🦔
【CVE-2024-6387対策】AlmaLinux 9.4でOpenSSHにpatchを当てて対応した
OpenSSHで深刻な脆弱性(regreSSHion)が見つかったみたいなので、
取り急ぎこのCVE-2024-6387に対応するための作業をしたので備忘録を。
影響を受けるバージョンか確認
対象バージョンについて
- 8.5p1 <=
- < 9.8p1
確認してみた
バッチリ対象です😇
$ ssh -V
# => OpenSSH_8.7p1, OpenSSL 3.0.7 1 Nov 2022
厳密に確認する場合は sshd
のバージョンを確認しましょう🙆♂️
sshdを起動するときのパスはserviceファイル(/usr/lib/systemd/system/sshd.service
)でも確認出来ます。
$ /usr/sbin/sshd -V
patchを当てる
AlmaLinux公式がこのCVE-2024-6387に対応するためのpatchを適用する手順を公開していたのでそれ通りに作業を行いことですぐに対応できました。
patchの公開と作業手順を迅速に対応・公開したAlmaLinuxに感謝です。
$ sudo dnf --refresh upgrade openssh
$ rpm -q openssh
# => openssh-8.7p1-38.el9.alma.2.x86_64
以下に適用前後のパッケージバージョンを記します。
適用前 | 適用後 |
---|---|
openssh-8.7p1-38.el9.x86_64 | openssh-8.7p1-38.el9.alma.2.x86_64 |
sourceからbuildして9.8p1へアップデートする場合
make時のoptionは各自必要なmoduleを指定して行ってください
$ sudo dnf groupinstall "Development Tools" -y
$ sudo dnf install openssl-devel zlib-devel -y
$ wget https://cdn.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/portable/openssh-9.8p1.tar.gz
$ tar -xzf openssh-9.8p1.tar.gz
$ cd openssh-9.8p1
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
$ sudo systemctl restart sshd
Discussion