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オブジェクトとコンポーネントって何が違うの?
最近、ReactやRailsで開発しているとよく「オブジェクト」と「コンポーネント」という言葉を耳にします。
なんとなく使ってるけど、「ぶっちゃけ何が違うの?」「同じようなもんじゃないの?」って思ったことないですか?
今回はこの2つの違いについて、解説していきます!
🧱 オブジェクトとは? – 「モノ」をプログラムにする考え方
まずは「オブジェクト」から。
オブジェクトは、ざっくり言えば…
✅ 「実世界のモノ」をプログラムで表現したもの
例えば、犬という「モノ(実体)」をプログラムで書くとこうなります:
class Dog
def initialize(name)
@name = name
end
def bark
puts "#{@name}がワン!"
end
end
dog = Dog.new("ポチ")
dog.bark # => ポチがワン!
この dog
というのがオブジェクト。
名前という属性と、吠えるという動作をひとまとめにした「犬」という実体を表現してるんですね。
Rubyだけじゃなく、JavaやPython、C++などもこの「オブジェクト指向」をベースにした言語です。
🧩 コンポーネントとは? – 「UIの部品」を作る考え方
次に「コンポーネント」。
ReactやNext.jsをやってると当たり前に出てくる単語ですが、
コンポーネントはざっくり言うと…
✅ UI(見た目+ロジック)をひとつの“部品”としてまとめたもの
たとえば、React だとこんな感じ:
function Greeting({ name }) {
return <p>こんにちは、{name}さん!</p>;
}
これは「挨拶を表示する」ためのUI部品(コンポーネント)。
再利用できるし、状態やイベントも扱えるし、まさに画面のパーツって感じですね。
🔍 オブジェクトとコンポーネント、何が違うの?
それでは本題!
比較項目 | オブジェクト | コンポーネント |
---|---|---|
何を表現? | 実世界の「モノ」 | UIの「部品」 |
含むもの | データ(属性)+ 処理(メソッド) | 見た目(HTML/JSX)+ 振る舞い(状態、イベント) |
使われる場面 | ロジック、モデル、バックエンド処理 | 画面の構成、フロントエンド、UI作成 |
主な文脈 | オブジェクト指向(OOP) | コンポーネント指向(React/Vueなど) |
例 |
User , Order , Animal
|
Header , Button , TodoItem
|
🧠 補足:「指向」ってなんだ?
ちなみに「オブジェクト指向」「コンポーネント指向」っていうけど、
これは「プログラミングの考え方(パラダイム)」のこと。
- オブジェクト指向:モノごとに処理やデータをまとめて考える
- コンポーネント指向:画面のパーツごとに機能をまとめて考える
両方とも「大きなものを小さく分けて、再利用・管理しやすくする」っていう意味では、似てる考え方なんです。
✅ まとめ:どっちも「まとめるための単位」だけど目的が違う!
- オブジェクト → データと処理のまとまり(裏方)
- コンポーネント → UIのまとまり(表)
両者の違いを理解することで、バックエンド・フロントエンドの役割やコード設計の考え方がよりクリアになります!
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