株式会社HOUSE OF DATAについて
株式会社HOUSE OF DATAの設立
初めまして。
株式会社HOUSE OF DATAの横田です。
この度、設立した株式会社HOUSE OF DATAの代表取締役を務めさせて頂きます。
現在に至るまで、データサイエンスやAI、データ基盤の構築やSaaSの導入/活用に関する支援に、コンサルタント(PM)として携わってきました。
様々な支援に携わってきた中で、データ利活用に関する知見や経験が蓄積したことと、一緒に支援に携わってくれる仲間もいた為、法人の設立に至りました。
初投稿のブログということもあり、HOUSE OF DATA設立の背景について、説明させて頂けたらと思います。
設立の背景
コンサルタントとして、多くの企業の支援に携わるとともに、業務委託元として、様々なAIベンダーやSaaSのパートナー、コンサルティングファームを経験してきました。
そんな中で、幾つか思ってきたことがあります。
それが、
「凄い棲み分けを感じる、、」
AIベンダーはマーケティングが出来ないことから、折角マーケティング業務にAIを実装したのに、マーケティングフェーズからはマーケティングベンダーに案件を取られてしまったり、基盤を作れないから、という理由で、一番単価の高い組み込みフェーズでSlerに案件を取られてしまったりと、スキルセットやケイパビリティの限界から、他の業種に案件を取られてしまう場面を多々見てきました。
他方で、SIerではちょっとした検証を回すのにも、ベンダー以上の費用がかかったり、検証のアジリティが低かったり、融通が利かない場面を多く見てきました。
クライアントは、大手SIerであるという理由で、コンサルタントやエンジニアを信用しているのですが、AIベンダーでKaggleのグランドマスターとも仕事をしてきた自分としては、「本当にそんな実装で良いんだっけ?」というような疑問を覚える場面も数多くありました。
そして、SaaSのパートナーでは、AIも基盤構築も、SI全般が出来ません。
マーケターや制作業務出身者が多いことから、ちょっとしたSQLも書けなければ、データ分析も出来ません。
ですが、クライアントとしては、GUIベースで活用出来るMAやSFAが欲しい訳です。
そんな折に、どうしてもSQLを叩いたり、DWHでETLを行って、BIで可視化した方が良い場面でも、パートナーとしてはテックスタック的に手詰まりとなり、それ以上の支援が出来ないことも、多々見てきました。
コンサルティングファームは、ちょっとテックスタックがどう見ても怪しいような気がしてならない瞬間しかなかったです。
サービスを企画する力や、データガバナンスの策定、DXのグランドデザインを行って構想を策定することなどにはとても長けていて、大変勉強になりました。
また、細かいデータ分析やその速度なども凄く、お客様の期待に応えようという意思をひしひしと感じます。
ですが、具体のAI実装やBIの構築となると、なんだか「それで良いんだっけ?」といった場面によく出会いました。
大筋を描くことはとても凄いのですが、具体の各論になり、実装フェーズや保守運用でコンサルティングファーム特有の事件が起きがちな気がしています。
(勿論、そもそも大規模開発の難易度は極めて高いものですが)
以上のことを背景としながら、自分なら、それぞれの業種で棲み分けていたことを横断し、企業を支援できるのではないかと思いました。
AIを実装出来る、BIを実装出来る、基盤を構築出来る、コンサルティングも出来る、マーケティングも出来る。
そして、何より、様々な職場で出会ってきた、仲間がいました。
最後の要素が取り分け大事ですが、起業する為の全てのピースが揃っていることに気が付いて、会社を設立することにしました。
名前の由来
HOUSE OF DATAの名前の由来についてですが、それは単に私が「HOUSE OF 〜」みたいな語呂が好きな為です。
また、データを使った全ての支援に携われるメンバーが揃っているので、ファーム感や大所帯感を出したいなと思い、HOUSE OF DATAとしました。
最後に
命名は軽いノリで付けましたが、当然ながら支援は真摯に行っていきます。
去年から、生成AIの台頭が顕著になり、世間を賑わしています。
AI業界にずっといた身としては、自然言語処理領域からゲームチェンジャーが出てくることは、6,7年前くらいから予想されていたことでした。
現在のAI業界は、ずっと身を置いていれば、時代の三手先くらいまでは読めます。
これからの世界を賑わすものがAIだとするならば、三手先のAIの未来を予見できることは、相当なアドバンテージです。
また、AIによって変わる今後の世界の趨勢も、知的好奇心を刺激するような楽しい世界です。
その最前線で、多くの企業のお役に立てるよう、これからも精進して参ります。
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