📱 iPhoneショートカットで勤怠管理を自動化してみた【Slack Webhook活用】

🎯 はじめに：こんな課題がありました

うちの会社、勤怠管理がSlackでの報告制なんですが、毎朝「おはようございます！出社しました」って手動で打つのが地味に面倒だったんですよね😅

僕の場合、朝は結構バタバタしてることが多くて、Slackアプリを開いて、チャンネルを選んで、メンションを打って...って作業を忘れがちでした。で、後から「あ、勤怠報告忘れた！」って焦ることもしばしば。

せっかくiPhoneを使ってるし、ショートカットアプリで自動化できないかな？と思って試してみたところ、思った以上に簡単にできて、めちゃくちゃ便利になりました！

実際に作ってみると、ワンタップで「おはようございます！出社しました🏢」みたいなメッセージを、きちんと上司にメンション付きで送れるようになったので、同じような勤怠管理の課題を抱えている方がいれば参考にしていただければと思います。

✨ 完成したもの

まず最初に、実際にできたものをお見せします。

ショートカットを起動すると、こんな感じでSlackの勤怠チャンネルにメッセージが投稿されます：

@田中部長 おはようございます！出社しました🏢
現在時刻：2025年6月21日 09:15

ホーム画面にショートカットのアイコンを置いておけば、会社に着いたらワンタップで勤怠報告完了。正直、最初は半信半疑でしたが、想像以上にスムーズに動作してくれて、勤怠報告忘れがゼロになりました。

🏗️ システム構成

全体的な仕組みはこんな感じです：

1. iPhoneショートカットアプリ → 現在時刻を取得 + HTTP POST リクエスト
2. Slack Incoming Webhook → 勤怠管理チャンネルにメッセージ投稿
3. メンション機能 → 上司や人事担当者に通知

技術的には単純なHTTP APIの呼び出しなんですが、ショートカットアプリの UI で設定できるので、プログラミング知識がなくても全然大丈夫です。勤怠管理システムを別途導入するよりもコストもかからないし、既存のSlackを活用できるのが良いですね。

🚀 構築手順

ステップ1：SlackのWebhook設定

まずはSlack側の準備から。この辺りは定型作業って感じですね。

1. Slackの管理画面にアクセス
   https://my.slack.com/services/new/incoming-webhook/

2. 投稿先チャンネルを選択（僕の場合は #勤怠管理 にしました）

3. 「Add Incoming Webhook Integration」をクリック

4. Webhook URLをコピーして控える
   例：https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

このWebhook URLは秘密情報です。勤怠情報という重要なデータを扱うので、取り扱いには十分注意してください。

ステップ2：報告先（上司など）のSlackユーザーIDを取得

意外とここでハマりました😅 Slackのメンションって、表示名じゃなくてユーザーIDを使わないといけないんですよね。

1. Slackで報告先の上司や人事担当者のプロフィールを開く
2. 「...」メニューから「メンバーIDをコピー」を選択
3. U12345678 みたいな形式のIDが取得できます

どうせなら、直属の上司と人事担当者、両方のIDを控えておくと後々便利です。

ステップ3：ショートカットアプリでの設定

ここからが本番。実際に勤怠報告ショートカットを作っていきます。

🔹 新規ショートカットを作成

「ショートカット」アプリを開いて、右上の「+」から新規作成。名前は「出社報告」とかにしておくと分かりやすいです。

🔹 アクション①：現在日時の取得

「アクションを追加」→「日付」→「現在の日付」を選択。これで勤怠報告の正確な時刻が記録されます。

🔹 アクション②：日付フォーマットの調整

「アクションを追加」→「日付をフォーマット」を選択して、以下のように設定：

• 日付フォーマット: カスタム
• フォーマット文字列: yyyy年MM月dd日 HH:mm

これで「2025年6月21日 09:15」みたいな感じで表示されます。

🔹 アクション③：テキストの組み立て

「アクションを追加」→「テキスト」を選択して、以下の内容を入力：

{
  "text": "<@U12345678> おはようございます！出社しました🏢\n現在時刻：フォーマット済みの日付"
}

「フォーマット済みの日付」の部分は、アクション②の出力を選択します。

🔹 アクション④：URLの設定

「アクションを追加」→「URL」を選択して、先ほど取得したWebhook URLを入力：

https://hooks.slack.com/services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

🔹 アクション⑤：HTTPリクエストの設定

「アクションを追加」→「Webコンテンツを取得」を選択。設定は以下の通り：

• URL: アクション④で設定したURL（自動で選択される）
• メソッド: POST
• リクエスト本文: アクション③のテキスト（自動で選択される）
• ヘッダー:
  • キー：Content-Type
  • 値：application/json

