Apple Vision Pro 用の度調整可能レンズ、Adjustable VR Prescription Lenses を試してみた
度を自由に変えられる Apple Vision Pro 用インサートレンズ Adjustable VR Prescription Lenses を試してみたので使い方を記録しておきます。
購入は下記サイトより。
レンズの種類は調整できる範囲が異なる2種類があり、ホロラボでは「0 から -6」のものを買っています。
- 近視用で「0 から -6」の範囲で調整
- 遠近両用(?)で +3 から -3 の範囲で調整
入っているものは下記になります。
- レンズ
- レンズ拭きの布
- プラス、マイナスのドライバー
- 簡単な説明書
レンズ上部の金具を左右に動かして調整します。
数字は調整の度数になるので、コンタクトなどを作る際の処方箋を参照してください。
処方箋の数字がわからない場合、手で持ちながら大体合わせても大丈夫です。
調整したら Apple Vision Pro に装着します。
公式のインサートレンズと同じで磁石で固定されます。
この状態で Apple Vision Pro を起動するとインサートレンズ装着の画面が表示されますが、公式のインサートレンズのような円形のQRコードがないので「インサートレンズなし」で進めます。
動作として支障はありませんが、Apple Vision Pro のディスプレイがちらつきます。Apple Vision Pro は瞳孔間距離やインサートレンズによって表示を微調整しているので、物理的にはインサートレンズを取り付けた状態になっているにもかかわらず、システム上はインサートレンズ未装着になるため、表示に差異が生じると考えられます。
短時間の体験であれば問題ないと思いますが、長時間の装着は状況・体調に合わせた方が良いでしょう。
体験手順例
早速このレンズを使って Apple Vision Pro の体験をしてもらったので、運用例として記録しておきます。
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基本的には通常の体験と同じですが、装着前に左右両方のレンズの度を調整してもらいます。
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度の数字がわかればそれに合わせる、わからなければ片方ずつ手で持ちながらよく見える位置にスライドして調整します。
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左右両方取り付けたら装着して体験を開始します。
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起動時にインサートレンズの設定画面が出ますが「インサートレンズなし」で進めます。
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その後、手や視線の設定が始まります。体験時の設定に合わせて調整してください。
制約事項
公式に対応していないレンズのため、制約事項があります。現時点での調査事項のため、今後増減および変化の可能性があります。
- 視線操作はOK
- OpticID(虹彩認証)はNG
まとめ
実際にレンズを装着した場合と装着していない場合の両方を体験された方は「レンズがあった方が見やすくて良かった」とコメントされていました。
ただし、公式の設定ではないので、ディスプレイの表示がチラつくので、長時間や日常利用は避けた方が良い印象です。
今まではメガネがない方には裸眼でぼやけた体験しかできなかったので、どちらかというとあったほうが良いと思います。価格も$99(約15,000円)とそんなに高くないのもいいですね。
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