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【DATA Saber】ZEN問答(Ord.10)

2024/08/27に公開

はじめに

この記事は、DATASaber試練Ord.10のZen問答についての挑戦メモです。
挑戦して思考したことや悩んだことなどを記載します。
※正解を保証するものではありません。

設問と考察

回答は全て複数選択可となっており、あらゆるシチュエーションにおいてDATA Saberならどう答えるかが問われます。

設問01

上司から「来週の会議資料、去年と同じレイアウトで資料作っておいて!(伝統の集計表で!)」と当然のように言われました。あなたならどうする?

考察

怖い上司などの場合はつい伝統の集計表を提出してしまうかもしれませんが、、、
DATA Saberとしては視覚的な効果やアクション検討におけるインタラクティブの有用性などを訴えたいですね。

  • 上司に視覚的効果を使用する意義について説明する
  • 伝統の集計表を作りながらもグラフを添えて視覚的効果をプラスする
  • 伝統の集計表と似た表でありながらインタラクティブに動かしながら(フィルターなど)項目の数を減らす工夫をする

設問02

上司から「君の資料分かりやすいね。じゃあ会議の為に人数分印刷かけといて!インクもったいないから白黒ね!」と満面の笑顔で言われました。あなたならどうする?

考察

こちらの設問も、インタラクティブの有用性や色の視覚効果などに触れられると良いのかなと思いました。紙についてはどうだろうと思いつつ、回答としてはあり得るので追加。

  • 紙がもったいないから総務に怒られるのではないかと提言する
  • インタラクションの中でこそ疑問に次々と答えることができるため、印刷物ではインサイトが得られないことを伝える
  • 色は強い視覚効果を持っており、有効に活用することでより深いインサイトが得られることを伝える

設問03

上司に「Tableau Serverなんて本当に必要なの?無料で使えるTableau Readerで十分じゃない?」と怪訝な顔で問いかけられました。あなたならどうする?

考察

データ鮮度やセキュリティ、ガバナンスなど、Tableau Readerでは実現できないことが多く存在します。
組織として真にデータ活用を推進するのであれば、Tableau ServerやTableau Cloudを利用した方がよいと考え下記を選択しました。

  • Tableau Readerを使っても「データドリブン文化」は根付きません
  • Tableau Readerで共有するにはtwbxをファイル共有せねばならず、データを丸ごと渡すことになり、セキュリティに不安が残ります。それでもよいのでしょうか?
  • データを自動的に更新することができず、マニュアル作業が必要になります。更新忘れが頻発し、それいつの数字?と言われることになるでしょう。データの鮮度を保つことが難しいと思います
  • いつ、誰が、どう使っているのか、いないのか、業務に役立っているのか、いないのか、全くわかりませんので、いずれ投資対効果について疑問が発生し、それに答えることはできないでしょう
  • ダッシュボード作成者が一方的に情報を発信するだけで、それが受け取られたのかどうか、フィードバックも得られない状況です。ダッシュボード作成者は無意味な作業をしている気になって、いずれ作るのを止めてしまうか、マンネリ化して分析レベルが停滞するでしょう
  • データの処理が完全にPCスペックに依存しますので、パフォーマンスに影響します。キャッシュも効かないため、リソースの無駄遣いが頻発します。ファイルサーバーでのtwbx共有では、直接開くかコピーして開くかでパフォーマンスとガバナンスのどちらを犠牲にするかの不毛な議論をする瞬間が必ず訪れるでしょう
  • Tableau Readerを使っている場合データを活用した成果が見えないため、結局Tableau Desktopにかけた費用が無駄になります

設問04

先輩社員から「さっき役員から会社の業績が芳しくないから、マンスリーの資料を今後ウィークリーで提出してくれって頼まれちゃったよ。ただでさえ忙しいのに参ったなぁ」とぼやかれました。あなたならどうする?

考察

自動化やサブスクリプションの設問かと思います。
Tableauで定型レポート化しておき、データ更新のタイミングでサブスクリプション設定などをしておけば、工数削減できそうです。

  • 資料と同じ内容を伝えるダッシュボードを作成し、データを自動的に更新するようにスケジュールする
  • サブスクライブ機能で定期メール配信を設定する
  • フィルターやアクションを仕込み、閲覧者が想定する様々な質問に回答できるようにする
  • 月1更新のレポートを週1、毎日更新に変えることから始める

設問05

同僚が「いきなり残業禁止って言われても・・・これまでと業務量は変わらないし。どうすればいいんだよ」と絶望しています。あなたならどうする?

