君たちはどう認定スクラムマスターになるか
WHAT
認定スクラムマスター資格(PSM Ⅰ)を取ったので、勉強法などを記録として残す。
WHY
なぜ認定スクラムマスター資格を取ったのか
結論、「スクラムマスターとして自信をつけたかったから」である。
前提として、筆者は在籍している開発チームで「開発者兼スクラムマスター」の立場にいる。
筆者は以前からスクラム開発に関心を持っており、以下のような書籍を読んで知識を増やしていた。
しかし、知識が増えた結果「こうした方が良さそう」と思うことが増えても、
「本に書いてあったから」という理由だけで実際にアクションに移していいのか自信が持てずにいた。
そこで、「スクラムガイドの理解」と「その証明としての資格」があれば、自信を持ってアクションに移せるようになると考えた。
実際資格を取ってからは、以前よりも積極的に、スピーディに自分の意見を展開できるようになった。
なぜ PSM なのか
結論、「コスパ最強だから」。
この世には3つの認定スクラムマスター資格がある。
資格名 | 費用 | 資格の有効期限 | 必要な工程 |
---|---|---|---|
CSM | 20万円〜30万円程度 | 2年間 | 研修 + 試験 |
RSM | 税込み22万円程度 | 1年間 | 研修 + 試験 |
PSM | $150 | 期限なし | 試験 |
この中で、「費用」「試験のみ」「資格の期限なし」という点で、PSM は圧倒的にコスパが高いと考えた。
前述の通り、自分は「スクラムマスターとしての自信をつけたい」という目的のもと PSM を選んだが、自分の目的に合ったものを選択したい。
HOW
勉強方法
スクラムに関する基本的な理解
筆者は以下の理由でスクラム開発に関する基礎知識があった。
①所属チームでスクラム開発(やや「なんちゃって」気味)をしていること
②会社の読書会で「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」を過去に読んでいたこと
「スプリントレトロスペクティブって何?」「スプリントって何?」のような、全くスクラムについて知らない 0 の状態から資格を取る場合は、まずは上記書籍の一読を勧める。
PSM 対策
ここからは、試験1ヶ月前くらいから始めた試験対策について書く。
①スクラムガイドをサラッと読む
まずはどういうトピックについて言及があるかだけ、サラッと確認しておいた。
(細かい数字や説明は後で演習問題で勉強すればよいと考えていた)
②「公式の演習問題」を連続で満点取れるまで解き続ける
「Scrum Open」という、公式の演習問題がある。
これを満点取れるまで解き続けた。
間違えた問題は、問われている部分をスクラムガイドから探し、その前後の文脈も合わせて読むようにした。
2週間くらいサボり期間があった影響もあるが、筆者は20周くらいといて満点を取れるようになった。
③「非公式の演習問題」を連続で満点取れるまで解き続ける
以下のサイトでは、非公式だが実に87問の大量の演習問題を解ける。
Scrum Open に比べて難易度は高いため、 Scrum Open で満点を取れるようになった後で解こう。
筆者は10周くらいで満点を取れるようになった。
受験方法
オンライン受験で、自分の好きな日時に受験を開始できる。事前予約も不要。
基本的には次の流れで進む。
- クレジットーカード登録&購入($150)
- 試験(制限時間1時間、途中終了可)
詳しくは以下の記事に書かれているので確認してほしい。
END
以上が筆者が認定スクラムマスターになるまでにしたことの記録である。
君たちは、どう生きるスクラムマスターになるか🐦
Discussion