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そもそもビルドとは何か
TypeScriptで開発を進めていると、「ビルド」という言葉を頻繁に耳にする。
結論、TypeScriptからJavaScriptへの変換プロセスである。
ビルドとは何か?
端的に言えば、TypeScriptにおける「ビルド」とは、TypeScriptのコードをコンパイラ(通常はtsc
コマンド)によってコンパイルし、JavaScriptのコードに変換する一連のプロセスを指す。
なぜビルドが必要なのか?
TypeScriptは、Microsoftによって開発されたJavaScriptのスーパーセット。型安全性や高度なIDEサポートなど、大規模なアプリケーション開発において非常に強力な機能を提供している。しかし、WebブラウザやNode.jsといったJavaScriptの実行環境は、直接TypeScriptのコードを理解して実行することはできない。
ここで登場するのが、TypeScriptコンパイラ(tsc
)。tsc
は、私たちが書いたTypeScriptのコード(.ts
ファイル)を読み込み、それを標準的なJavaScriptのコード(.js
ファイル)に変換する。この変換プロセスを経て初めて、プログラムが実際に動作する状態になる。
補足:トランスパイルとの関係
「ビルド」という言葉は、より広範な意味で使われることもある、TypeScriptの文脈においては、多くの場合この「コンパイル」や「トランスパイル」のプロセスを指す。トランスパイルとは、ある言語から別の言語へと変換することを指し、特にTypeScriptからJavaScriptへの変換はトランスパイルの一種と捉えられる。
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