やっぱり読んでもらいたい!自己満足で終わらない開発ブログを書くために何をすべきなのか
はじめまして、hujbvf です。現在1人で「MsrDay」という日記アプリを開発しています。
個人開発者の場合、ブログを通じて自分のアプリやサービスを知ってもらおうとする人は多いと思います。私もその一人です。
でも、まだ実績のない開発者のブログを読んでもらうことは難しいですよね。私の場合、note でブログを書いていましたが、ほとんど読まれませんでした。
そこで今回は、どうすれば実績のない個人開発者のブログを読んでもらえるようになるのか考えてみました。
🔥 1記事入魂!すべての記事を永久保存版にするつもりで書く
今まで書いていたブログでは、毎週日曜日に更新するというノルマを設定していました。多少クオリティが低くても毎週更新することを優先していたので、内容の充実した記事があまり書けていないことが不満でした。
そこで方針を変えて、毎週更新するのではなく、時間をかけて長く読んでもらえるような記事を書くことにしました。
SNS のようなフロー型のコンテンツの場合は更新頻度が重要ですが、ブログのようなストック型のコンテンツの場合は、1度公開された記事が何年にも渡って読まれることが割とあります。
そのため、永久保存版にするつもりで書く方が、より効果的だと思います。
💡 タイトルと見出しを記憶に残るものにする
有名ではない人が書いたブログの場合、大抵の読者はタイトルで読むかどうかを決めます。タイトルが印象的でなければ、読者は記事を読む気になりません。
そこで毎回ブログを書くときは、少なくとも10個のタイトル案を考えることにしました。例えばこの記事の場合は以下のようなタイトル案を考えました。
- 読まれる開発ブログを書くために何をすべきか考えてみる
- あまりに平凡。
- 読まれる開発ブログを書くために何をすべきか考えてみた話
- 上のアレンジ。これも平凡だけどすこし気に入っている。
- リリース前アプリの開発ブログには何を書くべき?
- 何を書くべき?という問いかけによって内容が限定的になってしまうかも。どう書くべき?かについても書きたい。
- なかなか読まれない開発ブログを読んでもらうためにすべきこと
- これが2番目に気に入っていた候補。なかなか読まれないというワードが、読者の共感を得られそう。
- ユーザーを集める開発ブログを書くには?
- 平凡すぎる。
- 集客力のある開発ブログを書くためにすべきことを10個考えてみた話
- 集客という言葉がビジネスライクすぎるかもしれない。
- 結局、開発ブログはどう書くべきなのか?
- お固い感じがする。
- やっぱり読んで貰いたい!自己満足で終わらない開発ブログを書くために何をすべきなのか考えてみた
- 感情的なセリフがつくので印象的。これが一番良いかも✨
- やっぱり読んで貰いたい!自己満足で終わらない開発ブログを書くためにすべきこと
- 上のアレンジ。~べきの部分がすこし偉そうな感じがする。
- 1記事入魂の開発ブログを書く方法を考える
- シンプルすぎて印象に残らない。
- 結局、個人開発者のブログは何をどう書くのが正解なのか
- お固い感じがする。
見出しの場合も同様に、印象的なものにすることを心がけます。見出しの場合は、目次を見ただけで、その部分にジャンプしたくなるような見出しにすることを意識しています。
👫 自分の友達に読んでもらうことを想定して書く
開発者のブログ記事は、ただの開発メモや、開発の進捗報告になってしまいがちです。こういった記事は書いてもいいですが、多くの読者にとってはあまり面白いものではありません。
これを避けるために、友達に読んでもらうことを想定して書くことにしました。(実際に読んでもらうかどうかは別として)
より親しみやすい文章を書くことができますし、友達の反応を想像しながら執筆することでモチベーションも上がります。
もし、友達に読んでもらうことを想定して書くのが難しい場合は、他の人を想定して書くのも良いと思います。
- アプリのユーザー(もしいれば、これが一番良いかも)
- SNS の友達
- 自分の家族
- 過去の自分
どんな人でも良いですが、できるだけ「具体的な人物」を想定することが大切です。
私の場合は「自分のアプリの開発チームに、プログラミング未経験、もしくは始めたての友達を勧誘するためのブログ」を想定して書くことにしました。(実際に勧誘するつもりは今のところありませんが😅)そのため、ブログは以下のような内容に決まりました。
- 親しみやすい文体で書く
- 楽しんでもらえるように書く
- プログラミング未経験でも理解できるよう簡単に説明する
