": {
"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
}
}
}
}
設定追加確認
Cline上でMCP Sereverが有効になっているのを確認。
※ AutoApproveは初めは外して動作確認してみても良いですね。
動作確認
ClineのAuto-Approveの>をクリックしてUse MCP servers
にチェックが入ってる事を確認します。
ClineのChatから「AWS Lambdaの実行時間上限とメモリ上限を調べて」と聞いてみました。
ちゃんとMCPに問い合わせしてくれて回答が返って来てそうですね。
感想
AWSの仕様で調べ物したい…って時に適当にchat投げておけば
公式ドキュメント調べてくれる感じで便利です。
普通にClaude Desktopでも出来るので、
比較すると公式ドキュメント引いてくれてる安心感がProsですかね。
簡単なLambdaの仕様聞いてみた感じでのAPI Cost $0.078はちょっと気になりますね。
※ Openrouter経由ですがClaude 3.7 sonnet使ったらそりゃそうかも。
このあたりはもっと安価でいい感じに内容理解して日本語レスポンス返してくれるModel見つけて変えても良いですね。
今回公開されたAWSのMCPは他にもあるっぽいんですが、
モノによっては有効なAccessKeyを持つProfileの指定が必要っぽいので、
手軽に試せるdocumentationのMCPから触ってみると良さそうです。
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