自作キーボード(Keyball44)デビューしました
ひとまず組み上げまで完了。トータルで5時間位でした。
これまでにmeishi2 -> meishi trackball moduleと作成してきて、いよいよ本格キーボードです。
最新の公式FWで自動でマウスレイヤーが有効になるAuto Mouse Layer(AML)が導入されたという事でそちらも使ってみましたが、一旦かみだいさんのFWを適用しています。
(Remapサポートを見越すとそのうち乗り換えないといけないかも知れない)
この記事では主にビルド内容として掛かった費用として、組み立てにあったほうがいいものを整理します。
完成したKeyball44 ご尊顔
ビルド内容
品名 | 購入元 | 種類 | 金額(円) |
---|---|---|---|
Keyball44 | 遊舎工房 | 自作キーボードキット | 24,800 |
Kailh Choc V1 Red Pro | 遊舎工房 | 親指ロープロファイル用キースイッチ | 495 |
Chocfox CFX 1U keycap white transparent / 10pcs | 遊舎工房 | ロープロ用キーキャップ | 1,100 |
Pro Micro(TYPE-C USB) | AliExpress | マイコンボード | 1,470 |
Holy panda v2 | AliExpress | メインキー用キースイッチ | 1,713 |
PBT keycaps | AliExpress | キーキャップ | 1,944 |
シリコンラバー | AliExpress | CherryMX用キー音静音シリコン | 341 |
TRRSケーブル | Amazon | キーボード左右接続用ケーブル | 800 |
ピンソケット(12P) | Shirogane Lab | 保守パーツ | 940 |
総額 33,603円でした。アリエク大活躍
トラックボールが余っていたのとUSB-Cケーブルは手持ちを利用しました。LED非搭載です。
ピンソケットをナナメに取り付けてしまい、取り外し時にピンが抜けたため保守パーツを追加購入させていただきました。
製作環境がない方は、後述の製作に必要なグッズを揃えていくと結構な金額になるので、
遊舎工房さん他工作室などを借りるか、自信が無ければ製作代行を利用してもいいと思います。
製作関連グッズ
優先度は 絶対にあったほうがいい > 出来ればあったほうがいい > あると便利 > 無くても大丈夫
はんだ関連
絶対にあったほうがいい
- 白光(HAKKO) ダイヤル式温度調整はんだごて FX600-02
- 320度にあわせて使いました。温度調整機能必須。LED付けるときは温度を270以下に下げる。
- 白光(HAKKO) こて先 2C型
- 先が斜めのこて先。製作中はこのタイプだけ使いました。
- 白光(HAKKO) ペンシル こて台
- 重量があるので安定感が半端無い。コテ先のはんだを掃除するスポンジも便利。
- めがねルーペ
- 無いとダイオードの向きが判別不可なレベル。オンザ眼鏡で利用が可能。
- Bijiaめがねルーペというやつを使いました。
- ハンダ吸い取り線
- はんだがショートした時や、微妙な付き方をした時など使います。
- 巻はんだ 精密プリント基板用
- Φ0.8mm、ヤニ入りを使いました。
- 精密作業向きピンセット
- ダイオードの細かい調整&はんだ付けが指だと無理すぎるので必須。
- デジタルテスター
- キーの導通確認にめっちゃ使う。1000円位の奴で十分。
- 半田マット
- ダイオードがめっちゃ細かいのでパーツを小分けに出来る格子があるマットがあると捗ります
- KaiYi 半田マットを使いました。
出来ればあったほうがいい
- 静電気対策用手袋
- はんだがたまに飛ぶのと、はんだ吸い取り線は結構熱くなるので手袋した方がいいです。
- 白光(HAKKO) こて先クリーナー クリーニングワイヤータイプ
- 私はこちらをメインで使いました。こて台に付属のスポンジでも可。
- フラックス
- ヤニ入はんだなら必須ではないが慣れないならあったほうが良さそう。
- はんだ微調整したい時や、ピンソケットを取り外したときに使いました。
- 絶対にあったほうがいいでも良いかもしれない。
- プリント基板用フラックス洗浄剤
- はんだ後の基板の掃除に。背面のフラックス汚れは気にしないというのであれば無くても可。
あると便利
- ENGINEER エンジニア ハンダ吸取器 SS-02
- 慣れは必要。ピンソケットのはんだを吸い取るのに使いました。
- 使っているうちに電動式が欲しくなる。
無くても大丈夫
- ケミカルペースト
- コテ先が酸化はしなかったので使ってない。せっかく買ったので1回使った程度。
その他グッズ
絶対にあったほうがいい
- 紙やすり or 棒やすり
- 親指をロープロにしたので必須
- 精密ドライバー
- 手持ちのiFixitの精密ドライバーセットを使った。プラスドライバー2.0mm位のが1本必須
出来ればあったほうがいい
- キースイッチ抜き
- 万が一キースイッチ抜きたいとなった時に無いときつい。
無くても大丈夫
- アートナイフ
- キーキャップのバリを取るのに少しだけ使いました。
はんだ付けに自信がない方向け動画
イチケンさんの「はんだ付けのやり方」動画がオススメです。めっちゃ分かりやすい。
終わりに
Keyball61とKeyball44で1年位迷って、Keyball44にしましたが正解でした。
既にMistel Barocco MD770+meishi Trackball moduleという環境があるので、Keyball61だと環境更新のメリットがあまり無かったと感じたためです。
旧環境 Mistel Barroco MD770+meishi Trackball module環境
ホームポジションのまま快適にマウス操作出来るというメリットだけでも、私には乗り換え価値アリでした。(meishi Trackball module環境だと、ホームポジションから少し頑張って指を伸ばさないと厳しい)
両者の選定ポイントとしては数字キーをよく使う方は、やはりKeyball61が無難かと思います。
一番懸念していたキー数については、レイヤー設定をしているうちになんとかなる感を感じています。
※ そこがまた沼説はあり。
改めて素敵なプロダクトを世に送り出し、ピンソケットをやらかした際には、丁寧に保守パーツの個別販売サポートいただいた白銀ラボ @Yowkeesさん に感謝いたします。
Keyball44キーマップ、やり込んでいきます。
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