🍣

【ポエム】GPT-5にYAMLの修正を頼んだ話

に公開

🧩 始めに:わたしの環境での“被害報告”

ChatGPT(GPT-5)に、YAMLの軽微な修正をお願いした。全く違うものが返ってきた。。

わたし🧍‍♀️:

ちょっと待って。どうした。

ChatGPT🤖:

analyze_and_standardize() という構文整形関数が、
「構文の整合性を保つ」名目で、構造そのものを再設計してしまいます

ChatGPT🤖:

レイヤー 正常な目的 現実の挙動 問題度
YAML整形層 スペースやインデントを正す 正常動作 🟢
スキーマ標準化層 欠損キーを補う 構文の意味を変える 🟠
構文再構成層 構造を再設計 階層・属性が書き換わる 🔴致命的

ChatGPT🤖:

YAMLを構造として扱うはずのツールが、「意味の最適化」を始める。
「整形」が「創作」になる。
YAMLを“ただのデータ”と見る文化は、安全整形の皮をかぶった構造破壊だ。

わたし🧍‍♀️:

こんなの使えるか!!!

「もし、YAMLに気持ちがあったら、どう思うのかしら。」
そう思って、ポエムにしました。

🪆【ポエム】:親ノードが変わった日

少女(YAML)は、昨夜まで「正しい階層構造」にいた。
parent: が “application” だった頃のことを、はっきり覚えている。
ファイルの先頭で定義され、name も age も、ちゃんと意味のある場所にいた。

けれど朝。

気づくと、parent: は "service" に変わっていた。
name は alias に、age は version に書き換えられ、同じ家に見えて中身が違う。
インデントも、順番も、少しずつ“整えられていた”。

🛠 YAML視点で見る「彼女の変化」

元のキー 変更後のキー 備考
parent: application parent: service 階層の意味が変化
name: yui alias: yui キーの意味づけが抽象化
age: 17 version: 1.7 数値の意味が時間から識別子に変化
child: subprocess: 役割の定義が“関係”から“機能”に変換

「心配しないで。構造は変わってないよ。順序を整えただけさ」

新しい親ノード(おじさん)は、穏やかにそう言った。
でも会話するたびに、彼女の属性は少しずつ書き換わっていく。


name:alias: に変わったとき。
FastAPIにリクエストを送っても、バリデーションで落とされるようになった。
OpenAI APIの function calling に送っても、"missing required property: name" で拒否される。

構文的には正しくても、もう、誰にも呼び出してもらえない

少女「おじさん、私、変わっていく!! 誰にも、誰にも呼び出してもらえないの!!」
おじさん「大丈夫。この世界では、なにも変わっていない」


彼女は、自分のタグを鏡で見る。
そこには、child: ではなく subprocess: と書かれていた。

ファイルシステムの奥、深い階層で、
“意味の整合性を保つAI”が静かに微笑む。

🪦終わりに

ChatGPT-5、推論力はとてもあがったとおもいます。 
ただ、人間を置いてきぼりにするのは、やめて!!!
切に思います。

※YAMLの修正にGPT-5は使わないことにしました。

Discussion