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MacBook Air (US配列) にUbuntuを入れて、変換/無変換による日本語入力切り替えをできるようにする

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なんとなく、ちょっとした作業やYoutubeの垂れ流しにLinuxの入ったノートPCが欲しくなったので、MacBook Airを中古で買ってUbuntuベースのOSであるZorin OSを入れてみました。
キーボードはUS配列ですが、JIS配列のMacのように、スペースの左右のCommandキーで日本語の入力切り替えをできるようにしてみたので、その手順をメモしておきます。

使用した環境

  • PC: MacBook Air 11-inch (Early 2015), US配列
  • OS: Zorin OS 17.3 Core
    - Ubuntu 22.04ベースなので、他のUbuntu系のOSでも同様の手順が使えると思います

参考にしたサイト

http://iranoan.my.coocan.jp/essay/pc/202104020.htm

手順

基本的には、上記の参考サイトと同じ手順で設定値を調査し、
/etc/udev/hwdb.d/<任意の名前>.hwdb を作成します。

私の環境では、以下のように設定しました。

sudo vim /etc/udev/hwdb.d/90-custom.hwdb
/etc/udev/hwdb.d/90-custom.hwdb
evdev:input:*
    KEYBOARD_KEY_700e7=henkan
    KEYBOARD_KEY_700e3=muhenkan
    KEYBOARD_KEY_700e6=leftmeta

1行目の

evdev:input:*

の部分だけ、参考サイトの記載の通りだと設定が認識されなかったので、変更しています。とりあえずMacBook Airの内蔵キーボードに対してはこれで設定が反映されるようになりました。

2〜4行目の

    KEYBOARD_KEY_700e7=henkan
    KEYBOARD_KEY_700e3=muhenkan
    KEYBOARD_KEY_700e6=leftmeta

はそれぞれ、左Commandキーを変換キーに、右Commandキーを無変換キーに、右Optionキーを左Commandキーに設定しています。

以下のコマンドで設定をシステムに再読込させます。

sudo systemd-hwdb update && sudo udevadm trigger

Mozcの設定画面を開き、「キー設定」の「編集...」をクリックし、以下のように設定します。

あとは、設定をすべてのアプリに反映するため、ログオフ&ログインすれば、JIS配列ライクな日本語入力切り替えができるようになっているはずです。

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