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ITmedia AI Boostで気になったAIの活用事例

2025/02/24に公開

ITメディア社が開催されていた、 ITmedia AI Boost というイベントを視聴しました。
そこでいくつか気になったAIの活用事例があったので記載します。

活用事例

社内用のAIシステムを開発

レコチョク「社内の生成AI利用率80%」はなぜ実現できた? 全社浸透の秘訣でご紹介がありました。

レコチョクさんではAIの利用をかなり推進しているらしく、その一環として、社内用のAIシステムである、「recochat」を開発されたそうです。

社内用のAIシステムを開発されてる企業さんは多いと思いますが、プラグインの追加、利用までできるというのは珍しいのではと思いました。
調べてみたところ、プラグイン作成の記事も見つかりました。

レコチョクさんではrecochatに限らず場面に応じて他のAIサービスも活用されており、AIに対する関心の高さが伺えました。

AI研修を導入~研修生が業務改善システムを開発

【ドキュメンタリー】ダイハツ工業 現場が主役のAI開発 ~進化する京都工場に潜入~でご紹介がありました。

ダイハツさんでは、DX推進の一環として、社員に2ヶ月の地獄のAI研修を受講してもらい、その研修で実際に業務の改善に役立つシステムを開発してもらう、という試みを行なっているとのことでした。

主として工場で作業されてる方が紹介されており、皆プログラミングやったことが無いと仰られていた方ばかりだったのですが、実際に、AIで製品のラベルを画像認識して異常検知するシステムや、資材を運搬するロボットの自動運転プログラムを研修を受けた方が開発されており、驚きでした。

確かに、業務改善において、現場の人にAIを学んでもらんで実践してもらう、というのはこれ以上無く効率的だと思いました。
先見の名と、実際に実現まで持っていく手腕は流石だなと感服しました。

地獄のAI研修について調べてみたところ、スキルアップAIというサービスを活用されてるようでした。

選挙でAIを活用

AIは人の力をどう拡張するのか? 〜実社会における実践知と活用戦略〜でご紹介がありました。

都知事選で話題になった安野貴博さんの講演になります。
安野さんの公式サイトにより詳細な内容が記載されていますので、ぜひご確認ください。

選挙で上がった沢山の声をAIを活用し上手く収集する「ブロードリスニング」という手法をご紹介いただきました。
集まった声の傾向をAIで分析して視覚的に分かり易く表示したり、意見を収集し易くするために「AIあんの」というシステムを公開したりと、AIをフル活用されています。

自分も選挙にAIは活用しにくいのでは、と思っていたので目から鱗でした。
また、最後のまとめで「エージェントが間にはいることで"コミュニケーション"のあり方が変わる」と仰られていたのも興味を惹かれました。

まとめ

すでに大流行しているAIですが、まだまだ発展途上で色々な活用方法があるんだなと考えさせられました。

特にダイハツさんのAIを扱える人を増やす試みはとてもインパクトが大きいものだと感じます。
AIを活用できる人が増えて社会全体の生産性が増えるのは喜ばしいことではありますが、エンジニアやってる身からするといつ淘汰されるかと恐ろしさもあります。

「"エンジニア"の仕事は無くならない」とは言いますが、今後、"AIを使えないエンジニア"の仕事は確実に無くなると思います。
置いていかれないよう、AIの動向を追っていく必要性を再認識しました。

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