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【コマンド5発】WSL2にGoogle Chromeをインストール

2025/03/01に公開

MicrosoftのサイトにGoogle Chromeのインストールコマンドが記載されていますが、使用環境によってはエラーが出てインストールに失敗することや、インストールに成功しても起動できないといったがあります。
(https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/tutorials/gui-apps)

事前に2つ確認することで回避できることが多いので、今回はその方法を共有します。
※使用環境:Surface Laptop Go3(Ubuntu22.04)

(追記)起動後に文字化けする場合の対処法も最後に記載しました。

ユーザー名の確認

ユーザー名がrootの場合、インストール後に起動されないなど問題が発生するので、OS(Ubuntu等)をインストールした際に設定したユーザー名でログインする。
もしLinux初学者の方で、ユーザー名がrootの原因を突き止めるのが難しいと感じた場合はアンインストール→インストールするのが確実で手っ取り早いです。

以下の画像ではユーザーは"hrt999"です。ここが"root"の場合は上記の対応をしてください。

パッケージのバージョン確認とアップデート

パッケージのバージョンが古いとインストールに失敗することがある。
以下のコマンドでアップデートの確認・実行する。

sudo apt update
sudo apt upgrade

アップデート中に[Y/n]の質問があった場合はYを入力してアップデートを続行してください。

Google Chromeのインストール

先述の2つが確認できれば問題なくインストールできるようになっているはずなので、Microsoftのサイトに記載されている以下のコマンドを順次実行します。

cd /tmp
wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_amd64.deb
sudo apt install --fix-missing ./google-chrome-stable_current_amd64.deb

アップデート同様、インストール中に[Y/n]の質問があった場合はYを入力してアップデートを続行してください。

エラーなどのメッセージが出てくることなくインストールが完了しました。

以上でインストールが完了。

Google Chromeを起動確認

以下のコマンドでGoogle Chromeを起動

google-chrome

以下のようにERRORという文字が大量に出力されますが問題なく起動できます。

初回起動時はデフォルトブラウザーの設定やエラーを送信するかのチェックが出てきます。
チェックが入っていますが、私はチェック外してOKを押下。

その後は以下の画面が表示されます。
"Don't Sign in"を押した後はいつもの初回画面が出てきます。

文字化けが発生した場合

WSL2の問題で文字化けが発生する場合があります。
はじめてGoogle Chromeをインストールする場合は、フォントがインストールされていないことが多いので以下のコマンドを実行します。

sudo apt update
sudo apt install -y fonts-noto-cjk fonts-migmix

2行目の"fonts-noto-cjk fonts-migmix"はインストールするフォントなので、お使いの環境で任意のものにしてください。
手っ取り早く解決した場合は上記コマンドをそのまま実行してください。

文字化けせずに表示されることを確認。

以上でWSL2(Ubuntu)へのGoogle Chromeインストールは完了です。

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