AZPower株式会社を退職しました。
こんにちは。今回はみなさまに大切なご報告がございます。
私、森 博之はこのたび、2024年8月末日をもちまして、AZPower株式会社を退職することになりました。
考えてみれば、アウトプット活動をはじめてからのはじめての正社員だったこともあり、実はエンジニア人生としては初の退職エントリになります。
退職の時期について
実は、7月末にはすでに業務引継ぎを終えており、8月は有給休暇の消化期間となりました。
本日、8月28日は手続きのための最終出社を行いまして、このあと正式に退職となります。
振り返れば、2020年3月のコロナ禍前に入社してからのAZPowerでの約4年間は、私にとって大きな成長と挑戦の日々でした。
AZPowerでの経験
在職中は、クラウドサービス開発本部の本部長として、複数のSaaSプロダクトのサービスをリードする機会に恵まれました。
その経験は、喜びと苦労が入り混じった、かけがえのないものでした。
成功と挫折-サービスの盛衰
最初に手をつけたのが現存サービスのリファクタリングでした。
ほぼスクラッチから再構築を始めたサービスが、開発チームとユーザーとの二人三脚で作り上げ、多くのユーザーに利用していただけるまでに成長したことは、まさにこの仕事冥利に尽きる経験でした。
最終的には5万ユーザーを超えるまでのサービスとなり、ユーザーの方々からのフィードバックを受け、開発チームで議論を重ね、日々改善を重ねていく過程は、まさにものづくりの醍醐味を感じられるものでした。
一方で、市場ニーズの変化により、やむなくクロージングとなったサービスもありました。
これは辛い決断でしたが、ビジネスの厳しさと、常に変化に適応する必要性を学ぶ貴重な機会となりました。
最新技術への挑戦
さらに、話題となっていた生成AIを用いたサービス構築にあたって、そのサービスのスキーム作成に携わることができたのも、非常に刺激的な経験でした。
急速に進化するテクノロジーの最前線に立ち、その可能性と課題に向き合えたことは、私のキャリアにとって大きな財産となりました。
こうしたSaaSプロダクトのさまざまな局面 - サービスの立ち上げ、サービスのリファクタリング、そしてサービスのクロージング - を経験できたことは、プロダクトマネージャーとしての私の成長に大きく寄与しました。
退職を決意した理由
今回の退職を決意したのには、いくつかの理由があります。
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サービスの成熟
私たちのサービスは成熟期に入り、信頼できる現在のチームメンバーによって、十分に課題解決が行える体制が整いました。 -
キャリアの転換点
「次のフェーズにチャレンジできるギリギリの年齢」という自覚が芽生え、現在がそれを実行できるタイミングではないかと思うに至りました。 -
新たな環境への挑戦
これまで長くこのIT業界に身を置き、これまで多くのエンジニアから受けた恩義に対して、この業界でできることはないものか、新しい環境で新しい仲間に刺激をもらいながら何か残せない模索したいと考えました。
最後に
AZPowerでの4年間は、私のキャリアにおいて非常に重要な時期でした。
共に働いた仲間たち、サービスを利用してくださったユーザーの皆様、そして会社に心からの感謝を申し上げます。
これからは新たなフィールドで、ここで得た経験と知識を活かし、さらなる挑戦を続けていきたいと思います。
また、プライベートではこれまでと変わらず、記事執筆や勉強会などの登壇といったアウトプット活動を続けていきます。
今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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