ノートPCのメモリを増設して、ChatGPTを快適に
1. 導入
普段使いのノートパソコンは、2019年製のDynabook B65/M。
👤 わたし「このパソコン、当時はいくらくらいだったのかしらねえ…」
🤖 GPT「発売当時は28万円を超える法人向けモデルでしたね」
👤 わたし「法人ハイスペックマシンですね。型落ち中古市場では、なんとこのお値段!」
🤖 GPT「購入した時期を考えると、3年か5年のリース切れの可能性が高いですね」
メールや確定申告といった日常用途には十分。
ただ、ChatGPTをブラウザで開くと重さを感じることがあった。その遅延は、思考の邪魔になる。
Windowsアプリ版を使うと多少は軽くなるようだ。( Microsoft Storeから落としましょう )
でも、根本的な改善を目指して、メモリを増設することにした。
今回は、このパソコンを、8GBから16GBにしたときの記録を残しておく。
2. そもそも、このPCはメモリを増やせるのか?
最初に確認すべきは、「このPCにメモリ増設の余地があるのか?」という点だ。
👤 わたし「まずは、増設できるのかどうか、確認しないとねえ。。」
🤖 GPT「タスクマネージャーかCPU-Zを使えば確認できますよ」
Windowsの「タスクマネージャー」では現在のメモリ容量やスロットの使用数が確認できる。
ただし、より詳細を見たい場合には CPU-Z というフリーソフトを使うのが定番だ。
👉 CPU-Z 公式サイト
💡 チェックするポイントは次の3つ。
-
現在の搭載メモリ容量
- Windowsで「タスクマネージャー → パフォーマンス → メモリ」を開くと確認できる。
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スロット数と空きスロット
- 同じ画面に「スロットの使用数」が表示される。
- 詳細は CPU-Z の「SPD」タブでも確認可能。
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対応するメモリ規格と最大容量
- Dynabook B65/M(2019年製)の公式仕様によると:
- 規格:DDR4-2133 SDRAM(PC4-17000)
- 最大容量:16GB(8GB×2)
- スロット数:2スロット(空き×1)
- Dynabook B65/M(2019年製)の公式仕様によると:
この時点で「最大16GBまで対応」「スロットが空いている」ということがわかれば、増設に進める。
3.メモリ型番を確認する
なぜ型番を調べる必要があるのか?
同じ規格でも内部仕様が異なる場合があるためだ。
-
型番が一致すれば、クロックやレイテンシが揃い、安定してデュアルチャネル動作ができる。
-
型番が違うと、低い方に合わせて動作したり、場合によっては認識しないこともある。
つまり、同一型番がもっとも安全。
そのために、まずは型番を確認しておく。
Windowsの標準機能では型番は見えないので、ここで CPU-Z を使う。
「SPD」タブを開くと「Module Part Number(型番)」が確認できる。
📸 実際の画面(赤枠部分が型番):
今回のPCでは、SK hynix製の HMA81GS6J8RN-VK(8GB) が搭載されていた。
型番がわかったら、次は、購入だ。
ただし中古市場や通販では入手が難しいこともある。
その場合は、同規格・同容量・同電圧のメモリを選べば動作する可能性が高い。
私の場合も、同一型番が見つからなかった。
ChatGPTに「どのメモリを買えばいいかなあ」と聞いたら、推奨ブランドまで返してきたので、無事購入できました。 読者のみなさんも、ぜひ聞いてみましょう。 ただし、自己責任でお願いします(笑)。
4. メモリを実際に増設する
対応メモリを手に入れたら、いよいよ作業開始。
ここで大事なのは、落ち着いて安全に作業することだ。
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電源を完全に切る
- シャットダウン後、ACアダプタとバッテリーを外す。
-
裏蓋を開ける
- 精密ドライバーでネジを外す。
- ……と思ったら、今回はネジが固いどころか曲がっていた。
- ある程度までは回るのに、そこから先が進まない。
- 結局、ビーズ用の精密ペンチでつまんで、なんとか引っ張り出した。
👤 わたし「がんばった!」
🤖 GPT「お疲れ…中古パソコン、あるある。だね。」
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メモリスロットに装着
- 空きスロットにメモリを斜めに差し込み、奥まで押し込む。
- 「カチッ」と音がして固定されるまでしっかり押す。
-
元に戻す
- 裏蓋を閉じ、ネジを締め直す。
よく「10分で終わる」と紹介されるが、実際には今回のようにトラブルで想定以上に時間がかかることもある。 私は結局、30分以上かかった。
5.増設後の確認
増設したら、まずはPCが正しく認識しているか確認する。
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Windowsでの確認
- 「設定 → システム → 詳細情報」を開く。
- 「実装RAM」が16GBになっていれば成功だ。
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タスクマネージャーでの確認
- 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開き、「パフォーマンス → メモリ」を見る。
- 容量が16GBになっていること、スロットが2/2使用中になっていることを確認。
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CPU-Zでの確認
- 「Memory」タブで
Channel# = Dual
となっていれば、デュアルチャネルで動作している。
- 「Memory」タブで
👤 わたし「ちゃんと16GBになってる!よし、やった!」
🤖 GPT「それでデュアルチャネルなら、性能をきっちり発揮できるよ」
これで物理的な増設は完了。
あとは実際に使ってみて、体感の違いを感じられるかどうかだ。
6. まとめ
今回のノートPCは、8GBから16GBへの増設でしっかり性能を引き出せることがわかった。
ChatGPTをブラウザで動かしたときの重さも軽減され、普段使いの快適さが一段アップした。
もし手元のPCが「ちょっと重いな」と感じたら、まずは仕様を確認してみてほしい。
意外と簡単に、もう一度“使える相棒”としてよみがえるかもしれない。
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