【Python】.startswith()と.endswith()はタプルも受け付ける
はじめに
Pythonの文字列操作において、.startswith()
と.endswith()
は非常に便利なメソッドです
特定の文字列で始まっているか、終わっているかを判定する際に頻繁に使用されます。
しかも、これらのメソッドはタプルを受けることが可能!
本記事では、.startswith()
と.endswith()
がタプルを受け付ける具体的な使い方について、サンプルコードを交えてくわしく解説します。
.startswith()の例
.startswith()
メソッドは、文字列が特定の文字列で始まっているかどうかを判定します。
一般的には、一つの文字列を指定しますが、タプルを渡すことで、複数の文字列のいずれかで始まっているかどうかを判定できます。
# 複数の文字列で始まるかチェック
text = "This is a sample text."
# タプルで複数の文字列を指定
prefixes = ("This", "That")
if text.startswith(prefixes):
print("文字列は、'This'または'That'で始まります。")
else:
print("文字列は、'This'または'That'で始まりません。")
上記のコードでは、text
がprefixes
のいずれかの文字列で始まっているかチェックしています。
この場合、text
は"This"で始まっているため、"文字列は、'This'または'That'で始まります。"と出力されます。
.endswith()の例
.endswith()
メソッドも、.startswith()
と同様に、タプルを受け付けることができます。
文字列が特定の文字列で終わっているかどうかを判定する際に、複数の文字列を指定できます。
# 複数の文字列で終わるかチェック
text = "This is a sample text.txt"
# タプルで複数の文字列を指定
suffixes = (".txt", ".pdf", ".docx")
if text.endswith(suffixes):
print("文字列は、'.txt', '.pdf', または'.docx'で終わります。")
else:
print("文字列は、'.txt', '.pdf', または'.docx'で終わりません。")
上記のコードでは、text
がsuffixes
のいずれかの文字列で終わっているかチェックしています。
この場合、text
は".txt"で終わっているため、"文字列は、'.txt', '.pdf', または'.docx'で終わります。"と出力されます。
まとめ
.startswith()
と.endswith()
は、タプルを受け付けることで、複数の文字列のいずれかで始まっているか、終わっているかを簡単に判定できます。
この機能は、ファイル名の拡張子チェックや、特定の単語で始まる文章の検索など、さまざまな場面で活用できます。
注意点:
- タプルに渡す要素は、全て文字列である必要があります。
- タプル内の要素の順番は、判定結果に影響を与えません。
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