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クラウド型ジョブスケジューラーサービスの主な機能まとめ
はじめに
クラウド型ジョブスケジューラーサービスは、クラウド上でジョブ(業務処理プログラムなど)を、業務ごとのカレンダーに合わせて自動実行(起動)できるサービスです。本記事では、主な機能を簡潔にご紹介します!
機能一覧
ジョブのスケジューリングと運用
ジョブの実行スケジュールや状態を管理するための機能です。
・カレンダー作成
・柔軟なスケジュール設定
・ジョブの運用状態の切り替え
・ジョブの予定と実績確認
クラウド連携
イベントを使用してクラウド上のジョブを実行(起動)するための機能です。
・イベント連携
サービス利用のための管理機能
クラウド型ジョブスケジューラーサービスを安全・便利に利用するための管理・補助機能です。
・ログ保存と監視連携
・ユーザー管理
・セキュリティと認証
・利用状況の確認
・設定のエクスポートとインポート
機能概要
カテゴリごとに、各機能の概要を簡潔に紹介します。
ジョブのスケジューリングと運用
ジョブの実行スケジュールや状態を管理するための機能です。
カレンダー作成
- 祝日や会社の休日を反映した年間カレンダーを簡単に作成できます。
- 運用日・休業日をカレンダー上で直感的に設定可能です。
柔軟なスケジュール設定
- 毎日・毎週・毎月など、柔軟な繰り返しスケジュールを設定できます。
- 1時間ごと・10分ごとなど、細かい間隔にも対応しています。
- カレンダーに合わせて、休業日を自動的に実行対象外にできます。休業日に当たる場合の振り替え実行もできます。
- 一時的なスケジュール変更・中止・追加も簡単です。
こちらについて興味ある方は、以下の記事もご覧ください。
ジョブの運用状態の切り替え
- ジョブごとに「稼働中」「停止」を切り替えられ、運用の一時停止も簡単です。
ジョブの予定と実績確認
- ジョブの実行スケジュールや実績を、一覧表示やマンスリーカレンダー形式で確認できます。
- ジョブの状態(正常終了・異常終了・未実行など)もアイコンで一目で分かります。
こちらについて興味ある方は、以下の記事もご覧ください。
クラウド連携
イベントを使用してクラウド上のジョブを実行(起動)するための機能です。
イベント連携
- Amazon EventBridge経由でお客さまのAWSアカウントにイベントを送信します。クラウド上の既存のアプリケーションと簡単に連携できます。
- イベント送信時に追加データ(JSON形式)の付与も可能です。
こちらについて興味ある方は、以下の記事もご覧ください。AWSでの設定方法について詳細な記載があります。
サービス利用のための管理機能
クラウド型ジョブスケジューラーサービスを安全・便利に利用するための管理・補助機能です。
ログ保存と監視連携
- クラウド型ジョブスケジューラーサービスが出力する操作履歴やジョブのイベント送信の失敗などのログをAmazon EventBridge経由で保存できます。
- Amazon CloudWatchなどと連携し、操作履歴の確認や、ジョブのイベント送信の失敗を検知することができます。
ユーザー管理
- クラウド型ジョブスケジューラーサービスに最大50名までユーザーを作成できます。チームでの共同利用が可能です。
セキュリティと認証
- TOTP(二要素認証)を用いてクラウド型ジョブスケジューラーサービスにサインインできます。
- メールアドレス確認による本人認証も可能です。
利用状況の確認
- 月ごとのジョブ実行数や利用料金など、クラウド型ジョブスケジューラーサービスの利用状況を画面で確認できます。
設定のエクスポートとインポート
- クラウド型ジョブスケジューラーサービスで作成したジョブやカレンダーの設定をファイルでエクスポート/インポートできるため、バックアップも簡単です。
おわりに
クラウド型ジョブスケジューラーサービスは、業務カレンダーに基づく柔軟なスケジューリングや、AWSとの連携など、日々の業務自動化をサポートする機能を備えています。業務効率化や運用の安定化の一助となれば幸いです。
参考リンク
- 株式会社日立ソリューションズ
- クラウド型ジョブスケジューラーサービス
https://www.hitachi-solutions.co.jp/jobschedulerservice/
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