熱力学積分法に関する初歩的なメモ
当たり前の話かもしれません。
熱力学積分法(TI)とは?
プロンプト:
分子シミュレーションによって自由エネルギーを求める手法の1つに熱力学積分法があります。この手法について200字程度で概要を記載してください。読者は分子シミュレーションの基本的な知識があることを想定してかまいません。
回答(GPT-4):
熱力学積分法は、分子シミュレーションによる自由エネルギーの計算手法の一つで、相間のエネルギー差を直接計算します。この手法では、パラメータλにより一つの相からもう一つの相へと連続的に変化させる方法を用います。λ=0では初期相、λ=1では最終相を表現します。これらの間でλを微小変化させながらエネルギーを計算し、それらを積分することで自由エネルギーの差が求められます。この手法の利点は精度が高い点でありますが、計算コストが大きいという欠点もあります。また、適用可能なシステムは特定の状態間の変化をスムーズに表現できるものに限られます。
TIの式
実際には熱力学積分法は次のように表現される。
実際にTIで自由エネルギー計算を行う場合は↑の式に従って、
なぜ自由エネルギー差が積分になるのか?
そもそも自分は根本的に
この式はどこから登場しているのか?自由エネルギー"差"なのになぜ
シンプルなモデルとしてバネが伸びる前後のエネルギー変化に置き換える。平衡長から
となる。これは積分形式で書くこともできて、
となる。これはTIの式と同様であることがわかる。図で書くと
こんな感じ。ここではバネの例としてある状態のエネルギーが解析的に求められるため、2つの状態のエネルギー差を比べても、力の積分としてみても大差ない(むしろバネの場合は直接エネルギーを比べるほうが楽)だが、分子シミュレーションではある状態の
終わりに
考えてみればごく初歩的な話でそりゃわざわざ紙面を取って書くほどの内容ではないな・・・、と再認識しました。
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