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最短合格への道!情報処理技術者試験 高度(論文あり)攻略法(午前1/午前2/午後1/午後2 攻略)

2023/03/01に公開

はじめに

IPAが実施する 情報処理技術者試験において、基本・応用試験合格と進んできた方々が次に目指すのは、論文ありの高度試験ではないかと思います。
しかしながら、それまでは何とか知識だけで合格できていたとしても、論文試験では CやD判定を貰うことも珍しくありません。

ここでは、経験から学んだ「情報処理試験用の論文を書く時の要点」を含む、合格のためのテクニックを書いていきたいと思います。

前提条件

  • 応用情報 または 安全確保支援士に合格できるぐらいの知識を持っている
    • 最低限の知識がないとさすがに厳しい
  • ある程度のプロジェクト経験がある または創作能力がある
    • これがあるとなお良い
  • 最低限 読める字 が書ける
    • いくら素晴らしい論文を書いても、読んでもらえなければ意味がない
  • 約二時間 ぶっ続けで文字を書くことができる体力がある
    • ずっと書きっぱなし
  • 目的は何であれ 受かりたいという意欲がある
    • やる気は重要

基本となる試験

おすすめは プロジェクトマネージャ試験の勉強をベースに、他の論文アリ高度試験に挑戦するのが良いでしょう。全てに通じます。



午前1/午前2 攻略

午前1/午前2 はマークシートです。

ここ数年の過去問を数回やれば 対策はOKでしょう。

是非1日10分とか時間を決めて 2週間ほど過去問を解いてください。それだけでかなり学習できます。

例えば 午前2の場合、 25問中 60% 正解すれば良いとなっています。
即ちそれは 15問正解で良い = 10問も間違えることができる ということを意味します。

過去問と基本知識だけで 10問以上は取れます。

特に、計算問題に関しては過去問と似た問題が数多く出る サービス問題 です。取りこぼさないようにしましょう。



午後1(記述式) 攻略

午後1に関しては、論文を含まない他の高度試験と基本的に要領は同じです。
過去問を使い、設問と答えとを照らし合わせながら確認していけばよいでしょう。設問に対する答えがどのように問題文に含まれているのか、それを見つけ出す訓練とその傾向さえ掴んでおけば十分です。

そもそも、過去問と全く同じ問題は出題されません。得意分野の問題パターンを見つけましょう。クイズ問題 だと思うのが気が楽です。

なお、答えの書き方として、

  • いくら自分が行っている業務で最善であったとしても ローカルルールはNG
    • 万人にとって 最善の答えを書くこと
  • 素直に解答
    • あれこれ考えず、できる限り問題文にある単語を使って解答することが重要

先に記載の通り、ある程度の業務知識があり、プロジェクトマネージャ試験の勉強をしていれば 攻略可能です。
但し、得意分野の問題パターンが無い場合もあります。その時は 潔く諦め、次の試験に期待するぐらいの気持ちで解答しましょう。



午後2(論文)攻略

論文対策のために、時間を決めて論文を書く練習しようと思ってみても 何気に面倒でなかなか捗りません。ここは 実際の試験 で練習するつもりで受験するのが吉です。緊張感もあり、これ以上の練習はありません。

なお、本番までに勉強する内容は、主にプロジェクトマネージャ試験の論文であり、他の試験では立場を少し変更するだけで応用が可能です。
また、ここでいう勉強は 構成と言い回し が主となります。

鉛筆を軽快に走らすために

解答用紙は 冊子状 になっています。

日頃、文字を書くことが極端に減っている場合、2時間という時間をぶっ通しで 且つやわらかい紙の上で延々と文字を書き続けることは非常に体力を消耗し、後半疲れてしまいます。

また、冊子のため、そのまま記述を続けると解答用紙が 裏移り してしまい、折角書いた文字が見づらくなってしまいす。そうなると採点者の印象も悪くなります。

そこで、これらを解決するため、冊子である解答用紙を開いて、机を 下敷きの代わり にしてください。そうするだけで文字を書く疲労度も軽減され、併せて 裏移りも防止できます。
やはり 下敷きは偉大 です。

題材とするプロジェクトについて

出題者の想定は 一カ月程度で完了するようなプロジェクトではなく 大規模プロジェクト です。
プロジェクト概要シートに記載する工数は 題材としたプロジェクトが実際どうであれ、

  • 12人 × 10カ月程度
  • 費用は一億円規模

で記載するのがおすすめです。

また、

  • 不特定多数が利用するシステムより、限定された人 が使用するシステムの方が 全体の構成もしやすい
  • プロジェクトの時期は現時点で進行中のものより、数年前に完了 しているものの方が 結果や今後の対策を求められた場合 書きやすい

といった傾向があります。

プロジェクトの概要シートサンプルは以下がおすすめです。
示現塾
受験する試験の概要シートは一度目を通しておくとよいでしょう。

論文の骨子について

骨子は 設問文から そのまま作成 すれば完成します。

例:

 1.アのタイトル
  1.1 アの前半の内容
  1.2 アの後半の内容
 2.イのタイトル
  2.1 イの内容1
  2.2 イの内容2
  2.3 イの内容3
 3.ウのタイトル
  3.1 ウの前半の内容
  3.2 ウの後半の内容