この辺りは、実際に設定してみると思ったより直感的でした。

🔹 アクション⑥：完了通知（オプション）

せっかくなので、勤怠報告完了の通知も追加しておきます。

「アクションを追加」→「通知」を選択して、メッセージを設定：

勤怠報告を送信しました✅

ステップ4：動作テスト

設定が完了したら、実際にテストしてみます。ショートカットを実行して、Slackの勤怠管理チャンネルにメッセージが正しく投稿されれば成功です。

僕の場合、最初のテストで想定通りに動いたときは結構感動しました😊 これで朝の勤怠報告忘れから解放される！と。

😅 ハマったポイント

実際に作ってみて、いくつかハマったポイントがありました。

メンション形式の理解

最初、@田中部長 みたいに表示名で書いてたんですが、これだとメンションとして機能しないんですよね。<@U12345678> の形式じゃないとダメでした。勤怠報告で上司に通知が行かないと意味がないので、ここは重要なポイントです。

日付フォーマットの調整

標準の日付出力だと英語表記になっちゃって、ちょっと見づらかったんです。カスタムフォーマットで日本語表記にしたら、格段に見やすくなりました。

タイムゾーンの考慮

最初設定したとき、なぜか時刻がズレてて焦りました😅 iPhoneの設定で自動タイムゾーンがオフになってたのが原因でした。勤怠管理は時刻が命なので、この辺りはしっかり確認が必要ですね。

💡 運用してみての感想

実際に2ヶ月ほど使ってみた率直な感想です。

良かった点

• 勤怠報告忘れがゼロに: 今まで月に2〜3回は忘れてましたが、完全になくなりました
• 正確な時刻記録: 手動だと「だいたい9時頃」みたいな感じでしたが、きちんと分単位で記録される
• ストレス軽減: 朝の忙しい時間に「勤怠報告しなきゃ」って思い出す必要がない
• 上司からの評価も上々: 「いつも時間きっちりで報告してくれるね」って褒められました（笑）

改善したい点

• 土日の誤送信防止: 休日に間違ってタップしちゃうことがたまにあります
• 退勤報告の自動化: 今は出社報告だけですが、退勤報告も自動化したい
• 有給や在宅勤務の対応: 働き方に応じてメッセージを変えられるといいな

🔧 発展的な使い方

せっかく基本形ができたので、いくつか応用パターンも試してみました。

パターン1：退勤報告バージョン

{
  "text": "<@U12345678> お疲れ様でした！退社します🚶‍♂️\n現在時刻：フォーマット済みの日付"
}

パターン2：在宅勤務報告

{
  "text": "<@U12345678> おはようございます！在宅勤務開始します🏠\n現在時刻：フォーマット済みの日付"
}

パターン3：位置情報付き報告

ショートカットの「現在地を取得」アクションと組み合わせれば、どこからの出社報告かも分かります。外回りが多い営業の方とかには便利かも。

📊 実際の効果

導入前後の比較をしてみると：

項目	導入前	導入後
勤怠報告忘れ	月2〜3回	0回
報告時間の正確性	あいまい	分単位で正確
朝の作業時間	約1分	約5秒
ストレスレベル	そこそこ	ほぼゼロ

特に、勤怠報告忘れがゼロになったのは思った以上に大きなメリットでした。人事の方からも「管理しやすくなった」って言われて、これは作って良かったなと。

📋 運用上の注意点

実際に運用してみて気づいた注意点もいくつかあります。

セキュリティ面

• Webhook URLの管理には十分注意
• 勤怠情報という個人情報を扱うので、情報漏洩には特に注意が必要

労務管理面

• あくまで報告の自動化であって、実際の勤務時間管理は別途必要
• 法的な勤怠記録としては、正式な勤怠管理システムとの併用を推奨

技術面

• ネットワーク障害時は手動報告が必要
• iOSのアップデート時にショートカットが動かなくなる可能性

🎉 まとめ

iPhoneショートカット × Slack Webhookで勤怠管理を自動化、想像以上に効果的でした！

特に良かったのは：

• 設定が簡単: 勤怠管理システム導入より断然楽
• コストゼロ: 既存のSlackとiPhoneだけで実現
• 柔軟性が高い: 会社の運用に合わせてカスタマイズ可能
• 即効性がある: 設定したその日から効果を実感

正直、最初は「そこまで変わらないかも？」って思ってましたが、実際に使ってみると勤怠管理に関するストレスが確実に減りました。毎朝の小さな作業でも、自動化すると思った以上に楽になるんですね。

特に勤怠報告を忘れがちな方や、朝の時間を有効活用したい方には、ぜひ試してもらいたいです。

何か質問があれば、コメントで教えてください！他にも勤怠管理で困ってることがあれば、一緒に解決策を考えてみたいです。

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🔗 参考リンク

• Slack Incoming Webhooks 公式ドキュメント
• iOS ショートカット ユーザガイド