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Linuxを学習するための環境について考えてみる

2025/02/17に公開

ここ最近、業務でLinuxに触れる機会が増えたため、過去に私が行った勉強法を思い出しつつ、どのような学習環境があるかを共有したいと思います。

本記事を書いていて、「学びたい内容」によって用意すべき環境が異なることを感じました。
具体的には、以下のような選択肢があります。

  1. VirtualBoxや物理的なPCを準備
    インフラエンジニアとしてOSインストールや各種設定を学びたい場合
  2. WSL2環境
    コマンド操作などを学びたい場合
  3. AWSなどのクラウドサービスを利用
    クラウドを活用した環境に触れたい場合

1. VirtualBoxを利用 / 物理的なPCを準備

学習用の講座やブログでよく見かける手法です。
Linuxのインストールディスクやイメージを用意して1からOSをインストールするので、非常に学びが多い方法です。

物理的なPCを準備する場合は、仮想環境と違いハードルが高いのが難点です。
しかし、用意さえすれば学習環境としては非常に優れたものになると考えられます。

2. WSL2を利用する

最近、この環境構築が増えている印象があります。
PowerShellでコマンドを一発叩けば自動でインストールされるため、手軽に始められます。

コマンド操作を覚えることがメインであればWSL2で十分だと思いますが、OSインストールから学びたいのであればVirtualBoxを使用した方が良いでしょう。

また、WSL2はデフォルトがCUI環境でGUI環境を構築するには手間がかかるので、GUI環境を必要とする場合もVirtualBoxを使った方が良いでしょう。

3. AWSなどのクラウドサービスを利用する

AWSの無料期間を活用して、EC2インスタンスにLinuxをセットアップする方法です。
Tera Termなどを使ってターミナルから接続するので、先述とは違ったことが学習できます。
ただし、EC2との接続設定などに手間がかかるため設定でつまずくこともあります。

無料期間には利用時間の制限があるため、じっくり学習したい方には不向きかもしれません。

まとめ

冒頭でも触れましたが、「学びたい内容」によって、準備すべき環境は変わると感じています。
例えば、コマンド操作を学びたいのであればWSL2を利用すればすぐに環境を整えられますので、非常に便利です。

私は現在、コマンドがあまり覚えられておらず頻繁にGoogle検索や生成AIに頼ることが多いため、WSL2を使って学習を行いたいと考えています。

以上です。
もし記載内容に誤りなどがあれば、ご指摘いただけると幸いです。

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