- 画像を多く使う(画像だと用意するのに時間がかかるので、代わりに絵文字を多く使います)
- アプリの進捗を具体的に伝える
- 一般論ではなく、自分の開発環境に特化した内容を書く
このように具体的な人物を想定することで、どんな内容を書けば良いのかが明確になります。
もし開発メモを書きたい場合は記事にするのではなく、Zenn のスクラップ機能を使います。
😳 見返したときに恥ずかしくなるような記事を書こう
このブログでは、読者に隠しごとをしない、恥ずかしいことでもしっかり書くことを心がけます。
個人開発者のブログで面白いと思えた記事では、必ずといっていいほどコレが出来ています。
人は誰しも「かっこよく見せたい」「恥ずかしい思いをしたくない」という気持ちを持っています。ですが、まさに隠したくなるような事にこそ、読者を引きつける力があります。
これは私の場合の話ですが、1人で事業をやっていると「そんなの上手くいかない」「遊んでいないでまともな仕事に就きなさい」などといった否定的な意見を言われることもあります。そういった意見を受けているうちに、自分のやっていることを周りに話すのが嫌になってしまっていました。
そういった状況の中、信頼のおけそうな人に勇気をもって話してみると、意外と応援してくれる人がいることに気づきました。時にはこちらが泣きそうになってしまうほど真剣に応援してくださった方もいました🥲応援してくれる方は「自分もかつて同じように悩んでいた」か「自分も何か新しいことに挑戦しようとしている」人が多かったです。
人に応援してもらえる人 = 共感を得られる人 だからですね。
特に私のように何の実績もない人の場合は、その人自身が最大の商品になることが多いです。最初にアプリを購入したり、課金してくれる人は、そのアプリ自体のクオリティや機能の充実度よりも、その開発者を応援したいという気持ちが強いと思います。(もちろんリピート購入や継続課金をして貰うためには、アプリのクオリティや機能の充実度も重要ですが)
誰かに共感してもらったり、応援して貰えるような人になるには、なんでも素直で真剣に伝える必要があります。そのために、恥ずかしいことでもしっかり書くことが必要です。
しかし、いきなり赤裸々な記事を書くというのも難しいと思います。
そこでオススメの方法が「第一稿を誰にも見せないつもりで書く」こと。
深夜にハイテンションで書いたような記事を、時間をかけて修正していくことで、「赤裸々で面白い」と「まともに読める記事」のバランスを探ります。
🤖 AI を使って読みやすい文章にする
ブログが書けたら、他の人に読んでもらうことが大切です。文章は意外と癖が出てしまうもの。人に読んでもらうことで、誤字脱字や、文章の読みやすさをチェックしてもらうことが出来ます。
とはいえ個人開発の場合、すべて1人でやることが多いので、他の人に読んでもらうのは難しいです。そこで ChatGPT を使って、文章を読みやすくすることにしました。
Zenn の場合、マークダウン形式で書くことが出来るので、ChatGPT にマークダウンファイルをアップロードして、以下のようなプロンプトを投げます。
個人開発者として開発ブログを書くことにしました。感想・改善点・誤字脱字チェックをお願いします。
更新の場合も同様に、ブログを校正してもらうことが出来ます。
最新の開発ブログが書けました。感想・改善点・誤字脱字チェックをお願いします。
ChatGPT の返答を参考にして記事を修正したら、再度 ChatGPT に読みやすくなったか確認してもらいます。
最新の開発ブログを修正しました。感想・改善点・誤字脱字チェックをお願いします。
私の場合はこのように2回ほど ChatGPT に読みやすくなったか確認してもらい、最終的にもう1度自分で読み返して、公開することにしています。
📝 執筆 → 🤖 ChatGPT に送信 → 📝 修正 → 🤖 ChatGPT に再度送信 → 📝 修正 → ✅ 最終確認
🕐 毎週、執筆タイムを設ける
最も重要なことは、書き続けることです。
「この時間には執筆する」というように執筆タイムを設けることで、ブログを書く習慣をつけるようにします。
また、ゆるめのノルマを設けることも効果的だと感じています。
私の場合、毎週土曜日の午前中は執筆タイムに設定し、少なくとも毎月1記事は公開することにしています。書きたいテーマがあれば、もっと更新するかもしれません。
とにかく、最初のうちは書くことを習慣づけることを目標にします。
皆さんのブログ執筆時に参考にしていただければ嬉しいです。
それでは😉
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