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Notionのタスク管理で必要な通知だけをSlackに届けて、非同期のデイリースクラムを実現してみた

2025/03/18に公開

プロダクトデザイナーの阪田です。

本稿では、長らく放置していたNotionからSlackに届く更新通知がノイジー過ぎる問題を解決することをきっかけに、非同期のデイリースクラム*1を実現するまでのプロセスを紹介します。

複雑な環境だったり、複雑なサービスを開発しているチームであれば、早期に問題を察知するために、15~30分程度のデイリースクラムを設けていると思います。
私たちもそうだったのですが、デイリースクラムが逆に徒労感を生むこともあり、朝会を撤廃し、非同期でも適切な報連相ができ、必要な時に必要な会議ができるサービスを開発しました。

理想に程遠い現状への苦肉の策としてデイリースクラムを導入するも、葛藤を抱え続ける

私たちのチームは、スプリントプランニングで割り振られた1週間のバックログを正しく早く消化することに全勢力を注ぎ、週1回は腰を据えて話し合いますが、細かな進捗を共有することはありませんでした。

ただ、(スタートアップあるあるの)若手中心で兼務率が高かったのもあり、リカバリーが難しいタイミングで遅延が発覚するケースが多発してしまい、朝晩のデイリースクラムを取り入れることにしました。
それからは、遅延リスクを小さくする戦略が毎日作られては実行され、状況は改善されました。

しかし、朝晩のデイリースクラムは、私にとって苦肉の策でした。同期的なマイクロマネジメントが必然的に産み出す管理者という役割が、私の理想と全く違ったのです。当時のtweetを見つけました。

https://twitter.com/709sakata/status/1547004923896004608?s=20&t=63DXEPnUP_eWj7yG4L_NzA

当時の私が「人の悩みに向き合うことをダサい」と表現したのが何故かは分からないのですが、自律するチームを理想にしているけど、チームで体現できないからマイクロマネジメントをしているという状況でした。一方で、苦肉の策が功を奏したことでマイクロマネジメントの価値も体感したのも本音でした。

遅延リスクの高いタスクの報連相が

そのような「デイリースクラムは正しいが、良くはない」という葛藤を抱えながら、非同期でも自律的に駆動するチームを支えるソフトウェアの可能性を模索し始めました。

そこで、まず私たち自身の非同期での進捗共有の課題を棚卸しすると、

  • 進捗を確認するメッセージが刺々しく、返信するのが億劫になる
  • 遅延リスクを察知しても、ネガティブレスポンスを想像して共有できない
  • 進捗が悪いことを想像して、進捗を尋ねるのが嫌になる

という状況が明らかになり、チームとして全体的に遅延リスクが高いタスクの報連相にマインドシェアが取られ、ストレスフルになっていることが判明しました。
当時の実態
当時の実態

これには、複雑なものを複雑なまま扱っていること、感情の起伏を自己管理できないこと、都合の悪い情報をオープンにできないことなどが課題として挙げられましたが、正直すぐに変えられるものではなく困り果てていました。

そして、このような状況を各所に相談する過程で大なり小なりあれど、似た課題感を持つチームが多くいることも分かりました。逆に課題のないチームは、建設的で温厚なコミュニケーションを取れていることに気付き、建設的で温厚な通訳者を通じて、億劫な報連相を手軽にするソフトウェアを開発することで遅延リスクを制御することにしました。
チャットボットでタスクの期日前後のリスクマネジメントを総合的にサポート
チャットボットで、タスクの期日前後のリスクマネジメントを総合的にサポート

解決したこと・生んだ価値

建設的で温厚な通訳者をSlackBotの「さくらさん」に委ねることで、非同期でも自律的に駆動するチームづくりを支えてもらっています。
sakura3のコンセプト
sakura3が起こす変化
sakura3が解決する課題群

株式会社和平

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