骨子は必ず描き出す前に作成してください。作成完了までの目標時間は 20分以内 です。

構成と言い回し

合格論文例などから、自分が想定しているプロジェクトに合っているものを読み込んでください。
特に、1.の冒頭は ほぼ定型 であることが分かると思います。ここは暗記しておくと書き始めで躓くことはありません。

問題文の中に、出題者が求めている 記載してほしいワード のヒントが必ずあります。見落とさないようにしましょう。

また、

概要 ⇒ 対応 ⇒ 結果 ⇒ 今後の対策

となる流れの問題が 比較的書きやすいと感じますが、ここは人それぞれです。
自分が書きやすい流れを習得しましょう。

創作

論文構成上、現実に無いものは 創作 することも必要です。

例えば、費用・時間圧縮系の問題(人員が減った・手戻りが発生したが納期は変わらないなど)の場合、

テストフェーズにおいて自社が開発したテストプログラムを採用した。
このテストプログラムは一日稼働するだけで 1年分使用した場合のあらゆるテスト結果を予測してくれる機能を有しており、これによりテストフェーズにおける工期の短縮を大幅に実現した。

と書いても何ら問題はありません。実際に存在すれば、私が是非ほしいと思うテストプラグラムです。

更に結果を書く時点でも、

このテストプログラムを採用し、活用したことで不具合もなく ~ で 私のとった施策は成功した。

と書けてしまいます。

他にも、セキュリティの問題で

ショルダーハッキングを防止するために、特定のゴーグルを着用しないと正常な画面を見ることのできないディスプレイを採用した。

などもアリでしょう。

ただ、あまりにも 現実離れ したものは避けた方が無難です。
ありそうで無いものとか、あったら便利なのになぁ という意識で創作しましょう。

文字数の稼ぎ方 と 名称

各設問には 指定された文字数以上 の文字を書くことが求められます。
ここで略称を使うと、文字数が稼げません。できる限り長い単語で文字数を稼ぎましょう。

Ex.  SI ⇒ システムインテグレーター

但し、実在する名称や商標は禁止 です。

Ex.  Microsoft Windows ⇒ M社のオペレーティングシステム

また、解答中 漢字を失念しても問題ありません。午後1のような 文字数制限は無いに等しい ので、慌てず別の言い回しで乗り切りましょう。但し、想定しているプロジェクトで使うであろう漢字ぐらいは チラ見しておいた方が無難です。

段落・箇条書き

段落替えや箇条書きは 適度 に散りばめるべきです。そうすることで文章にテンポがつき読みやすくなることはもちろんのこと、空きマスができることで、後から直前の文章の修正がしやすいという利点があります。
但し、多用しすぎると 文字数不足 となる可能性もあるので、注意してください。

設問イ/ウ の配分

設問イに書きすぎると、多くのパターンで設問ウの後半で書くことが無くなる可能性があります。
逆に設問イで設問ウのための 前振りや欠点残し をしておくと楽になります。

設問ウの冒頭

設問ウの冒頭では、自分の取った方法は成功したと はっきり断言 することが重要です。
出題者は失敗したプロジェクトの論文など一切求めていません。ここでは成功したと断言できる根拠も併せて書くことが大事です。

全体を通して

自分の立場を貫くことが最重要です。
例えば、プロマネなのに開発者のような内容ではC判定以下です。必ず 1.の冒頭で自分の立場を明記するようにしてください。

そして最後は カッコよく、

以上

で締めてください。



午後2(論文)骨子例

IPAの過去問より、非常にわかりやすそうな問題をピックアップしましてみました。

ITサービスマネージャー試験 平成22年度 問1

骨子例:分数は時間配分目安

1.ITサービスの概要とCMDB利用において発生した問題及び原因(20分)
  1.1 ITサービスの概要
  1.2 CMDB利用において発生した問題及び原因
 2.CMDB利用において発生した改善方法(50分)
  2.1 改善1 運用ルールの策定
  2.2 改善2 情報の共有
  2.3 改善3 自動通知システムの導入
 3.改善に対する効果及び評価と活用に向けた課題(30分)
  3.1 改善に対する効果及び評価
  3.2 CMDBのさらなる活用に向けた課題

ITサービスマネージャー試験 平成22年度 問2

骨子例:分数は時間配分目安

 1.ITサービスの概要とリリースの検証及び受入れの概要(20分)
  1.1 ITサービスの概要
  1.2 リリースの検証及び受入れの概要
 2.リリースの検証及び受入れ時に発生した問題と対応の内容と対策(50分)
  2.1 リリースの検証及び受入れ時に発生した問題
  2.2 問題解決時に協議した内容
  2.3 問題解決時に実施した対策
 3.リリースの検証及び受入れに発生した問題の根本原因と再発防止施策(30分)
  3.1 リリースの検証及び受入れに発生した問題の根本原因
  3.2 再発防止施策について



さいごに

情報処理技術者試験における論文攻略においては、以下が重要です。

  • 自分の行った施策がどれだけ素晴らしいか伝えること
  • 状況を知らない人が読んでも分かりやすく伝えること

この記事が 情報処理技術者試験 高度(論文あり)に合格するための ちょっとした手助けになれば幸いです。

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