🤏

RSSフィードからJSONファイルを出力する

2021/09/06に公開
2

Zenn の RSS フィードから記事一覧を表示したい

そんな人の手助けになればと思います。

Zenn には記事一覧を取得できる API がありませんが、RSS フィードは存在します。
RSS フィードはユーザーごとにあるので、これをなんとか JSON ファイルに変換すれば、自分のサイトに Zenn の記事一覧を表示させることができるかもしてないと、考え色々調べてみました。

RSS フィードを JSON に変換するには、rss-parser というライブラリを使うのが良さそうです。

https://zenn.dev/catnose99/articles/cb72a73368a547756862

実装前の注意点

この機能には弱点があります。
記事の最後に書いていますので、そちらを参照ください。

この機能の弱点

rss-parser とは?

公式にはこう説明されています。

RSS や XML を JavaScript オブジェクトに変換するライブラリ
A small library for turning RSS XML feeds into JavaScript objects.
https://github.com/rbren/rss-parser

機能はライブラリの名前の通りですね。

どんな機能を実装するか

  1. rss-parser を使って RSS の情報を JSON に変換 👉 rss-parser.mjs
    ファイルの拡張子が.mjsであることに気をつけてください。.jsだと機能しないのでご注意を!
  2. Node.js のwriteFileSyncメソッドを使って JSON ファイルに取得・変換した情報を書き込む 👉 data.json

rss-parser をインストールする

まずはライブラリのインストールから始めます。

npm install --save rss-parser

フォルダとファイルを用意する

rss-parser.mjsfeed.jsonを用意します。
私は、👇 のような構成にしました。

project/
|
+ - node_modules/
|
+ - src/
    |
    + - rss/
    |   |
    |   + - data.json
    |   |
    |   + - rss-parser.mjs
    |
    + - App.js

rss-parser.mjsを書いていく

ここは、ほぼ公式の説明の通りです。
プラスで以下記事を参考に、RSS の情報を取得して JSON に変換したデータを JSON ファイルに書き込む処理を実装しました。
めちゃくちゃ参考になりました。

https://zenn.dev/nikaera/articles/hugo-react-dev

rss-parser.mjs
import { writeFileSync } from "fs";
import Parser from "rss-parser";
const parser = new Parser();

(async () => {
  let jsonFeed = {};
  const feed = await parser.parseURL("https://zenn.dev/<your_zenn_id>/feed");
  const items = feed.items.map((data) => {
    return data;
  });
  jsonFeed = items;
  writeFileSync("src/rss/data.json", JSON.stringify(jsonFeed));
})();

コードを実行するコマンドをpackage.jsonに追加する

コードだけでは JSON ファイルに書き込むことができないのでpackage.jsonscriptにコマンド追加します。

package.json
"update-rss": "node ./src/rss/rss-parser.mjs"

コマンドを実行する

準備は整ったので、あとはコマンドを実行するのみです。
早速 👇 のコマンドを実行してみましょう。

npm run update-rss

すると…
空だった、data.jsonに JSON 化されたフィードの情報が出力されています。
あとは、JSON データをimportしてデータを表示させるだけ!

JSON ファイルのデータを表示させる

おまけです。
data.jsonに出力されたデータを React で表示させます。

App.js
import React from "react";
import data from "./rss/data.json";
export default function App() {
  return (
    <div>
      {data.map((i) => (
        <a key={i.link} href={i.link}>
          <h3>{i.title}<h3>
          <div>{i.creator}</div>
        </a>
      ))}
    </div>
  );
}

この機能の弱点

この機能の一番の弱点は、記事を公開・更新するたびにupdate-rssコマンドを実行してビルドしなければならないという点です。記事の更新頻度が少ない人はいいですが、多い人は大変ですよね。

もっと良い方法はないものか。

Thanks and Source

https://zenn.dev/catnose99/articles/cb72a73368a547756862

https://zenn.dev/nikaera/articles/hugo-react-dev

https://github.com/rbren/rss-parser

GitHubで編集を提案

Discussion

PADAone🐕PADAone🐕

大変参考になりました。以下、ファイルパスで誤植と思われる部分がいくつかあったのでコメントさせていただきます。

(1) ディレクトリ構成は rss-parser.js ではなく、rss-parser.mjs ではないですか?

📁 project
┝ 📁 node_modules
└ 📁 src
  ┝ 📁 rss
  │┝ data.json
  │└ rss-parser.js # ←この部分
  └ App.js

(2) rss-parser.mjs ファイルのコードで writeFileSync("src/rss/rss.json", JSON.stringify(jsonFeed)); の第一引数は src/rss/data.json ではないですか?

(3) "update-rss": "node ./src/rss/data.mjs" の部分も、./src/rss/rss-paser.mjs ではないですか?

Hiroki MatsumotoHiroki Matsumoto

コメントありがとうございます🙇‍♂️
ご指摘の箇所目を通しましたが、おっしゃるとおりでした😅
修正しております、ありがとうございました🙏