考察

DATA Saberとしては下記のようなアドバイスができればいいのかなと思います。
友人としては「一緒に文句を言う」もチェックしたいところですが。。。

  • データを有効に使ってより生産性の高い仕事をしようと誘う
  • データを使って働き方を変えている企業の例を紹介する
  • データを活用してルーティンワークの比率を下げ、よりクリエイティブな時間を作るよう提案する

設問06

IT部門に相談したら「Tableau Desktopから直接DBに接続したい?そんなのダメだよ。DBに負担かけられたくないし、DBには色んな情報入っているから許可できないよ」とそっけなく言われました。あなたならどうする?

考察

Tableau ServerやTableau Cloudにデータソースとして公開しておけば、Viz作成車はデータソース経由でアクセス可能です。認証情報を埋め込み公開しておけば、Viz作成者にアクセス情報を公開する必要もなくなります。

  • おっしゃる通り、私たちも必要な情報が必要なタイミングであれば十分なんです。しかしその実現にはファイル共有だと難しいと思うので、セキュアにDBのデータにアクセスできる環境が必要です
  • Tableau Server/Onlineを経由してDBに接続することができるので、DBの権限も不要ですし閲覧制限もかけられますので安心してください

設問07

ビジネス部門の社員に「レポート作成するので、大至急データExcelで送ってください」と急かされました。あなたならどうする?

考察

要望通りExcelを送るだけでなく、ビジュアライズできるように支援したり、データ更新できるようにデータソースとしてパブリッシュしておくなどの方法があるかなと思います。

  • 大至急Excelを送ってあげたあと、慌ただしくないタイミングを見計らって要件を聞きTableauで再現する
  • Tableauを携えビジネス部門の社員の元へ急行し、その場でレポートを一緒に作成する
  • パブリッシュされたデータソースのリンクを送り、Tableau Server/OnlineのWeb編集でレポートを作成してもらう

設問08

上司から苛立ったように「Tableau Server導入したけど、ビジネス部門社員は全然使ってないじゃん。使ってもらう為にどうする?何か策は?」と言われました。あなたならどうする?

考察

利用実態の確認には管理ビューを用い、利用促進策としてはサブスクリプションやハンズオン等の育成が挙げられるかと思います。
私も過去に社内ハンズオン等を実施していましたが、普及において各部署にコアメンバを育成することは非常に重要だと思います。

  • 本当に全然使われていないのか、Tableau Serverのログから現状を確認し、原因を特定する
  • 経営層や現場とコミュニケーションを取り、なぜ使っていないのか確認する
  • サブスクライブを使い日常的に見てもらえるよう業務に落とし込む
  • ハンズオンセミナーを開催し、役割に応じて使いこなしてもらえるよう導入を試みる
  • Doctorを開催し、ダッシュボードの作成を支援する
  • 操作方法問合せ窓口を設ける
  • 各部門に最低2人はCreatorユーザーを育成する
  • 社内Tableauコミュニティを結成する

設問09

同僚がふてくされて「あなたみたいにITリテラシー高くないから、私にはこんな分析ソフト扱えないよ。統計の知識だってないしさ」と言ってきました。あなたならどうする?

考察

データ活用にはCreatorだけが必要なわけではなく、アクションを起こすViewerの存在も不可欠です。
そう言う意味ではCreatorへのハンズオンではなくViewerへの教育も必要かもしれないなと感じました。

  • ダッシュボードを閲覧しアクションを起こすことも十分な貢献です
  • カスタムビューを設定し、自分に合ったビューを活用することも使いこなしていると言えます
  • すべて自分で一から作る必要はなく、Web編集でカスタマイズする方法もあります
  • データソースやVizの推奨(Recommendation)があるから、悩んだときに助けになってくれます
  • 「データに聞く(Ask Data)」を使えば言葉で問い合わせて答えを得ることができます
  • ITや統計の知識は必ずしも必要ではなく、Tableauがデータを通して知ることを助けてくれますよ

おわりに

この試練を通して日常で起こり得るデータ活用へのチャンスをどう活かすか、実例を交えて学ぶことができました。
ディスカッションも実施したうえに達成までに5回以上費やしてしまいましたが、データ活用に向けた課題を深く考える良い機会でした!

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