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序章(ポエム) エンジニアと資産運用

2021/09/05に公開

この記事で伝えたいこと

  • エンジニアスキルは、資産運用との親和性が高く、第一の資産である。
  • 時間とリソースを割けば、「コントロールしやすい収益源」を利用した資産運用の可能性が開ける。
  • 今後、Zennの読者層に向けて、ボット運用のノウハウ(=エンジニアスキルを活かした収入源の作り方)などを発信していきます。

はじめに

初めまして、Hoheto(ホヘト)と申します。
これまでブログやnoteを中心に発信を行ってきましたが、エンジニアの読者層にリーチすべく、Zenn上で発信をしていこうと思い立ちました。
Zenn上ではこれまで同様、仮想通貨におけるボット(トレードシステム)運用についての知見やノウハウを発信していきます。
これまでの発信内容については関連リンクをご参照ください。

筆者について

2人組で専業で資産運用を行っています。
ざっくりと筆者は仮想通貨での運用を担当、相方のUKI(ウキ)は株式による運用を担当しています。
筆者はもともとSIer、Web系ベンチャーを経ての独立起業組でしたが、2018年ごろから運用に専念するために専業化していきました。
普段は、仮想通貨でボット運用を行う「botter」として活動しています。統計的・定量的なアプローチを好みます。

対象となる読者

  • 時間とリソースを割いて資産運用に取り組みたい方
  • エンジニアスキルを活かして、給与収入以外の収入源を作りたい方

対象とならない読者

  • 資産運用に時間とリソースを割きたくない方

コントロールできるものとそうでないもの

巷では、世界的なインデックスに時間分散して積み立てることが「一般的な人の投資の最適解」とされています。
資産運用にわずかなリソースしか割けない場合に確度のなるべく高い方法を探すと、確かにそういう方法に行きつきます。もしも筆者が「資産運用にリソースをかけたくない」という誰かから運用方法について相談されたら、同様の回答をするでしょう。

しかし(というより当然)、30年後にあなたの資産がどの程度増えているか(減っているか)は、現時点では分かりません。
あなたの資産価値は、投資対象となった資産の価格変動リスクにさらされるからです(逆に「価格変動リスクを収益源としている」と言い換えることもできます)。

そして、この価格変動をご自身でコントロールすることはできません。
一般的な「買って持つ(Buy & Hold)」タイプの投資戦略では、あなたがコントロールできるのは「どの資産に」「いつ」「どの程度」資金を投入するか、ということ「だけ」なのですが、これすら固定してしまってリソースを削減しようというのがインデックス投資です。

コントロールできる収益源へのシフト

一方、時間とリソースをきちんと割くことができれば、世の中には「自分自身でコントロールをしやすい収益源」が存在していることに気付きます。

例えば、UKIが日本株の運用でよく使う「ロング・ショート」と呼ばれる戦略があります。
これは、相対的に上がりそうな株式を買って(ロング)、相対的に下がりそうな株式を信用売り(ショート)する戦略です。
こうすると、市場全体の価格変動の影響を取り除くことができ、相対的な価格変動の上下予測(つまりA株とB株でどちらがより上がりそうか)の精度を向上することによって収益力アップを試みることができます(株式ロング・ショート戦略について詳しく知りたければググってください)。

このケースでは、収益源を「市場全体の価格変動」から、「相対的な価格変動の予測力」にシフトしています。
こうしてコントロールできないリスクを避けることができるようになり、ご自身のスキルによって収益をコントロールできる余地が生まれるわけです。

資産運用におけるエンジニアの優位性

上下予測なんて「それができれば苦労はしねぇ!」という話になりますが、ここでエンジニアの方々の持つスキルセットが大きな武器となります。

例えば、ある程度のスキルを持ったエンジニアであれば、以下のようなことは造作もなくできると思います。

  • 過去の値動きをAPIを介して取得する。
  • 過去の値動きを自前で作ったデータベースに保存する。
  • リアルタイムに資産価格を取得する。
  • 銘柄同士の値動きの相関を観察する。
  • 機械学習用のライブラリを利用する。
  • 条件が整ったとき、プログラムから自動で発注する。

非エンジニアの方がこれらをやろうと思っても一苦労でしょう。
エンジニアスキルは資産運用との親和性が抜群に高く、エンジニアの持つ第一の資産はご自身のスキルセットということになります。

よく「個人投資家のうち9割は損をする」と耳にしますが、これは裏を返せば「上位1割に入れば残り9割の人の損失に助けられて利益を出すことができる」ということだと筆者は解釈しています。

論理的な思考力や様々なIT系スキルを兼ね備えたエンジニアであれば、ここに入り込める余地が非エンジニアの方に比べて格段に高くなるということは、想像に難くありません。

Zennでの発信について

これまで筆者はtwitterやブログ、noteで情報発信をしてきましたが、リーチできるのは主に「既に仮想通貨による資産運用に興味を持った層」でした。

Zenn上で記事やブックを公開することにより、これまでにリーチできなかった「エンジニアスキルを持ちつつ、資産運用に興味がある」読者層にリーチできることを期待しています。
エンジニアスキルを活かして何かをしたい、あるいは給与とは別の収入源を探している、という方に向けて、有益な内容をお届けできればと思います。

ただし、もちろん投資にはリスクを伴いますし、それなりの準備は必要です。いきなり「エンジニアは全員、資産運用を始めるべきだ」なんて言うつもりはありません。
筆者の記事をご覧いただき、ご自身のスキルの持つ可能性の一端を感じていだければ幸いです。

Zennではブック機能を活用して、より体系的にノウハウをまとめてみようと思っています。
それでは、今後の記事更新をお楽しみに!

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