MCPで日々のメモから今週のまとめを作ってもらう【Obsidian】
TL;DR
- 最近の生成 AI や MCP ツールの発展、すごいですよね
- 有効活用させるためには MCP をうまく日々のワークフローに組み込ませるプロセスが大事
- 今回は、毎日の振り返りノートを MCP 経由で AI に総括させるとどうなるか検証しました
実行環境
- Claude Desktop(Pro アカウント)
- Claude Code(Windows10 + WSL)
- MCP サーバ経由で利用しています
- Obsidian
- md ファイルを蓄積できるメモアプリとして使っています
ワークフロー
日々の気づきのメモは、Obsidian, Google Keepを使って、markdown 形式でファイルとして保存しています
今回は、1 週間分の日報 md ファイルを取り込ませて、今週の振り返り総括を作成してもらっています
MCPに接続させるまでの工程は、こんな感じ
Claude Desktop 新規プロジェクトの作成
まずは、Claude Desktop で新規プロジェクトを作り、プロジェクトのプロンプトとして以下を設定しています(Windowsユーザ向けのおまじないです)
ClaudeCodeを利用して開発します。
あなたはWSL上で実行されているため、もしユーザーからWindowsのパスが渡された場合は、自動的に/mnt/に置き換えてください。
例えば、C:が来た場合は、/mnt/cとして扱ってください。
回答は日本語で行ってください。
プロジェクトのフォルダパスは以下です。/mnt/cとして扱ってください。
C:\Users\ユーザ名\Documents\obsidian\
まずは、ファイルを取り込ませてみる
次に、以下をチャット欄に入力して、出力を確認してみます
dailyフォルダに、日々の気づきのメモを残しています。
2025-03-29.md のようなファイル名で、1日ごとに.mdファイルを保存しています。
ファイルには、見出し4(####)に、日々の気づきのトピックを分類して、
そのトピックに対応するメモを箇条書きで記載しています。
2025-03-22 から、 2025-03-29の、7日分のノートを確認して、
このノートの見出し4の気づきのトピックを集計してほしいです。
今週、私はどのようなことに良く注目していたか、の振り返りを行いたいです。
どうなる?
MCPを使って、指示通りファイルを取り込めてそうですね。
ただし、ここでエラーが発生しました。
Claude Desktop は、「7 日分のマークダウンファイルの、見出し 4 のトピックを集計してほしい」というタスクを、「javascript で、各ファイルのパスを readFile()
して、見出し 4 のタイトル別にカウントアップする」という形で処理で進めるようです。
ここで、ファイルパス読み込みエラーの解決アプローチとして、「js のスクリプト内に md ファイルの生テキストを変数内に直接埋め込む」処理に方針転換していました。
力技でReadFileエラーを解消させようとするClaudeくん
コードブロック内に生テキストを出力するようになってしまい、生成が終わる前にClaudeのレスポンスが打ち切りになりそうだったので、一度中止してプロンプトを変えてみます。
修正:指示分をより具体的に
集計処理の仕様が曖昧なところに原因がありそうなので、以下を追記して再実行させてみます。
- サンプルのインプット md ファイルをナレッジに登録した
- 生テキストをスクリプトに埋め込んではいけない
- 集計処理のアウトプットのフォーマットを具体的に指示
こうすると、上手く処理を作ってくれました。
集計のアウトプットも問題なさそうです。
出力結果
Claude Desktop の出力結果は下記になります。
メモの中で、頻出しているトピックを取りまとめてくれたようです。
# 今週の振り返り(2025-03-22~2025-03-29)
## 今週関心を持っていたトピック
1. **AI・生成AI**(31件)
- Claude Code、MCP、RAGなどの実践的なAIツール活用
- AI エージェント技術への探究
- AIの将来性と限界についての考察
2. **習慣・自己管理**(16件)
- クローズドリストとタスク管理の実践
- 「とりあえずやれることはやろう」という行動優先の姿勢
- 振り返りの方法論と習慣化
3. **ノート・知識管理**(14件)
- Obsidianを活用した知識体系の構築
- グラフビューやリンク付けのテクニック
- 知識ストックの量的拡充への意欲
4. **プログラミング・開発**(13件)
- Socket.io、React Router、DDDの実装
- テストしやすいアーキテクチャの追求
- リファクタリングの習慣化への試行錯誤
5. **記事・執筆**(7件)
- 技術記事の書き方と構成法
- アウトプットの質と読者目線への配慮
## 注目すべきパターン
1. **理論と実践の往復**
- 概念理解と具体的実装を行き来する学習スタイル
- DDDの理論学習とプラハチャレンジでの実践
2. **メタ認知の重視**
- 自分の思考・行動パターンを客観視する傾向
- 「階層高い事を考えたくなりがち」という自己認識
3. **技術と人間性のバランス**
- プログラミングスキルとコミュニケーション能力の両立
- 「心理的安全性」や「言葉のコミュニケーション」への関心
4. **整理・体系化への志向**
- チェックリスト化による作業効率化
- 知識管理の持続可能なシステム構築への模索
5. **継続的な自己改善**
- 「リファクタリングが日常に組み込まれる習慣」の探求
- 振り返りと改善のサイクル確立への意欲
## 今後の振り返りアドバイス
1. **具体的な実装成果を意識する**
- AI活用やプログラミングの知識を具体的なプロジェクト成果に結びつける
- 「考えるより行動」の姿勢を強化し、実践からの学びを増やす
2. **習慣化の障壁を特定する**
- リファクタリングや振り返りが習慣化しない原因を分析
- 「初動を簡単にする」工夫で習慣形成のハードルを下げる
3. **知識管理の質的向上を図る**
- 単なるノート数の増加ではなく、知識の構造化と活用に焦点を当てる
- 「リンク付けノートが破綻する瞬間」を回避するための持続可能な設計
4. **定期的なカテゴリ見直し**
- 今回開発した振り返りツールの名寄せルールを定期的に更新
- 関心の変化に合わせてカテゴリを柔軟に調整する
5. **行動と成果の接続を強化**
- 学んだことと実際の行動変化の関係を明示的に記録
- 「今週学んだことで何をいつ実践したか」という視点を追加
グラレコ生成プロンプトで 1 枚もの画像に変換する
こんな感じでまとめてくれました。
見栄えが良いので、全体像を簡単に掴めますね!
(日付とか、文字化けとか、ツッコミどころもありますが・・・)
総括
- 生成 AI を介入させることで、俯瞰的な振り返りが簡単にできるようになった
- アジャイルな日報・週報・月報が効率的にできそう
- 週のスプリントごとにバックログなどを用意して取り込ませてもよいかも
- 気づきのノートをテキストファイルで残すモチベーションがより上がった
- MCP を介することで、「自分の気づき」以外の様々な情報を取り込めそう
- 「行動したこと」:Github、Jira 等の活動記録から
- 「最近起きたこと」:Perplexity や RSS フィードのストック記事から
- 「専門家の知識」:Web ページ情報や、組織ナレッジの RAG から
- プロンプトの調整
- 集計結果の md ファイルと.py ファイルが気づいたら保存されていた
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